今週の『GIANT KILLING』#59
2008.03.19 23:43
今週は、木曜日が春分の日のため、モーニングの発売日が1日早くなっています。
・・・なので、こちらの更新も1日早いです(笑
今週号は、いきなり日本代表・ブラン監督のアップから始まります(笑
何かに対して、ご立腹の様子のブラン。
それというのも、先日の大阪vs甲府。
大阪が8-0という、普通ではなかなかお目にかかれない、大差がついた試合を全部見れなかったからのようで、スケジュールの管理をしているサッカー協会の人(?)に、ドラ焼きを食べながらも文句を言うブラン。
協会の人は、言うことがコロコロ変わるブランに不満(&不安w)を感じつつ、それなら次の視察予定であるETUvs大阪をキャンセルしていいのかと、ブランに尋ねたら・・・
「何言ってんだい 行くに決まってるじゃないか」と、ブラン。
ダルファーとソノダくんの関係とは違い、協会の人はブランの心を全然把握してないようで・・・。
視察の見どころとして、ブランは、いい状態の大阪を見ておきたいというのと、そして何よりも、その大阪相手に、ETUはどんなフットボールを見せてくれるのか。達海に対して期待感を抱いているようです。
さて、ところ変わりまして、ETUの練習場。
達海は、選手たちに、大阪戦の作戦について、そのプランを説明していたようです。
その作戦について、「質問ある人―」と、まるで小学校低学年の先生のように、選手たちに問いかける達海。
その選手たちの表情は、(その作戦の内容について?)何やらあっけを取られて、言葉も出ないといったように見えます。
そんなところで、(王子は達海の策を絶賛してたりもしてましたが、とりあえずスルー)黒田は・・・
「あんたの作戦は面白れえんだけどよ
そんなに上手くいくもんか?」
と、達海に疑問を投げかける黒田。
「どうしたクロちゃん自信ねえのか?」と、黒田を茶化したりもしましたが、達海は、上手くいくもいかないもお前ら次第、上手くいくと思ってるからこの作戦を立てたんだということを選手たちに言います。
(赤崎の突っ込むシーンは省略)
さらに達海は、黒田が作戦を面白いと言ったことに触れ・・・
まずは、選手たちが面白がれるかどうか。
面白いに試合にできれば、観客も盛り上がり・・・
選手たちもさらに楽しくプレーできる。
そんなときに・・・
自分の想像を越えたいいプレーができる。
その結果、自分たちが、今季負けなしの大阪を初めてやっつけることになると。
お得意の心理マネージメントで、選手たちの心を高揚させていき、練習へと向かわせる達海。
(このあたり、適当に省きながら書いてしまいましたが、ここの流れは作品的にいい場面なので、実際にご自身で読んで楽しんでくださいw)
さらに、場面は変わって・・・。
試合当日。
隅田川スタジアムへと、足を運ぶETUのサポーターたち。
そんな中、ひとり異常なまでにテンションアップしているのは、コータくん。
逆に、友達のヨシオにテッタは、現実的な見方をしていて、4トップとか言ってスゲー攻撃してくる大阪相手にETUのDFが止められると思うかとの問いに対し、ふと我に返り、テンションダウンするコータ。
そんなところに、車でスタジアムへやって来たのはブランでした。
ブランだと気付いた子供たちは、ブランのいる方に向かって、ダッシュして行き、それを見たブランもサインに応じようとするものの、協会の人に止められ、仕方なしにその場をあとにするブラン。そんなコータたちの横から、「あんまりウチの選手代表に呼ばんといてや!」と叫ぶ大阪サポ。
ブランが試合を見に来ていることを知った子供たちは、もし、この試合でETUの選手が活躍したりしたら・・・
ETUから日本代表選手……!!
と、急に心躍らせる子供たち(笑
とっても楽しそうです。
そして、スタジアム内。
いつもの戦闘服(ジャケット)が見当たらず、探して回っているうちに、なんとばったり出くわしたのは、ダルファーとソノダ君!
「やあ 久しぶりだね タケシ・タツミ」
「ヘロウ」
お互い、戦闘モードでにらみ合っているところで・・・
来週号へと続きます!
■ 私的雑感
えーっと、今週はいろいろありますね。
まずは、久々登場のブランからいきましょうか。
いつもながら(?)の気まぐれで、サッカー協会の人と思われる人を翻弄するブランは、楽しませてもらいました。
ダルファーとソノダくんような息のぴったさとは、正反対に描かれているのが面白かったですね。
扉絵のドラ焼きとETUの試合とをかけたと思われる、"美味しいものには目がない"のコピーは上手いなぁと思いました。
それと、子供たちとのシーンもよかったですねー。
まぁ、たぶん、子供たちは、サインしてもらえなかったとしても、王子の件があるし、好感度は下がることはないから大丈夫だと思いますよ?(笑
ブランがここが再登場したということは、子供たちの話もあるように、ETUから代表選出といった展開のフラグになるかもしれないですね。
個人的には、もしETUから代表が選ばれるとするなら、椿を本命視してますが(たぶん、王子は選ばれても行きたがらないと思うw)、バッキー場合、代表合宿に行ったとしても、濃ゆいキャラの周囲の選手たちに圧倒され、ダメなプレーしかできなくて、自信を喪失して戻ってきそうだよなぁとか考えてたりします(笑
今後、代表関連の話は出てきそうな感じなので、どのように描かれていくのか、楽しみにしたいですね。
※
今回、一番輝きを放っていたのは、コータたちかなぁと思います。
ほんと、すごくイキイキしてるし、そんな姿を見ていると、こっちもなんか、大阪戦へ向けて、ワクワクしてきてしまいます。
コータのテンションアップ→現実に戻ってダウン→代表選出の話でまたアップ
という、流れがすごくよかった。
ジャイキリを、まるで自分がETUサポにでもなったかのような気持ちで読んでいくことができるのは、スタジアムの観客たちにしても、コータたちにしても、クラブを応援する人たちの姿を楽しそうに描いてくれているからってのが大きいですよね。こういう楽しさは、他の作品にはない、ジャイキリならではの魅力だと思います。
※
次号以降へ向けて。
大阪は、本当に4トップなようですが、それに対し、達海はどんな作戦で対抗しようというのでしょうか?
選手たちの反応は、懐疑的なようでしたが、そこから達海が、選手たちをしっかりとモチベートして、士気を高めていく場面はよかったです。
王子が素晴らしいと思ったと言ってるってことは、それなりに王子の見せ場はあるって考えていいんでしょうか? 達海が何かを起こすときなので、椿あたりにも見せ場がありそうな気もします。
赤崎の"数より能力の差が問題"発言は笑ってしまいましたが、
今後ザッキーにそのような発言をさせないためにも、両サイドバックの奮起にも期待したいです。
あと、そういえば、クロは達海に対して、普通に接してますね。
あとは、大阪の4トップの戦い方と、達海の立てた作戦が、サッカー描写的に、リアリティの路線として"納得"できる形であってもらえればと思います。まぁ、それもたぶん大丈夫だと思ってます。
大阪戦に向けて、読んでるこっちもテンションが上がってくる回でした。
来週は、キックオフになるのか、達海とダルファーのやり取りが続いていくのか分かりませんが(達海の「ヘロウ」は妙にツボにハマったw)、早く続きが読みたいですね。
今週は、モーニングの発売が1日早かったので、来週号は1日多く待たなければならないのか・・・。
この1日が大きいんだよなぁ。
ちょっとだけ追記。
大阪vs甲府のスコアは、8-0の大差でしたが・・・
大差をつけて勝利したチームって、その次の試合、案外あっさり負けちゃったりする(負けないにしても苦戦する)っていう印象があります。あくまで、印象ですけどね。ちなみに、リアルJリーグでの一試合一チームの最高得点を調べてみたら、9得点でした(1998年4月15日C大阪vs磐田の1-9というスコア)。
甲府が大差で負けてしまったのは、失点を重ねて、集中力が切れてしまったというよりは、あくまで真っ向勝負挑んで攻めて行ったからこそ、後半も同じように失点を重ねていったんですよ。きっとそうに違いない!(笑
タグ : GIANT-KILLING
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