『野洲スタイル』 / 山本佳司
2007.01.05 22:44
今年はすでに3回戦で敗退してしまいましたが、昨年の高校サッカー選手権で優勝した野洲高校の監督である、山本佳司監督の書いた本です。
山本監督が就任したときは、部員がたった12人だったという野洲高校のサッカー部を全国制覇に導くまでの道のりや、監督がクリエイティブなサッカーを目指すルーツ、サッカー観などについてが熱く語られています。
選手のことを第一に、ポジティブに自分たちの長所を生かしたスタイルを貫こうとする考えた方は、私も共感できるものがありますね。山本監督の飾らない性格も、私は結構好き(笑
すごく、興味深く読ませてもらったんですけど、書いてる内容的には、過去に掲載されたスポーツナビの記事と重複してる部分が多かったりしますね・・・(^^;
なので、雑誌などで山本監督の記事を熱心に読んでいるような方には、 少し新鮮味に欠けるところはあるかもしれませんね・・・。
それと、あまりコアなサッカーの話もそれほどないので、そのあたりを期待している人も、肩透かしを喰らうかも。
あと、少し内容はそれますが、読んでいて改めて、『エリアの騎士』は、野洲高校のコピーなんだなぁと。てか、山本監督の言ってることそのまんまじゃんみたいな・・・(^^;
そのへんの話は、別な機会にするとして(笑)、野洲高校のサッカーを見て、山本監督に興味を持ったと言う方は、監督の個性あふれるスタイルは十分に伝わってくるので、読んでみてはいかがでしょうか? サッカーに詳しくなくても、読めるないようだと思います。
コメント
メンバー的なことに加え、世間的な注目度も高くなって、野洲スタイルの研究もされてくるだろうし、プレッシャーも今まで以上にかかってくることでしょう。
そういった中で、どれだけセクシーフットボールを貫けるのか・・・という意味でも、来年真価が問われるような気がします。
野洲のサッカーは、本当に見ていて楽しいので、また来年、県予選を勝ち上がって、選手権で再びセクシーフットボールの真髄を、私たちに魅せてほしいですね(^^
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今年のメンバーには去年の優勝メンバーが3人いましたが、今年のレギュラーで下級生は1人だけ。スター選手のいない来年こそ、野洲スタイルの真価が問われますね!!