今週の『GIANT KILLING』#51
2008.01.25 22:59
申し訳ないです。
モーニング発売の翌日になってしまいましたが、今週も張り切って更新したいと思います!
単行本4巻は、"大絶賛で発売中"だそうです。
モーニング本誌に、広告ページがあります。
王子は、それよりも愛車のマセラティの話がしたいらしいですが(笑
それともうひとつ、本誌の目次ページにある、梅吉先生の切り絵の1コママンガが、ジャイキリネタとなっています。
その内容は、本誌の方でチェックしてほしのですが、私と似たようなことを考えてたことがあったので、笑ってしまいました。梅吉先生は、新しく始まった、2ページの連載の方も頑張ってほしいです。切り絵で2ページマンガ描く(切る?w)って、すげーと思います。
さて、本編の方にいきましょう。
先週は、新キャラFW・夏木の登場で、セリーの立場はどうなる?
というお話でしたが、果たして今週は・・・?
仕度をすませ、練習場に姿を見せている夏木。
その頃達海は、なぜか布団の中でした(笑
達海を起こしに来た有里は、すでに達海が夏木と会っていることに驚きます。 そこで、早朝の出来事を話す達海。実は、それ以前にも、達海と夏木は電話で言葉を交わしていたようで、そんな達海の夏木に対する印象は・・・
「あいつ変だろ有里」
それに対し、もう練習が始まるって時間に、布団の中にいる達海を、苦笑しながら突っ込むしかありませんでした(笑
確かに、夏木は早朝のピッチをゴロゴロしている変なヤツではありますが、決してただの変なヤツではありません。
昨シーズン、怪我で半分しか試合に出ていないにもかかわらず、ETUで一番点を獲った男でもあるのです。
そんな夏木は、練習場で他の選手たちと談笑しています。 その様子を見て、その輪に恐る恐る近づいていく世良の姿が。
夏木は、前日の試合でゴールを決めた赤崎と話しているところ、自分が肩を組んだ相手が世良であることに気付き、今度は世良に絡み始めていきます。
身長のことを話題にされ、そのことを気にしている世良は、その無神経さに辟易としますが、話はそれだけにとどまらず、堺を押しのけてスタメン張っていることについて話し始める夏木。
その様子に気付き、「あ?」と夏木たちの方を振り返るのは堺。
(一瞬の微妙な間を置いて)
「いや 違うんス堺さん!」
と、すかさず、今度は堺のフォローに回る夏木。
・・・とまぁ、こんな感じでとにかく、夏木はうるさい男で、それには"あの黒田"も辟易としている様子。そんな、夏木の相変わらずと思われる光景を見て、ちょっと、何か思うところがあるような表情を浮かべているのは村越でした。
で、達海と松ちゃん以外のメンバーが揃ったところ見て・・・
「夏木陽太郎 めでたく今日からETUに復活します」
と、力強く宣言。
そして一方、その場にはいなかった、達海と松ちゃん。
そこでも、話題は夏木のことでした。
松ちゃんは、昨シーズンからここまで夏木が戻ってくるまでの出来事をおさらい(雑感部分の方でまとめます)しつつ、みんなが揃う練習場へ向かいます。
そして達海が、練習場に現れるやいなや、改めて、元気いっぱいに挨拶をする夏木。ですが、それをサラッと受け流し(笑)、達海はその日の練習内容についての説明を始めます。
そんな達海のつれない態度に、不安を感じる夏木を尻目に、夏木にとっては怪我明けの上に新監督であること、それに対し自分はここまでスタメンを張ってきて、1ゴールも決めていることに、アドバンテージを感じ、何とか前向きに自信を持とうとする世良。
そして、練習へと移っていくわけですが。
復帰したばかりということで、当然別メニューの夏木。
その夏木ことを話しながら、試合翌日なので、軽めのランニングで調整する、前日の試合出場組の面々。
その内容は、相変わらず、悩みもなく元気そうな様子についてでしたが、村越は、決してそうではないということを話し始めます。
何でも、達海が監督に就任してから、夏木はやたらと村越に電話をしていたそうで、新チームが目指すサッカーについてや練習内容、FWに求められているものなどを訊いてきたとのこと。
8ヶ月も戦線から離脱し、実質マイナスからのスタートとなる夏木は、気合十分といった様子で・・・
「負けてらんねーなお前ら」
と、世良と堺(並走している)に向かって村越は言いますが・・・
「負けねえっスよ!! 俺だってFWなんだ!!」
と、力強く言い返す世良!
・・・けど、結局それも、周囲に茶化されてしまうのは、世良らしいキャラクターといったところでしょうか(笑
場面は、夏木にへと切り替わり・・・
他の選手たちが練習している様子を見て、俺もあっちで・・・と、コーチの徳井にやんわりお願いするものの、無茶するからダメだと、怒られてしまう夏木。
少しでもアピールしときたいのにと、ちょっぴり不満そうな夏木。
そんなとき、自分の方を見ていることに気付いてしまった夏木は、徳井コーチに動き出しの感覚をつかみたいからと、高めのバウンドのロングボールを蹴ってくれと要求します。
いいけど無茶するなよと、念を押しつつも、夏木の要求通りにボールを蹴る徳井。
けど、夏木は当然、コーチの言うことをおとなしく聞くわけもなく、達海にアピールするために、思い切ってジャンピングボレーをしてしまいます!
シュートは、豪快にネットに突き刺さり・・・
「みっ… 見たか――っ!!」
徳井は、夏木の暴走に激怒します。
が、会心のシュートを放ち、満足な表情の夏木。
けど・・・
「み… 見てね――」
達海は、違うところを見ていた様子で、残念、アピールに失敗の夏木・・・
のはずでしたが、その一部始終は、世良がしっかりと見ていたようで、どこが怪我明けだよと、その動きの良さに驚愕する世良。ある意味、アピールは成功したと言えるかも?
このままだと、世良は本当にレギュラーを奪われてしまうのか?
そのあとの展開は、また来週ということになります。
■ 私的雑感
今回は、夏木陽太郎という選手の正体についてを中心に描かれる回となりました。
その夏木について、明らかにされた部分について、ちょっとまとめてみたいと思います。
昨シーズン、チームの得点王だったということ(8~10点ぐらいか?)。
ですが、試合に出場したのは、シーズンの半分で、その後は靭帯をやってしまい(具体的な怪我の箇所と内容についての記述はなし)8ヶ月チームを離脱(悪化させて2ヶ月延長させてしまった期間も含む)。んで、チームから隔離されていたのは、皆といると我慢できないという理由から(それも、今週号を読むとよく理解できるw)。
怪我をする前は、本当に絶好調だったそうで、得点王争いに絡めるほどだったとか。"ここぞ"の場面で決めてくれる、頼れるストライカーって感じだったようですが、具体的にどんなタイプのFWであるかは、明らかにされていません。
いかにも、ジャイキリという作品らしいキャラクターの持ち主と言えると思います(このあたりは、マンガ的でありますね)。
けど、新監督へと代わり、8ヶ月間もチームから離脱していたということで、自分の置かれている立場に、危機感はあるようです。
それよりも、私が一番びっくりしたのは、"堺よりも年下だったのかよ!"ということでしょうかね(笑
選手の年齢については、だいぶ、相対的な序列は分かってきたので、それについても、後日まとめておきたいと思います。夏木は、なんだかんだで26歳ぐらいってところでしょうか?
※
今後のストーリーの焦点は、FWのポジション争いってところになってきそうです。
世良の発言から、1トップがほとんどということが明かされましたが、"ほとんど"と発言してるってことは、2トップもアリであることが窺えます(これまでは、おそらく、途中交代によるオプションがメインかと思いますが)。
仮に、2トップとするなら、スタメンを追われるのは、丹さんである可能性が高そうかな(先週号で、世良に交代だと教えていたのが丹さんなのも、ちょっと意味深?w)。個人的には、王子のパフォーマンスが低いときに、替えられてしまう・・・なんてシーンも見てみたいですが(「きちんと仕事しないと交代させるぞ、吉田!」とハッパをかけられるシーンとかも)。
それらを踏まえて、達海がどのような選手起用をしていくのか。
選手間のライバル関係というのも、面白くなってきそうな気がします。
夏木は、たぶん、昨シーズン一気に実力が開花した選手だと思うのですが、それにしても、シーズンの半分は出場してないとはいえ、FWにまで頼れる選手がいるんじゃ、ますますETUは"弱い"チームのイメージが薄れてしまうよなぁ・・・。ましてや、今シーズン前、他の主力も放出してるんですよね?
そうなると、王子のきまぐれによる、試合によってのパフォーマンスレベルのバラつきが、自分の思った以上に大きかったということで、とりあえず、脳内補完しておくことにします。
夏木がすごいことは今回分かりましたが、何とか世良にも意地を見せてもらいたいものです。もちろん、堺にもね。
※
あとは、箇条書きにて
- 前年ETUの7番をつけていた、元アルゼンチン代表というフェルナンドがいくらだったのかが気になります。けど、元代表といっても、キャップ数1とか2ぐらいの選手な気がするw
- ETUの前年度のユニのパンツが白でしたね。シーズンによって、微妙にマイナーチェンジされてるところにこだわりを感じます
- 試合翌日の練習メニューは軽めに・・・って、ここは普通でしたね(笑
- ザッキーが得点したのは事実だったようでよかった。けど、ゴールシーンが見たいです!
- 松ちゃん、カネやんに続いて3人目のコーチとして徳井が登場。まとめ記事に追記しておかなければ
・・・ということで、来週号が何が描かれるのかは分かりませんが、FWのレギュラー争いの行方をどう描いていくのかを、楽しみに見ていきたいと思います。また、次の1週間が待ち遠しいなぁ。
タグ : GIANT-KILLING
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