今週の『GIANT KILLING』#50
2008.01.17 20:56
祝・連載50回記念表紙&巻頭カラー
というわけで、普段朝起きるのは苦手な私ですが、サッと起きて、パッと着替えて、先週号のコータたちごとく、寒い中近所のコンビニへ走り、速攻で入手してきました(笑
せっかくの記念ですので、(熱烈なファンであるなら)単行本派の方も購入してみてはいかがでしょうか?
目次ページに、ツジトモ先生のコメントも載ってますので、そちらも忘れずに。
そして、コミック4巻は1月23日、すなわち、来週の水曜発売になります!
初版限定ステッカー付きが欲しい方(I ETUステッカー)は、早めに購入しておきましょう。
さて、本編の方にいきましょう。
ワクワクしながら表紙をめくってみると、そこには王子の顔が。
そんな、王子の表情を見て・・・
「よ・・・読めん」
とは、相手GK。
どうやら、場面はPKのようです。
王子の蹴ったPKは、相手GKの逆を突いて、ゴール左隅に決まります!
これがETUの・・・、えっ、3点目??
後半35分の時点でスコアは3-1でETUのリード。
しかも、王子が大活躍のようで、1点目は赤崎へのスルーパス、2点目はフリーキック、3点目のPKも王子のパスが相手のハンドを誘ったのがきっかけとのことで、2得点1アシストの大活躍。
皆(自分含むw)が王子に酔いしれる中、"試合中やたら集中が切れるのと、守備への意識がもう少しあれば、確実に代表に呼ばれる逸材だってのに……"と、嘆いているのは松ちゃん。
残り10分であることを確認した達海は、堺(9番、漢字で名前出るのは初めてですな)を世良に代わって投入します。
交代させられた世良は、ベンチで悔しがりますが、世良にとって、この後、もっと大きな出来事が起こるとは、このときは知る由もありませんでした・・・。
ここで、場面はピッチの中へ。
ボールを持つ丹波を追い越し、オーバーラップする清川へパスが出て、中央にクロスボール。それを堺がボールをトラップしますが、そこからシュート体勢へは持っていくことができません。
そこに、「堺(サック)!!」と、自分を呼ぶ声に気付いた堺は、ボールをその声の主に落とします。
そのボールに、走りこんできたのは・・・
王子だーーーー!
左足でダイレクトに振りぬいた強烈なシュートは、ゴールマウスの左に外れ、惜しくもゴール、すなわち、ハットトリックはならず~。
・・・と、そこで試合は終了。
3-1で勝利を収め、今期ホーム初勝利となります。
勝利に喜ぶ人々。
そんな中、ちょっと控えめに喜ぶ、スタジアム初参戦(?)の山さん、パッカくんの肩にガシッと手をかけ喜ぶ達海の姿が印象的でした。
・・・
ある日の朝。
次の対戦相手の研究をしていた(?)達海が、眠そうに部屋を出てきます。 どうやら、徹夜明けのようで、頭をシャキッとさせるため、クラブハウスの外に出てみると・・・
そこには、ピッチの上で笑ったり、泣いたり、寝転び転げ回る何やら怪しい人物が!
タチの悪い酔っ払いだと、110番通報しようとする達海の様子に、焦ったその謎の人物は、ETUの選手で久々で嬉しかったからつい・・・と必死に言い訳(笑
ですが、このふたり。
もしかして、面識ある・・・? って感じの描写がありました。
そして、場面は変わり。
「チィ――――ッス」
赤崎が「うっさいなー」と、少し迷惑そうにする中、元気さをアピールしながら、練習場のロッカールームへとやってきたのは世良。
次の横浜戦に向けて、意欲を見せる世良でしたが・・・
ここで、先程書いた、世良にとって大きな出来事が起こります。
ふと、何かに気付いた様子の世良の視線の先には、今まで、作中見かけたことのなかった、11番の選手の着替えた形跡が・・・。
「あ 戻ってきたみたいっスよ 夏木さん
今日から練習参加だって」
と、赤崎の言葉を聞いて、事態がよく理解できてない様子(?)の世良。
この先程ピッチの上で不審にゴロゴロと転がりまわってた夏木という男。
どうやら、ETUのFWの選手のようですが、この男の実力のほどは?
レギュラー剥奪の危機にさらされた、世良の運命は?
以下、来週号に続く!
■ 私的雑感
おおっ、新キャラ来ましたねー。
今週号の前半部分は、札幌戦&王子大活躍の話で、後半部分は、新キャラ登場でFWのポジション争いはどうなるんだといった、来週以降への布石のなる内容で、見どころが非常に多く、すげぇ面白かったです。
・・・って、なんだよー、せっかく、登場人物についてまとめ直したばっかりなのに、また直さなきゃいけないじゃないですかー。
・・・なんて(笑
私の方は、なんだかんだで楽しんで作業してますから、全然問題ないですけどね~。というか、自分がジャイキリを楽しんでるところが、文章として伝わればいいな~と思って作業してます。まとめ記事の方は、後日やっておきますね。
話を戻しまして、前半を読んでたときは、"今週は王子祭りで決定だな"と思ってたんですが、それを一気に吹き飛ばしてしまった、新キャラ・夏木の話からしていくとしましょう。・・・ごめんね、王子(笑
夏木・背番号11でポジションはFW。もみ上げが特徴的で、見たところ、ベテランに属する側の年齢かと思います。また、変なのがひとり増えたな~と(笑
たぶん、昨年までのレギュラーFWだったという解釈でいいと思うんですが、個人的には、スーパーサブ的な、役回りっぽく見えてしまいます(なんとなくでこれといった根拠は何もないw)。
夏木と達海が顔を合わせたとき、お互いに「あっ」って感じリアクションでしたが、これだけだと、以前からお互い面識があってからの話なのか、達海側から見て「あぁ、ビデオにこんな奴もいたっけ」、夏木側から見て「この人って今年のうちの監督だっけ」的なものなのかは、判断はできないかなぁ。
夏木がここまでチームを離れていた理由(普通だったら、シーズン始まってるのに新監督とまったく顔を合わせてないってことはないだろうって思いますが)など、まだ不明な部分が多く、それらはこれから明らかになってくるのでしょう。とりあえず、彼の実力のほどは、来週号あたりで分かってきそうなので、またそのときに書きたいと思います。
※
と、新たなFW出現により、その立場が危うくなりつつあるのが世良。
堺と交代した時点では、堺が結果を出す(ゴールを決める)ことで、その立場が危うくなっていくという展開なのかと思っていて、それは面白くなりそうだと考えていたのですが、その予測を上回る思わぬ新キャラの出現にドキドキです。
今後、夏木と世良(微妙に堺も絡ませながら)の描かれ方に、注目していきたいです。本当、どうなるのか、予測がつきません。
バク宙の練習する前に、シュート練習をもっとしないと、やばいぞセリー!
※
それじゃあ、次は王子の話にいきましょうか。
まずは、冒頭の"不思議な男"と書いて、"ファンタジスタ"と読ませているところが笑えました(プレースタイルそのものは、ファンタジスタ・・・とはちと違うと私は思いますけど)。
松ちゃんの言葉から、かなり好不調に波があることが窺えますね。
まとめ記事では、少し褒め称えすぎたか(笑
でも、王子はそれがいいんです!
90分常に献身的に走り回ってプレーするような真面目な選手だったら、ちっとも面白くないですもん。あくまで、その場の空気なんか気にせず、自由気ままで優雅に振る舞う王子であってほしいと思います。
この札幌戦では、2得点1アシストの大活躍でした。
個人的には、PKのシーンも面白かったですが、フリーキックを決めるシーンも見てみたかったなぁ。ゴォォォォと曲がる王子のキックが(笑
あとは、シュートを外したシーン。
安易にハットトリックにしないで、キレイな形を作りながらも、シュートを外したのがよかったです。王子の決定力は高いようですが、王子だって外すときは外します。それと、王子のシュートを打つページの作画がすごくよかったです。サッカーマンガのシュートシーンって、余計なカットが入ってしまいがちなのですが、このシーンは、スピード感があってすごくいいです。このシーンに限らないのですが、実際でもシュートが決まるのって、一瞬の話じゃないですか。ジャイキリは、その"一瞬"が、非常に上手く表現できていていいなぁと私は思います。
※
1点目の赤崎へのスルーパスとありましたが、ゴールを決めたのも赤崎という解釈でいいんでしょうか?
(とりあえずそのように、まとめ記事に記述しておきます)
だとするなら、せっかくゴール決めたのに、そのカットすら描かれないザッキーがかわいそうだ(笑
※
あ、そうそう。
今回、交代させられた世良に声をかけていた佐野さんも、初登場ですね(夏木の印象が強く忘れそうだったw)。
ハッキリとした記述はないし、あくまで私の推測で書かせてもらいますが、ズボンとソックスにトーンが貼られているところからして、GKの控え選手かなぁと思いました(フィールドプレーヤーは、元の色が黒なのでベタ)。
この次の佐野さんの出番は、いつ訪れるのでしょうか(マンガ内でという意味ねw)、密かに注目しておきたいと思います。
※
あとは、箇条書きにて。
- 選手のユニが半袖と長袖に分かれていて、時期的に4月ぐらいの微妙なところという意味も合わせて、いつもながら芸が細かいなと思いました
- 石神らしき髪型の選手を見ましたが、前日練習ではサブ組でしたが、この試合出番があったのかなぁ
- 王子のPKのきっかけとなったハンドは、狙って手に当てたように見えます。椿を狙うならDFの背後にパスを通しそうですしw
- 赤崎と世良の会話から、世良の方が年上であることが判明
・・・といったところで、今週も楽しませてもらいました。
来週号は、夏木がどんな感じで、ストーリーに絡んでいくかが注目ですね。
あ~、来週号が待ち遠しい。
※
ジャイキリ本編とは、直接関係ない話なので分けますが、もちっとだけ続きます。
ブログの拍手機能を通じてコメントしてくれた方々、本当にありがとうございます。
普通にコメント機能があるので、拍手のコメントはあえて非公開にしてますが(任意で公開にもできる)、メッセージはちゃんと届いているので大丈夫ですよ~(すいません、もっと早く反応しておくべきでした)。自分で好きでやってることですが、励みになります。
ご期待に添えられているかどうかは分かりませんが、これからもぼちぼち頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。
それと、綱本先生はジェフのサポであることが知られていますが、ジェフは佐藤勇人に山岸、水本、水野にJ'sサッカーで対談した羽生までもが移籍となってしまって、その心情を察するに余りあるものがありますね(言葉の使い方間違ってらすいません、ちょっと自信ない)。チームの心臓とも言える選手がごっそり抜けるなんて、普通じゃありえないですよ。
ジェフの内情をあまり知らない人間が言うのもあれですが、あそこの社長が新監督の人事について、「オシム路線の継承は問わない」みたいな発言をしているのを見て、"あ~、このクラブもう終わってるわ"と思ったりはしましたけどね。
この件を見て改めて思ったのは、"地道に積み上げていくことは本当に大変なことだけど、それをぶっ壊すのは簡単な話なんだな"ってことですね。
綱本先生には、作中のように、気持ちを切り替えて、この負のエネルギーをむしろマンガに生かすぐらいの気持ちで頑張ってほしいと思います。
・・・というわけで、今週は長々と書いてしまいましたが、また来週。
タグ : GIANT-KILLING
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