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サッカーマンガを読もう!

ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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今週の『GIANT KILLING』#45(追記あり) 

2007.12.03 00:34

帰宅時間が遅くなってしまい、時間がないので、今週はさっくりとまとめます。

※遅くなってしまいましたが、記事を追記しました。リアルネタも一部ありますが、興味のある方はどうぞ(笑

ゲームを支配しながらも、どこか攻め切れなかったグランパレス。
その状況を打開するために、ボランチのカルロスが前に出てきて、ゴール前へ。
ETUピンチというのが先週までの流れでした。

さて、今週号は・・・。

カルロスの選択は、ぺぺへのラストパスでした。

しかし、カルロスの上がり、シュートをぺぺに託すというのは、試合前のミーティングでETUの選手たちには想定済み。

というわけで、カルロスのパスは、清川がカット。

清川は、王子へとパス(と同時に椿がダッシュする絵もあり)。

さぁ、カウンターだ!

カルロスの上がりで空いた中央のスペースを、王子はドリブルしながら上がって行きます。 王子のパスの選択肢は、右に赤崎、左に世良で、3vs2の状況。

王子の選んだ選択は、右の赤崎へのパス。
赤崎は、相手DFをそのままスピードで振り切り、中央へ切り込んでシュート!

・・・が、キーパーに当ててしまい、そのリバウンドを今度は世良が打つが、相手DFがブロック。

さらに、跳ね返ったボールの行方は・・・?

最終ラインから、ダッシュで駆け上がってきた椿が蹴り込んで、ボールはゴールの中へ。

あ、入った・・・
といった感じの、余韻の状態(感情が爆発する前の状態)で今週はここまでです。

■ 私的雑感

来たー!
ETUの先制点来たーー!!
バッキーが決めたーーー!!!

ヴィクトリー戦でのコシさんのときのような、熱い気持ちがこみ上げてくるという感情とは、少し違った感じでしたが、カウンターからゴールまでの流れ、特に、世良のシュートがブロックされたシーンから、椿の蹴り込んだボールがゴールネットを揺さぶるまでの流れは、鳥肌立ちました!

きっと、最後は椿で来るに違いない!

という考えが、読みながらありましたけど、やっぱり鳥肌立ってしまいましたねー(笑

そこまでの見せ方が秀逸で、最後余韻の状態で終わってるのがまた良くて、来週号では、ここから一気に感情が爆発するんだろうなっていうのを、想像するだけで、また鳥肌が立ってきます。そういった意味で来週号がまた楽しみだなぁ。

カルロスが上がった後のスペースを使って、電光石火のカウンターでゴール狙う というのは、達海のプランにあったと思うんですけど、最後のゴールは椿が決めたこと・・・、椿がチャンスと見るや、迷うことなくゴールに向かって一気に駆け上がっていったことは、達海の表情を見ると、もしかしたら、達海の頭の中になかった出来事、2巻のヴィクトリー戦前に発言していた・・・

「俺が楽しいのは
俺の頭ん中よりスゲーことが起こった時だよ」

が、実際に形になったものなのかなと、私は読み取れました(実際どうかは知りませんよ?w)。

さてさて、ようやく試合の均衡が破れたわけですが、このETUの先制点がグランパレスのサッカーにどんな影響を及ぼしてしまうのかに、個人的には注目しています。

こうなってしまうと、グランパレスは脆そうで、チームバランスが崩れ、ETUにさらなる得点チャンスが生まれそうな気もしますが(けど、ETUの攻撃陣には決定力がないから追加点は奪えないとかw)、それは来週号を楽しみに待ちたいと思います。

・・・ということで、書き足りない部分もあるのですが、今日はこのへんで。
週末あたりにでも、もうちょっと追記できれば、したいと思ってます。

【以下追記】

改めて読み返して、やっぱり、鳥肌立つし最高だなぁ。

圧倒的優位で試合を進めていた側が、ワンチャンスをモノにされ失点して敗れてしまうというパターンは、わりと見られるパターンですが、それをマンガで見事に表現した形だと思います。

まぁ、清川のパスカットなど、達海の想定した形の通りに、都合よくパターンに持ち込めてしまうのは、"マンガだから・・・"という側面は確かにあるんですけど、リアルサッカーでイメージできる範囲内でのサッカーシーンの面白さとしては、最高の部類に入ると思います。

清川がパスカットした時点で、すでに全力疾走を始めている椿、清川に指示を出しつつさりげにカルロスをブロックしているコシさん、パスを受ける体勢をとるべきチラッと見る王子、スギもさりげにぺぺをブロックしつつ、王子へパスを送る清川。

カウンターの形ができそうな状況に、「しまった!!」と思わず発する不破に、狙い通りの"ここぞ!"のシーンが訪れ、ベンチから立ち上がる達海!

グランパレスゴールに向かってボールを運ぶ王子。
王子からのパスを受けるために、ゴールに向かって走る世良に赤崎。

スピードあることのふたりなら(シュートへと結び付けられるかもという期待感?)と、ETUサポに、必死に戻るカルロスにゼウベルト。

「いけーっ!」

カウンターのチャンスに、思わず力が入るETUフロント3人に、有里、コーチたち・・・。
(そして、実際にサッカーを見て同じような状況が起こってるかのように、「いけーっ!」と心の中で強く感情移入させる私w)

「行くよ」と、王子から放たれたパスは、グラウンダーで、恐らく赤崎が全力疾走でギリギリ届く範囲の絶妙なパス。

赤崎にボールが渡りそうな状況で、「行かせるな!! 止めるんだ!!」と叫ぶゼウベルトに、「勝負――っ」と叫ぶ古株サポ(←この気持ちよく分かる、私も1vs1の状況のときはよく言ったりするw)。

「ぶち抜いてやる!!」
と、相手DFをそのままスピードで振り切り、中央へ切り込んでく赤崎に、シュートへの期待感が高まっていくが・・・

赤崎が思い切り振り抜いたシュートは、グランパレスGK・ウエハラ(カタカナで書くと昔レッズにいた選手を思い出しますw)の右足に当たり跳ね返る。決定機を外し、頭を抱えるスカルズメンバー(この気持ちもよく分かるなぁ)ですが、「まだだ!!」と諦めないコシさん。

そして、そのこぼれ玉を世良がシュートしますが、グランパレスの2番がブロック・・・

(そこからはセリフがない無音でスローな状態で)
誰かが走りこんできていて、(驚きの表情の達海)、そして倒れこむように・・・

ボールをゴールへと押し込む椿!!!

入った・・・という余韻の中、ボールがネットに突き刺さっている画でヒキ。

もう、この流れが本当に見事でした。
ボールを奪ってから、赤崎がシュートを打つまでのスピード感、そして、最後椿がボールを押し込むスローな流れ。このメリハリが非常にいい感じです。

で、このあと、前回のときも書きましたが、余韻の状態からゴールが決まったことを認識して、感情が一気に爆発していくであろうシーンを、想像するだけも本当鳥肌立ちます。もしかしたら、来週は試合終了後・・・となっているパターンも考えられるんですけどね(笑

あと、ネットをいろいろ見ていて、実はオフサイド・・・なんて意見も見ましたが、マンガとしての展開を考えると、今まで耐えて一発をチャンスを狙ってきたのだから、ゴールとして実を結ぶ方が正当な結果なのかなと思います。

けど、ここまで来て椿がシュートを外すとか、オフサイドだったとしても、"それもフットボール"なわけで、それはそれで面白いは思いますけどね(笑

もしそうなったら、「なんだよ、マンガなのに外すのかよ~!」と、ジャイキリ内のキャラたちと同じように、私たちも本気で頭を抱える展開になるでしょうね~(笑

そうなると、ETUの選手たちの心が折れ、そこから続けて失点なんてことにもなったかもしれない。そんないろいろな展開を、自分が今まで見てきたサッカーの体験を織り交ぜながら、いろいろ想像していくのすごく楽しい。

やっぱり、ジャイキリは最高だなぁ。

一応、サッカーマンガというくくりのブログですが、自分の感情に素直に従って、モノを書こうとすると、どうしても、自分の感性とのシンクロ率がずば抜けて高いジャイキリがメインとなってしまいます(^^;

本来なら、もっとニュートラルであるべきなんだとは思うのですが、うちのブログは、ジャイキリがきっかけで読者になってくれる方が多いですし、今のスタンスでもあっても問題ないですよね?(笑

さて、あとはリアルネタで恐縮なんですが・・・

"事実は小説より奇なり"

なんて言葉がありますが、レッズが逆転でリーグ優勝をかっさらわれた状況は、まさにそんな言葉が似合う状況ではないかと思います。

愛媛FCにジャイキリされ、さらには、横浜FCにもやられてしまうとは・・・_| ̄|○
しかも、本当にキングにやられてるし・・・

まさか、残り4試合で勝ち点差7の状況で2分け2敗、アントラーズ9連勝で逆転されるとは、その当時は思っているはずもなく、本当に落胆しましたよ。

う~ん、ここまで勝ちきれないことがあっても、"負けない強さ"というのが今年のレッズだったのに、まぁ、でも、今年のレッズの展開してきたサッカー、監督の選手起用などを考えると、終盤の失速は偶然ではなく、必然だったのかなぁ。

それでも選手は頑張ってきたのだから、ACLの優勝は正当な報酬だと思っていますが、それ以上の結果を許してくれるほど、フットボールの神様は甘くはなかったのかもしれません。本当、サッカーは何が起こるかわかりません。けど、だからこそ面白いんですよね。できれば、こんなことは体験したくないですが(苦笑

次、気持ちを切り替えて、クラブワールドカップでは、頑張ってほしいと思います。 それこそ、失うものは何もないのだから、思い切ってプレーしてほしいですね。

すいません、リアルネタで失礼しました。

それでは、また来週更新します。
12月は何かと忙しく、木曜日中に更新できないこともあるかもしれないですが、ジャイキリについては、必ず記事は毎週書きますので(合併号は除く)、気長に待っててやってくださいね(笑

タグ : GIANT-KILLING

コメント

 

初めまして、「GIANT KILLING」をブログ検索してこちらのブログを知りました。まとめ記事を興味深く、かつ楽しみながら拝見しました。このマンガの良さが凄く伝わる文章・内容で、嬉しくなりました。

私もこのマンガ、毎週モーニングで読みながら、「スラムダンク」級の傑作になる予感がしています。

今週は、清川の「本当にきた!」に始まって、
村越:「清川、前出せ!」
有里:「行っけー!」
王子:「行くよ」
旧サポ:「勝負!」
赤崎:(ブチ抜いてやる!)
(このザッキー、めちゃカッコいい!)
達海:「打て!」
村越:「まだだ!」
そして、椿と、神懸かり的な台詞の展開も素晴らしかった!本当に語り尽くせない魅力がありますね。

 

>しうへいさん

どうも、はじめまして。
とにかく"ジャイキリが好きで好きでたまらない!"って自分の素直な感情を文章にぶつけるつもりでいつも書いているのですが、気に入っていただけたようで、嬉しく思います。

本当、ここまで耐えに耐えてきた(守備的な戦いを強いられてきた)エネルギーが一気に解き放たれたカウンターからの一発は、あらゆる人々の想いも込められていて、本当に秀逸だったなぁと思います。綱本先生の原作はもちろん、ツジトモ先生の作画の表現力は、いつもながらセンス抜群です。

決して、主役クラスの何人かだけでなく、複数の人々の想いが折り重なるように紡がれるジャイキリのストーリーは、本当に素晴らしいと思うので、サッカーうんぬん抜きにしても、もっと多くの方に読んでもらいたいですよね。

私にとっては、毎週木曜の朝の一番の楽しみです(笑


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