今週の『GIANT KILLING』#42
2007.11.08 21:24
グランパレスに終始ペースを握られながらも、何とか前半を0-0で凌いだETU。 今週号は、ハーフタイム中のお話です。
前半が終わり、ロッカールームへと引き上げようとする選手たち。
椿も、同様に引き上げようとしますが、ふと誰かに肩を叩かれます。
振り返ると、その相手はなんとぺぺ。
"もしかして挑発されてんのか?"
と、あまりに突然のことに驚きの表情を見せる椿ですが、実際にはそうではなく、前半ぺぺのシュートに恐れず飛び込んでいったそのガッツを称えていたとのこと(ゼウベルト談)。
その後も、延々と話を続けるゼウベルトですが、言葉がポルトガル語だったため、椿は何を言っているのかさっぱり理解していなかったのでした(笑
ハーフタイム中でも、いつも通りマイペースに楽しんでいるブラジリアントリオを横目に、ひとり悔しがるのは板垣・・・。
場所は変わってETUのロッカールーム。
そこには、ひとり自分の若かりし頃を語りだす黒田の姿がありました。
その内容は詳しくは省略しますが(笑)、かつてグランパレスにはコロンビア人FWドミンゴという選手がいて、若かりし頃の黒田は、ドミンゴにボッコボッコにされましたと。で、板垣のプレースタイルは、まさにそのドミンゴの劣化版だと言い、そんあヤツには抜かれる気はしねえという話でした。
そして一方、グランパレスのロッカールームは・・・。
ドミンゴのことを思い出し自分のプレーのふがいなさを悔やむ板垣、ハーフタイム中にメロンパンをほおばるぺぺの描写のあったりしましたが(笑
不破は、選手たちにシンプルだけど的確な指示を出し、もう一度気持ちを引き締めさせて、選手たちを送り出します。
チームが好調で自信をつけてきているのもありムードは良好。
その様子に、不破は満足感を示し、不破自身も今のチーム状態に自信満々。
そして再びETUのロッカールーム。
ハーフタイムの達海の指示は・・・
「えーっと 特になし」
作戦はゲーム前にきちんと伝えてあるし、後半もそのままでってことのようで、有里や松ちゃんは不安そうにしていましたが、選手たちは言葉にしなくても分かってるといった様子で、みんな(若干1名を除く)適度に気持ちの入ったいい表情をしています。
場面は切り替わり、久々に登場のカメラマンの久堂(くどう)。
若手カメラマンに、後半はどっちのゴール裏で張るのかを尋ねられ
「自分の感覚を信じろよ カメラマンはそれがすべてだ」
と、ちょっとカッコいいことを言っていたり。
さらに、スタジアムを見回せば、ETUの勝利を信じ、タオマフを掲げ歌うサポーターたち。
その姿に触発され、"勝利を信じる"ことを思い出し
「行け――っ
ETU――!!
名古屋なんてやっつけろ――」
と叫ぶ有里。
ピッチを真剣な眼差しで見つめる達海。
注目の後半がいよいよキックオフ・・・となりそうなところで、今週はおしまいです。
■ 私的雑感
今週は、ハーフタイムだけの展開で、次へのつなぎといった感じでしたけど、いろんなキャラの思いが描かれていて、なかなかよかったと思います。ごくごく普通の回でも普通に楽しい(ラーメンの話は微妙でしたけど)、それがジャイキリ。・・・て思うのも、私がジャイキリ信者だからってのもあるんでしょうけどね。けど、心の底からジャイキリが面白いと思ってるのは、疑いようのない真実ですし、私はそれでいいと思ってる(笑
※
まず今週のところで、気になったキーワードは"ドミンゴ"!
なんつーか、たった3コマして出ていないのに、いろんな意味でイカスわ(笑
そのドミンゴを軸にした、黒田と板垣のそれぞれの思い。
それが、後半にも続いていきそうで、この両者のマッチアップは後半も目が離せそうにありません。
特に板垣が何かやってくれそうな予感が・・・。
・・・ごめん、ドミンゴのことを思い出してるときの板垣の回想の中のドミンゴの姿に、吹いてしまいました。あのコマの後に、板垣のシリアスな表情があるのもまた何とも。
クロの方は、自信が過信になってきてるようで、それが落とし穴になりそうな感じがします。
※
達海について。
今回は、ハーフタイムで特に何もしませんでした。
普通だったら、もう一度ここで作戦を確認してもよさそうな気もするのですが、この場はあえて何も言わないことで、選手の自立心を促そうとしたのかもしれませんね。
達海は、ときにはひとつひとつ丁寧に言い聞かせるように諭したり、強く檄を飛ばしたり、今回のように何も言わなかったり、状況によって選手をモチベートするやり方を的確に使い分けているところがいいなぁと思いました。
※
カメラマンの久堂について。
"いい写真撮るには
ゲームに流れてる風を読まねえとよ"
という、彼の心理描写もカッコよかったと思います。 その後の、スコアボードの上に掲げられているフラッグが描かれているコマの、すごくさりげない流れなんですけど、これもまたいいなと。
果たして、久堂が感じ取っている風というのは、ETUにとってどちらに働くものなんでしょうかね~。
※
今週も、ぺぺがかわいすぎる件について。
今週は、ドミンゴに心をを奪われましたが(しつこい)、ぺぺの方も今週もかわいさを発揮してましたね。
ハーフタイム時に、椿の肩を叩いたときのシーンと、ロッカールームでメロンパンを食べてたシーンです。
ぺぺは、本当にいいなぁ。
次のシーズンで、ETUはぺぺ獲得を狙いにいってほしいものです(笑
※
あとそうだ。
達海が「向こうのモジャ頭にやられんなよキャプテン」と、村越に言うシーンがありましたが。
ん、モジャ頭?
それって、ゼウベルトのことなんでしょうか?
マッチアップを考えるとそうっぽいのですが、個人的にぺぺの方がモジャなような気もしますし・・・。
てか、一番モジャ頭なのは、ドミンg・・・い、いや、何でもないです。
※
さて、来週以降後半がスタートすると思われますが・・・
一見、穴があるようには見えないグランパレスを、いかにしてETUが打ち破るのか(やられてしまうかもしれませんが)。あらかじめ後半に向けて仕込まれているはずの作戦はどのようなものなのか(ETUのロッカールームのシーンでボードに何か描かれてましたよね)。
その核心に触れていくのは、もうちょっと先の話になるかと思われますが、来週はどんな話になっていくのか、今から楽しみです。
今日は、私自身お休みで時間があり、書きたいことをほとんど書くことができたので、妙な満足感で満たされています。本当は他にやることもあたのですけど、『LOST MAN』の記事を含めて、今日は時間のほとんどをサッカーマンガ関連で使ってしまいましたが、自分自身楽しかったし、今は反省してません(笑
タグ : GIANT-KILLING
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