『LOST MAN』1話目雑感
2007.11.08 15:25
まずは、新連載のこちらから。
ジャイキリの方は、いつもの時間帯(23時ぐらい)に更新すると思います。
週刊ヤングサンデーにて、短期集中連載でですがスタートした、草場道輝先生の『LOST MAN』の1話を読んだ雑感です。
まずは、ストーリの概要をざっと書いていきますと・・・
舞台はルーマニアのブラショフ郊外(国の中央付近に位置する実在する地名)。
主人公となる"マツモト"は、とあるオフィスに、日本からの留学生でオフィスには助手として(?)バイトしている浅田詩乃といます。
主人公の"マツモト"については、のちほど述べていきたいと思いますが、この男なんと記憶喪失だそうで、話し方は関西弁、憶えているのは、551の肉まん(というか、豚まん?w)と、「(足でスプーンを蹴り上げながら)この足にに染みついたボールの感触」とのこと。
"マツモト"のいるオフィスの主は、"サカザキ"という名の代理人で、宣伝コピーに、"報酬と引き換えに勝利を与える流浪のサッカー仕事人・マツモト、見参!!"とありましたが、要は、強力な助っ人を必要としてそうなクラブを探し出し、法外な金額の短期契約でマツモトを売り込んでいく(1試合5万ユーロ、ざっと1000万だからそりゃ法外にもほどがあるw)といった感じのストーリーになっています。
今週の1話目は、ターゲットとなるクラブに、契約話をふっかけ(笑)、とりあえずマツモトの実力を見せてもらおうじゃないかとなったところで、終わっています。
来週号で、マツモトの実力のほどが分かってくるところなので、現段階では何とも評価のしようがいないですね。
※
主人公、"マツモト"について。
見た目的には、玄人好みとでもいいましょうか、いぶし銀の輝きを放つ職人タイプのプレーヤーように思えたのですが、実際には、なんか胡散臭さのある記憶喪失という設定もそうだし、ギャグっぽさのあるキャラクターです。
黒髪だけど、茶色い緑がかった瞳で、本当に日本人なのかと、詩乃は疑いの目を向けています(ハーフか何かか?)。
ポジションは、お望みとあらばどこでも・・・
とのことで、今週はサッカー描写が一切ないので、どんな選手なのかは、現段階ではまったく分かりません。それは、来週号でのお楽しみといったところか。
このマツモトのキャラは、普通に話を展開させると地味な感じになってしまいそうなので、アクセントとして、意図的にそうしてるような気がします(実際はどうか知る由もないですが)。彼の素性について、連載の後半で明らかにされるのでしょうか。
※
サカザキのターゲットになったクラブについて。
ルーマニア2部に所属するパレスFC。
万年2部のこのクラブですが、カタールの大富豪が買収するという話があって、その話も8割がた進んでいるとか。
そして、サカザキが話を持ちかけるのは、このクラブの監督なのですが、監督がクラブに残留するためには、次の試合で、同じ2部からの昇格を狙っている、メディアシュというクラブを破り、昇格圏内に入れたらということのようです。
そのため、いつも以上に練習に熱が入っているようですが、監督はネガティブ発言のオンパレードで一流監督としての資質はなさそうな感じが・・・(笑
※
とにかく、作品の面白さが具体的に見えてくるであろう、来週号に期待といったところですね。
私的には、マツモトがどんなサッカーを見せてくれるのか。
例えば、『ファンタジスタ』のように、ゴールを演出する創造性で私たちをワクワクさせてくれるのか、それとも、ファンタとは違う"別の何か"を見せてくれるのか。
サッカー的な面白さを作画でもしっかりと魅せることのできる、草場先生の作品ですので、来週以降の展開を、本当に楽しみにしています。
タグ : LOST-MAN
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