今週の『GIANT KILLING』#39
2007.10.18 18:33
すいません、作業中にブラウザ(私はOperaを使ってます)が落ちてしまいましたがゆえ、 ストーリー部分は、簡略化させてもらいます。
コミック3巻は、来週火曜(追記:すいません、金曜じゃなく火曜です。)10月23日発売です。
表紙の画像は、まだどこ探しても出てこないので紹介できないのですが、次は何が描かれるのか楽しみなところ。
赤崎から椿へのパスは、カルロスが体を入れてカットし、グランパレスの逆カウンターとなったところで、今週号はスタートです。
7番からボールを受けたゼウベルト、ETUのディフェンス陣は、ぺぺを強く警戒しますが、 ゼウベルトは板垣にパス。フリーでボールを受けた板垣は、シュートを狙うも黒田がスライディングで防ぎます。
この、黒田と板垣、この両者のマッチアップには、お互いが不満を持っている様子。
それは、達海がぺぺと杉江をマッチアップさせるために、あえて、杉江と黒田のポジションを入れ替えたことに起因してます(これについては、下の雑感にて)。
危ないシーンの連続で、スタンドから試合を見つめる副会長は、 不安を感じているみたいですが、ディフェンスラインを高く保ち、チェックにも行けていて、 ゼウベルトに好き放題やらせているわけでもないと、現状の試合展開を説明する後藤ですが・・・
黒田がぺぺを警戒しすぎて、板垣へのマークが甘くなっている気がすると指摘。
そして、再びゼウベルトから、ラインの裏へ抜けた板垣へとパスが通ります。 >
日本人の意地を見せてやるよと、板垣は黒田を切り返しでかわしシュートを狙おうとしますが、これをしっかり読んでいた黒田はボールをクリア。
おぉ、クロカッコいい~!
ってところで、今週はここまで。
■ 私的雑感
今週のメインテーマは、なんといっても、クロと板垣のふたりでしょうね。
達海は、スギをぺぺとマッチアップさせるために、あえて、スギを左側へと配置したとのことですが、これは、単に1vs1に強いスギの方をぺぺにぶつけるというだけでなく、"なんでオレがエース格であるぺぺのマークじゃねぇんだよ!"っていう、クロの闘争心を煽る狙いもあったように思えました。まぁ、それは、板垣の闘争心にも火をつけることになってしまったんですけどね(笑
こういう展開は、普通に面白くて私は好きです。
お互いの意地とプライドがぶつかり合う、この両者のマッチアップは。
ただ、ひとつ気になってるのは、ぺぺがスギのマークを嫌って、右ではなく左サイドに流れていった場合は、どうなるんだろう、という疑問。
グランパレスの2トップに対して、ETUは4バック(センターバックが2人)だから、 完全なマンツーマンってことはないと思うのですが・・・。
それについては、今後触れるかもしれないので、とりあえず保留としておきましょうか。
※
ゼウベルトは、決してぺぺだけを見ているわけはなかったですね。
状況に応じて、適切に判断しパスを供給できるゼウベルトは、素晴らしい選手だと思います。
ゼウベルトに好き放題やられてるわけではないと、後藤は言ってるとはいえ、 マーク役と思われるコシさんもうちょっと頑張れ!(笑
※
試合シーンとなって、改めて思うこと。ジャイキリのサッカーシーンは、私がこの作品が好きで、細かいところまで結構見ていて、 あれこれ妄想してるというのもあるのでしょうが、試合展開の全体像がすごくイメージしやすくていいなぁと思います。
それは、ツジトモ先生の作画の表現力が豊かというのもあると思いますし、 試合描写にも、選手のポジショニングとか、(綱本先生の?)こだわりがすごく感じられます。
例えば、今週号の4ページ目のシーンなんかは、ボールを持ったグランパレスの7番に石浜がチェックに行こうとしてるところなんですけど、当然、前に動いた石浜の後ろにスペースができます。で、そのスペースを板垣が狙うべき動き出している、そして、手を広げてパスを要求するゼウベルト。
その後、7番からゼウベルトにパスが渡って、そのスペースへと走りこんだ板垣にゼウベルトがパスを通し、最初のクロvs板垣のマッチアップシーンになっていくのですが、その展開をイメージできるコマだったと思います。
スタジアムの風景(弾幕やサポのファッション)にしても、シャツを出してる椿や襟を立てる王子、半袖+黒い手袋がデフォのクロなど、選手たちにしても、細かいところかもしれないけど、 こういう凝ったこだわりのある描写のひとつひとつは、本当に好きで見てる人じゃないと描けない部分ですよね。それによって、臨場感がぐっと増すと思います。
このこだわりは、なかなか真似できないと思います。
そういうサッカーに対する愛情を強く感じられるところが、本当に最高なんですよね、ジャイキリは!
※
今週の王子。
試合展開とかおかまいなしに、相変わらずひとりだけ違う世界を構築している王子。
普通に声をかけに行ったのが、たまたまマークしに行ったように見えたシーンが笑えました。
※
今週のラストは、特に来週につながる何かを感じさせるものはなかったですが、 グランパレスの弱点らしきものもまだ見えてこないし、まだ試合は前半だしで、本当のお楽しみはこれからってことなのでしょう。
さて、次はどんなシーンをみせてくれるのでしょうか。
神がかった展開には、もうしばらく先なりそうにないですが、
来週号が今から待ち遠しいですね!
タグ : GIANT-KILLING
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