『キャプテン翼GOLDEN-23 7』 / 高橋陽一
2007.08.28 21:04
一時休載となった時点で、もしかしたら、このまま復活しないままなんじゃないかと思ったりもしましたが(笑)、無事に連載が再開された、『キャプテン翼GOLDEN-23』の7巻です。
今回も、6巻に続いて、翼くんの所属するバルセロナと、サンターナのいるバレンシアの優勝争いの生き残りをかけた一戦が収録されています。まるまる、バルサvsバレンシアの試合です。
見どころとしましては、サブタイトルにも使われている、
それと、ゴンザレスさんのエピソード。
作中のいたるところに、回想シーンが挿入されているのですが(そのへんも突っ込んでやりたいところではあるんですけどw)、そのエピソードそのものは、熱いものがあると思います。
サッカーシーン的にも、ゴンザレスさんへのシュートへと繋がる場面、翼くんがシュートと見せかけといてボールを軸足に当て味方とワンツーで相手DFを置き去りにして、今度こそシュート・・・と見せかけといて、オーバーラップしてきたゴンザレスさんへパスなんてところは、今回唯一のリアリティの中のイマジネーションが感じれれるシーンで、すごく好きだったりします。
ですけど・・・
純粋な疑問として、オリンピックがメインテーマなはずなのに、リーガのしかも直接的に優勝が決まる試合でもないのに、まるまる1巻分(実際には6巻から繋がってるのでそれ以上)費やす理由は何??
って思ってしまうのは、私だけでしょうか?
最初から、バルサで奮闘する翼くんを描くことが主体となってるなら、それで問題ないとは思うんですが・・・、まぁ、だからこそ、連載再開後はオリンピックに話を絞って、翼くんや日向くんのエピソードは別物として、描くことになったんでしょうね(^^;
(『Road to 2002』もそうだったと思いますけど)このようなグダグダ展開を見ていると、"作品をこれ以上継続させる意義はあるのか?"という、最近ずっと感じ続けている、私の素直な感想にたどり着いてしまいます。
この考えは、元々それほどキャプツバにはそれほどの思い入れ私だけでなく、無印時代から半端じゃない思い入れを持っている知人も同様のことを言ってました。
・・・ですが、現実としては、今一番売れているサッカーマンガは、この作品であり(そう遠くないうちにエリアが追い越すと思われますが、ともに週刊売り上げランキングでトップ10圏内に入れないのは、サッカーマンガ界の悲しい現実ですね・・・)、もっと広い視点で見ていけば、まだまだ必要とされる存在ということなのでしょう。強烈な批判論も少なくないですけどね。
この先、陽一先生が、どのように話をまとめていくのか、静かに見守っていきたいと思ってます。
まぁ、目指すところが、マドリード五輪(作中は"マドリッド"の表記だったかも)なので、いっそのこと2016年までストーリーを引っ張るという手もアリかもしれませんね!(爆
(※2016年夏季五輪は、東京もそうですが、マドリードも候補地になっています)
■ 収録
GOAL58~67
週刊ヤングジャンプ2007年7号~11号、13~17号
バルサvsバレンシア終了まで収録。
タグ : キャプテン翼GOLDEN-23
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