管理人の好きなサッカーマンガベスト10
2006.12.07 20:26
※スパムがこの記事に集中投下されるので、ひとまずコメント欄を消しました。
【↓2008年3月追記↓】
ここの記事も、リニューアルした方がいいかなぁと、思い続けてるのですが、なかなか手付かずだったり・・・(苦笑
この記事は1年以上前に書いたものなので、今書くと微妙に違ってたりすると思います。
"個人の独断と偏見"で選んでいるものですし、あくまで、参考程度に捉えてもらえばと。
人それぞれ、サッカーマンガの好み、求めるものは違いますので。
ちなみに、今書くとしたら、『GIANT KILLING』が1位に選びます。
【↑追記終了↑】
私の好きなサッカーマンガのトップ10をまとめてみました。
以前のブログに書いたものとは順位変わってますけど、そのあたりは結構迷ってるところなので、あまり気にしないでください。
好きなサッカーマンガを10個選ぶとしたら・・・
って感じで捉えてもらえればよろしいかと(笑
一般的に集計すれば入りそうな作品(『キャプテン翼』、『シュート!』、『俺たちフィールド』など)は、入ってませんが、あくまでここの管理人の嗜好にあったものということで、理解してもらえればと思います。ここに挙げた以外でも好きなサッカーマンガは、また別項で挙げていきたいと思っています。
第10位 『YATAGARASU』 / 愛原司
第9位 『フットボールほど素敵な商売はない!!』 / 原作:戸塚啓 漫画:岡村賢二
主人公が、親会社から出向社員で、プロサッカーの世界をフロント側の視点で描いている作品。現場よりも、親会社の企業の倫理を優先した選手の獲得とか、2部リーグ降格争いをするチームのギスギスした感じが、すごくリアルに描かれていると思います。
出向社員というだけで、現場の人間から偏見を持って見られるけれど、それでもチームのために、自分にできることを前向きに頑張っていく主人公が好きです。
作品のタイプ的に、現在連載中の『オーレ!』に似てると思うので、『オーレ!』が好きな人は読んでみてもいいかもしれません。
第8位 『龍時』 / 原作:野沢尚 漫画:戸田邦和
第7位 『我らの流儀』 / 大武ユキ
高校サッカーものです。
最初は、ストーリー的にも作画的にも淡々として、作品の世界に感情移入できず(感情移入できるかどうかが私にとっては大事)、悪くはないけど好きになりきれなかったのですが・・・
後半になってくると、主人公なりのサッカーに対する真摯な気持ちというのが、すごく伝わってきて、読み進めていくにつれて好きになっていきました。
サッカー描写もすごく忠実で、すごく地味なのですが、作者のサッカーに対する理解度の高さを感じることができて(私的に、もっとサッカーマンガを描いてほしい作家さんのひとり)、サッカー好きな人に読んでほしい作品。
第6位 『VIVA! CALCIO』 / 愛原司
高校1年の主人公が、単身でイタリアに渡り、連載当時のセリエAの世界のトッププレイヤーたちと戦っていくという・・・、当時の状況を考えれば(カズが日本人初のセリエAプレイヤーとなる以前から連載はスタートしている)本当に夢のような話で、そんなシチュエーションにワクワクしながら当時読んでいました。
セリエAの選手も実名で登場し、チームメイト(主人公はフィオレンティーナ所属)に、バティストゥータ、ルイ・コスタ、エッフェンベルグ・・・、ライバル役に、バッジョ、フリット、ゾラ、シニョーリ、デルピエロなど、今となっては懐かしい選手もいっぱい。
まぁ今読むと、サッカーマンガの出来や登場した実名選手のキャラクター付けなどについては、いろいろ突っ込みたいところはあったりするのですが(ルイ・コスタはこんなやつじゃない! とか、バッジョがユーべからミランへ移籍した理由とか)、愛原先生のイタリアに対する愛情は感じたし、個人的な思い入れも含めて高めにランクさせてもらいました。
第5位 『スーパーさぶっ!!劇場』 / 村山文夫
第4位 『オレンジ』 / 能田達規
N1リーグに昇格できなかったらチームは消滅・・・
そんな崖っぷちな状況の中、さまざな困難を乗り越えて、N1昇格を勝ち取るその過程は、熱く感動的です。
低年齢層向けっぽい絵柄に、否定的な意見があったりもしますが(私も正直好みではないです)、熱気に包まれたスタジアムの臨場感を表現する上手さは、一番じゃないかなぁ。
直接的なサッカー描写はリアリティとは言い切れないですが、自分の愛すべきチームを持っている方なら、一度読んで損はないと思います。
第3位 『ファンタジスタ』 / 草場道輝
リアルサッカーの面白さと、漫画としての面白さのバランスが絶妙で、私的には一番お薦めしやすい作品かなって思います。
きちんとサッカーシーンの説明もされているし、"ファンタジスタ"を題材にすることで、トンデモプレーに頼ることなく、リアリティの中でサッカーの魅力が描かれていると思います。サッカーシーンの作画も上手く、創造的なプレーを魅せるときは、本当にドキドキワクワクされてくれます。
ただ、私の中での面白さのピークは、全体の中盤あたりで、"分かち合うサッカー"から"奪い合うサッカー"になっていく、イタリア編は微妙(私はね)・・・。それと、三角サッカーなど、自分の理解を超えたものがあったりも。
それと"ファンタジスタ"という点で、アジリティに優れる主人公の坂本轍平よりも、マルコ・クォーレの方が、私の描くイメージ的には、より生粋の"ファンタジスタ"という感じで好みかなぁ(人それぞれファンタジスタ論は違うと思いますけどね)。
第2位 『Jドリーム』 / 塀内夏子
シリーズは、"(無印)"、"飛翔編"、"完全燃焼編"の3つがありますが、私は無印版が一番サッカー的にもリアリティでいいかな~って思います。
『Jドリーム』・・・というか、塀内先生の作品全般に言えることですが、とにかく人間ドラマが最高に素晴らしいです。
それぞれのワールドカップに出場するまでのシビアさや、それぞれのワールドカップに賭ける想い、特にベテラン選手たちのエピソードは、涙なしでは語れない。
一部サッカー描写がおかしいところはあったりもしますが、ワールドカップが出場すること自体が夢だった頃のサッカーマンガとして、その時代を知らない方には読んでみてほしいなって思います。
第1位 『U-31』 / 原作:綱本将也 漫画:吉原基貴
私がサッカーマンガを本格的に読み出そうと思ったきっかけがこの作品でした。
元アトランタ五輪代表の10番で、所属チームを戦力外になってしまった主人公が、恥もプライドも捨て、古巣のジェム市原に戻り、もう一度輝きを取り戻すために戦っていくというお話。
どこかで聞いたことのあるような、リアリティのある設定で(笑)、少しずつ主人公がプレーヤーとしての輝きを取り戻していく過程は、読んでいて言葉に言い表せないほど熱く、強く心揺さぶられました。ただ、サッカーシーンそのものは、ほとんどないです。
この作品に受けたインパクトをもっと味わいたくて、他のサッカーマンガを物色し始めたわけなんですが、今のところ、この作品以上に私の心を揺さぶった作品はないです(けど、『ファンタジスタ』をはじめ、面白くて、今まで読んだことのなかったサッカーマンガにいっぱい出会えましたけどね)。
作品は、その後エル・ゴラッソにて、原作で描かれていない部分のエピソードが小説化されましたが、そちらの方は、正直あまり・・・。読んでみたい方は、携帯版のエルゴラ(月額157円)で読むことができます。(以下追記:この記事を書いた当時では読めたのですが、現在では読めなくなってるっぽいです)