今週の連載雑感(2011年1月24日~2011年1月30日)
2011.01.30 21:29
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- 振り向くな君は
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- うるとらスーパーさぶっ!!
※週刊少年サンデーで連載が始まった『BE BLUES!』に関しては、単独記事で書く予定なので、もう少しお待ちください。
今週の『GIANT KILLING』#196
2011.01.27 23:17
(※遅くなってしまいましたがストーリ部分も追記しました)
今週号のモーニングは、表紙&巻頭カラーでETUレプリカユニフォームなどのアディダスとのコラボ企画の商品が紹介されています。
しかも、プレゼントもされるということで、残念ながら先行予約できなかったという方などは、応募してみてはいかがでしょうか。私も、乗り遅れてしまったうちのひとりなので、当然応募しますぜ!
ということで、1月21日からスタートした、ETUのレプリカユニフォーム。
当日の午後にはすべてソールドアウトとなってしまい、涙を流した人が大量発生ということで、現在、アディダスが追加販売することを“検討中”とのことです。
あくまで“検討中”とのとこなので、過剰な期待をしてはいけない・・・と言いたいところですけど、やっぱり過剰な期待をしてみたくなりますよね!
というか、どれだけ時間がかかってしまっても構わないので、欲しいと思っている方すべてに渡るような形にしてほしいなというのが、いちファンとしての願いです。
アディダスさんが、こういうコラボ企画を実現してくれたってだけでも、本当に素晴らしくてありがたいことだと思っています。けど、・・・だけど、どうかもうひとつだけ願いを叶えてください。よろしくお願いします。
(参考リンク:ジャイキリETUユニ、大好評即完売につき追加販売検討中です!)
※
先週のジャイキリで、少し追記して書いた部分について、いろいろなコメント(ブログのコメ欄以外でも)をいただきました。ありがとうございます。
いただいたコメントたちを見て改めて思ったのが、みんなジャイキリが大好きなんだなってことでした。
存在が大きくなっていくがゆえに、いろいろ難しくなってくる部分も出てくると思うんですけど、いつまでもみんなで楽しくいられるジャイキリであってほしいですよね。ジャイキリって作品自体がそうであるように。
タグ : GIANT-KILLING
今週の『GIANT KILLING』#195+extra time
2011.01.24 00:59
※今週は、管理人の都合により、まず感想のみをあげています。ストーリー部分についてはまた後日アップします。
ストーリー部分と、extra timeとして、記事の最後の方に雑談も追記しました(1月24日0時40分)。
最新単行本18巻&ムック本『GIANT KILLING extra vol.04』は、明日、1月21日発売となります。
毎回恒例の初版限定ステッカーは、子どもだけのサポーターグループ特製「パッカフラッグ」となっています。
そして、単行本18巻を、冬のモーニングフェアが実施された書店で購入すると、数量に限りがあるとのことですが、“ETU特製ポストカード”がもらえるそうです!
この件についての詳しい情報は、モーニング公式サイトの該当記事を貼っておくので、興味のある方はそちらをご覧になってみて下さい。
(参考リンク:『ジャイキリ』最新⑱巻は明日発売。ETU特製ポストカードプレゼントも!)
そしてそして、私も含めたジャイキリファンが楽しみに待ち続けていたであろう、ETUのレプリカユニフォームなどの先行予約の受付がいよいよ明日から始まります!
いやぁ、すごいですよ。
ちゃんと、好きな背番号と選手のネームのマーキングもできるんですから!
(ただし、マーキングには別料金が加算されます)
もちろん、私も購入しますよ!
日常的には着ないかもしれないですが、部屋には飾っていると思います(笑
この件につきましても、リンクを貼っておきますので、詳細についてはそちらをご覧になってみて下さい。
(参考リンク:速報! ジャイキリETUユニ、まもなく先行予約開始!)
今週のモーニングは、広告ページなど、ジャイキリ関連がいろいろ充実しているので、普段は単行本派という方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
※
まだ続きます。
1月21日(金)の17時~21時、SHIBUYA TSUTAYAにて、パッカくんの写真撮影会が行われるそうです。
そして、翌1月22日(土)の14時~と16時~の2回、有隣堂ヨドバシAKIBA店にて、パッカくんが店内を練り歩くとのことです。
この両日とも、先程取り上げた、アディダス製のETUレプリカユニフォームなどの実物を見ることができるとのことで、一足先に現物を見たいんだという方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
そういう私は、サイン会には行けないですが、一足先にレプリカユニの現物が見たいんで、土曜の秋葉原に行ってみることにします。なんだかんだで、パッカくんにまだ会ったことがないというのもあるので。行かれる方は、どこかで私と人知れずすれ違うかもしれませんね(笑
・・・と、駆け足で情報などをまとめてみましたが、ここからようやく本題へと入っていきましょう。
タグ : GIANT-KILLING
今週の連載雑感(2011年1月17日~2011年1月23日)
2011.01.23 16:13
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- 振り向くな君は
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- 龍時
- うるとらスーパーさぶっ!!
タグ : ANGEL-VOICELOST-MANコラソン振り向くな君はキャプテン翼海外激闘編龍時うるとらスーパーさぶっ!!
今週の連載雑感(2011年1月10日~2011年1月16日)
2011.01.16 18:51
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- コラソン ~サッカー魂~
- 振り向くな君は
- うるとらスーパーさぶっ!!
今週の『GIANT KILLING』#194
2011.01.13 23:22
まずは、先週話にあった、ツジトモ先生のサイン会の話です。
場所は、1月29日14時から東京池袋・芳林堂書店 コミックプラザで行われるそうですが、前回同様、書店で整理券の予約が必要になっています。
サイン会の詳細については、モーニング公式サイトのリンクを貼っておくので、参加希望の方はそちらで詳細を確認してみて下さい。そちらで、18巻の表紙画像も見れるので、併せてチェックしてみて下さい。
(参考リンク:『ジャイキリ』最新⑱巻発売記念、ツジトモサイン会開催決定!)
ちなみに言うと、私は、29日は日程的に問題ないし、是非とも参加したいところではあるのですが、物理的に整理券の予約ができない状況になってしまうと思うので(仕事の昼休みとかじゃ無理ですよねぇ・・・)、見送ってしまうことになると思います。・・・残念だけど、しょうがないですね。
・・・
それと、ツイッターでひっそりと公開していて、すでに見てくれた方もいらっしゃると思うのですが、ETUのこれまでの全試合の出場選手リストというのをまとめて画像化してみたので、興味のある方はこちらよりどうぞ。先週そのことを書こうと思ってたのですが忘れてました(苦笑
後々もう少し見やすいように改良したいと思っているのですが、とりあえずの暫定版として、あくまで参考程度に捉えてもらえればと思います。もし、何か記述ミスなどあるようでしたら、私の方までご連絡いただけるとありがたいです。
タグ : GIANT-KILLING
今週の連載雑感(2010年12月27日~2011年1月9日)
2011.01.09 21:33
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- 振り向くな君は
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- 蹴児
- ふでかげ
- うるとらスーパーさぶっ!!
記事の更新途中でブラウザが落ちてしまい、一度書いた記事がすべて飛んでしまったというアクシデントがあったため、少し簡易更新気味になってしまっていますがご容赦ください。
今週の『GIANT KILLING』#193
2011.01.06 23:17
今週は、週刊モーニング2011年6号になるのですが、ジャイキリの連載が2007年6号からスタートしたということで、今号から連載が5年目と突入しました。
連載初期と比べて、個人的にジャイキリの楽しみ方はだいぶ変わってきたのですが、連載が始まって4年経った今でも、依然として私が大好きなサッカーマンガであり続けることには、なんか変わりありません。
今後も、自分が思いっ切りジャイキリを楽しんでいる限り、このままのテンションで今週のジャイキリを更新し続けているつもりでいますので、よろしければ、また今年も一緒に楽しんでいただければ幸いです。
・・・ということで、まずは速報です。
モーニング本誌を読まれている方は、すでにご存じの方も多いと思いますが、1月下旬、東京都内にて、ツジトモ先生がサイン会を実施されるそうです。
とは言っても、詳細は次週、7号にて発表されるとのことで、とにかく、今は続報を楽しみに待つとしましょう。
ジャイキリ18巻&ムック本のvol.04が、1月21日発売となりますが・・・
18巻の初版限定ステッカーは、コータたち子どもサポーターのフラッグだそうです。
そして、extra vol.04の方では、いよいよETUのレプリカユニフォームをはじめとした、アディダスとのコラボ企画の記事が掲載されるそうです。
アディダスとのコラボについては、最初は秋って話で、そこから少しばかり時間が経過してしまっていますが、個人的にもすっごく楽しみにしているものなので、早く情報を知りたいという気持ちでいっぱいです。
単行本にムック本、どちらも楽しみなので、早く発売日が来てほしいですね~。
タグ : GIANT-KILLING
2011年1月発売予定のサッカーマンガ
2011.01.02 11:13
■ 1月7日発売
『ANGEL VOICE 19』 / 古谷野孝雄
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■ 1月15日発売
『イナズマイレブン 外伝集』 / やぶのてんや
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■ 1月19日発売
『キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA 3』 / 高橋陽一
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■ 1月21日発売
『GIANT KILLING 18』 / ツジトモ(原案・取材協力:綱本将也)
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■ 1月27日発売
『俺たちのフィールド 8 Jリーグの旗の下に(My First WIDE)』 / 村枝賢一
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2010年のサッカーマンガ界を振り返ってみよう!
2011.01.01 23:06
新年明けましておめでとうございます。
2011年も“サッカーマンガを読もう!”をよろしくお願いいたします。
・・・と、まずは、定番のご挨拶を済ませたところでさっそく本題に入るとしましょう。
2011年最初の記事は、事前の予告の通り、少し遅くなってしまいましたが、2010年のサッカーマンガについて、あれこれ振り返ってみたいと思います。
■ 現在連載中の作品
- 『イナズマイレブン』 / やぶのてんや(他、複数バージョンあり)
- 『うるとらスーパーさぶっ!!』 / 村山文夫
- 『エリアの騎士』 / 原作:伊賀大晃 漫画:月山可也
- 『ANGEL VOICE』 / 古谷野孝雄
- ★『キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA』 / 高橋陽一
- ★『けったま! ~蹴球☆らいおっとガールズ~』 / 不動らん
- ★『ゴールデンキッズ』 / 高橋陽一
- ★『コラソン ~サッカー魂~』 / 塀内夏子
- 『GIANT KILLING』 / ツジトモ 原案・取材協力:綱本将也
- ★『1/11 じゅういちぶんのいち』 / 中村尚儁
- ★『蹴児(ケリンジ)』 / 原作:井龍一 漫画:千田純生
- 『蹴球少女』 / 若宮弘明
- ★『T.R.A.P』 / 大和屋エコ
- ★『修羅の門異伝 ふでかげ』 / 原作:川原正敏 漫画:飛永宏之
- ★『振り向くな君は』 / 安田剛士
- 『MAGiCO』 / 佐久間力
- 『YATAGARASU』 / 愛原司
- ★『LIGHT WING』 / 神海英雄
- 『龍時』 / 原作:野沢尚 漫画:戸田邦和
- 『LOST MAN』 / 草場道輝
■ 2010年に連載が終了した作品
- 『さよならフットボール』 / 新川直司
- ★『少年疾駆』 / 附田祐斗
- 『蹴助DX』 / 馬場民雄
- 『デビル・フットボール・キングダム』 / 倉谷友也
- 『ばもら!』 / 長田佳巳(フットサルマンガ)
※ ★は、2010年に連載がスタートした作品。
※ 『フットボールネーション』は、現在休載中。
※ 『赤菱のイレブン』などローカル色の強いもの、かわせひろし先生の個人サイト掲載の『ケッタ・ゴール! 激闘編』、『清村くんと杉小路くんろ』や『ぼくらのカプトン』(★)といった管理人の中では“サッカーマンガ未満”に定義されるものなどは、リストから除外しています(もし、その他記入漏れなどがあるようでしたら、お手数ですが管理人までご連絡いただけると非常に助かります)。
現在、自分が確認している連載中のサッカーマンガは20作品あります。
しかも、それは複数ある『イナズマイレブン』のコミック作品をひとつにまとめ、現在休載中の『フットボールネーション』、ローカル色の強いもの、『個人的にサッカーマンガとは言い切れないと思っているものは数に含めていないことを考えると、実に数多くのサッカー関連マンガが存在しているということになります。
特に2010年は、新連載が11作品と近年稀に見る新連載ラッシュとなりました(ちなみに、2009年は、『フットボールネーション』と『デビル・フットボール・キングダム』の2作品のみ)。
その理由のひとつには、2010年がワールドカップイヤーだったこともあるかと思いますが、しかし、実際にはワールドカップ後に連載が始まったものも多く、日本代表を題材にした作品も『コラソン ~サッカー魂~』ぐらいであったという事実は個人的に興味深いものがあります(『蹴助DX』も代表で戦うところが描かれていましたが)。
それでは、ここからはトピック別に振り返ってみようと思います。
□ クッキリ別れた“明と暗”
現在のサッカーマンガ界全体としては、作品数も近年の中では一番多く、内容的にもバリエーション豊富で充実していて、極めて堅調であると言えると思います。
その中でも目を見張るものがあるのが、講談社勢の躍進ぶりでした。
2010年に終了したものも含め、連載されていた全25作品のうち、40%にあたる10作品が講談社系列の雑誌で掲載された(その次が集英社の5作品)と考えれば、素直に“すごい”としかいいようがないです。本当、講談社はどうしてしまったんだと思わずにはいられません(笑
特に、『蹴児』に『ふでかげ』と立て続けに連載が始まり、『YATAGARASU』と合わせ、一気に1誌で3作品のサッカーマンガが掲載されることになった月刊少年マガジンの存在が記憶に新しいところだと思います。
しかも、講談社勢のさらにすごいところは、良作が多いことなんですよね。
アニメ化されて飛躍を見せた『GIANT KILLING』をはじめとして、マイナー誌として位置付けられるであろう(ファン・読者の方ごめんなさい)マガジンイーノにも『さよならフットボール』のような素晴らしい作品が掲載されたことも称賛されるべきではないかと考えます。
さすがにこれ以上は・・・と思いますが、やれるものならもっとやってみやがれとあえて煽るような発言をしておくとします(笑
その一方で、惨敗続きなのが、週刊少年ジャンプ勢。
2010年は、『少年疾駆』がまず短期で打ち切りとなり、その後、『LIGHT WING』の連載をスタートさせるも、今現在の掲載位置は最後方・・・。
作品を描く漫画家さんたちはそれぞれに頑張っていると思うのですが、それでも客観的に見て、人それぞれ好みはあるのですが厳しいかなと思わざるを得ない作品の掲載が続いているのも事実で(それは、何よりアンケート至上主義の結果がそれを示している)、このあたりは、むしろ編集サイド、雑誌サイドのスタンスに疑問を感じてしまいます。
両作品ともに10週での打ち切りこそ逃れているものの、『NUMBER10』、『マイスター』から続くサッカーマンガ惨敗の波はいつまで続いてしまうのか。
やはり、日本で一番売れている漫画雑誌にサッカーマンガが定着しないのは寂しいです。 いつかこの現状を打開してくれるようなサッカーマンガの登場に期待したいですね。
□ 『キャプテン翼』が連載30周年
前項のラストで現在の週刊少年ジャンプにおけるサッカーマンガの現状を嘆くことを書きましたが、かつて、その週刊少年ジャンプで連載され、日本のサッカー界に多大なる貢献し、日本にとどまらず世界的な名プレイヤーにも影響を及ぼした『キャプテン翼』が、2010年で連載30周年を迎えました。
その30周年を迎えた2010年に、バルセロナに所属する翼くんがエル・クラシコを戦うところを描く新シリーズ、EN LA LIGAがスタート。
正直、現行のキャプ翼シリーズには、以前のような爆発的な人気はないかもしれません。というか、個人的に今のキャプ翼は(特に Road to 2002以降は)、結構微妙に思うことも多々あったりもします。
けど、それでも、やっぱり今でも絶大な知名度を誇り、ちょっとしたことでもすぐに話題・ネタになってしまうサッカーマンガは、キャプ翼おいて他にないんですよね。なんだかんだ言っても、みんなに一番愛されているサッカーマンガはキャプ翼なんです(今の若い年代は、その対象がイナイレになるのかなとは思いますが)。
自分も近年のシリーズに関しては、ネタ的な発言を多くしていると思いますが、・・・とは言っても、日本サッカーに多大な影響を与えたキャプ翼、陽一先生のことは最大限にリスペクトしています。というか、無印キャプ翼は、ノスタルジー的な意味合いも確かにありますが、今読んでも楽しめますし。
陽一先生自身も、今後キャプ翼を描き続けることに強い意欲を持ってらっしゃいますが、自分も翼くんたちの未来を見守り続け、時にはツッコみを入れながらも楽しんでいければいいなと思っています。
そういえば、昨年の記事で、現行シリーズの前作にあたる、日いづる国のジョカトーレが単行本化されてないといったことを書いたと思うのですが、今年6月にようやく発売されました。
2010年は、他にもゲームが発売されたり、CDが発売されたりなど、何かとワールドカップが始まる直前に発売が集中していたのですが、連載中の程よい時期に一度は発売予定リストに名を連ねながらも、発売を2010年まで延ばした理由はそういうことだったんだなと・・・。まったくもって商売上手なやり方だと思います。
それと、陽一先生と言えば、携帯サイトではありますが、自身で書かれた小説『ゴールデンキッズ』のコミック版の連載も始まりました。有料サイトではあるのですが、興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
□ さらに加熱するイナイレブーム
『イナズマイレブン』の話に関しては、コミック版もありますが、基本はゲームが原作でアニメなどの方がメインな感じがあるので、普段はあまり言及しないのですが、ただやはり、サッカーとの結び付きという部分でまったく無視するわけにもいかないかなとも思うので、今年もこの場で少しだけ話をしたいと思います。
ネットの世界では、人気投票の結果が何かと議論を呼んだことが記憶に新しい『イナズマイレブン』。
今年、サッカーサイト系では、日本代表の試合の視聴率がイナイレアニメの視聴率にかろうじて勝利したという話がありましたけど、その時のイナイレの視聴率を見て、「イナイレの視聴率って始まった初期よりも上がってるじゃん」と、着実にその輪が広がっていることを実感した記憶があります。
私もアニメとかは普通に観てるとはいえ、実際そこまで詳しいわけじゃないんですけど、現在のイナイレのクロスメディア化は本当にすごいなと思います。
イナイレは、元々クロスメディア化を前提として作られたものではあるんですけど・・・、原作のゲームに、コミックもやぶのてんや版の他にもこしたてつひろ版や吉祥寺笑版などと複数ありますし、カードゲームや玩具類、今年は映画化されたばかりでなく、舞台化までもされたり、さらに某コンビニではイナイレ弁当なるものが登場したり・・・
あ、少し話は違いますが、マントをつけてサッカーの試合に出ようとした少年がレフェリーに止められ、それに怒った親が、「イナズマイレブンのアニメで認められてるんだから、試合でマント着ても問題ないだろ!」と発言したらしいという話もありましたね。とにかく、今のイナイレはすごい。
・・・で、自分がすごく興味を持っているのは、今あるイナイレ現象が日本サッカーの将来にどんな影響を与えてくれるのかなということです。
かつてキャプ翼を読んで育った少年たちがいるように、イナイレを観て育った少年たちが日本代表の主軸を担うようになった時、日本のサッカー界はどうなっているんだろうか。
よく日本代表に中盤のいい選手が多いのは、キャプ翼の影響が大きいんじゃないかいう言われ方をされたりするじゃないですか。きっと、そのひとつ答えがイナイレ世代の成長によって得られると思うんですよ。例えば、15年後の日本は、名GKが多く存在しているのかといった具合に。
キャプ翼とイナイレ、どちらも子供たちに大きな影響を与える存在という意味では同じですが、この両者の最大の違いは、キャプ翼は陽一先生なりサッカーを描いていこうとした結果トンデモになっていきましたが、イナイレの場合は最初からトンデモを描いたもの“超次元サッカー”だということですかね(笑
正直言うと、私は、最初イナイレのクロスメディア化の計画の話を知った時、面白そうだとは思ったけど、ここまでのブームになるとは思ってもいませんでした(苦笑
この先、イナイレは私にどんなものを示してくれるのか、これからも興味深く見守っていきたいと思います。
□ 『GIANT KILLING』のアニメが放送!
2010年の4月~9月、NHKBSにて『GIANT KILLING』のアニメが放送されました。
そのアニメ放送の評判が良かったのか、その後9月末よりNHK教育テレビ、つまりは地上波での放送がスタートされ現在も放送中となっています。
『イナズマイレブン』はゲームのアニメ化のため、サッカーマンガからのアニメ化は、現状では『GIANT KILLING』のみとなります。
個人的には、大好きすぎるジャイキリのアニメということで、戦々恐々としながら観始めていきましたが、パーフェクトの出来というわけではないですが、アニメの映像+音声によって原作の良さがより引き出される部分もあったりして(逆に、制作側が原作のジャイキリファンが感じる面白さのツボを理解しきってない部分もたまにあったりもした)、全体としてはそれなりに楽しめるものでした。
ただ、依然として、サッカーの動きの部分には大きな難があり、サッカー描写にも魅力があるジャイキリの面白さのすべてを引き出せたわけではなかったとも思っています。それは、サッカーの動きをアニメで表現するのは難しいと頭の中では理解してるつもりなんですけど、やはり残念だという気持ちが強く残ったのも事実で、今後のサッカーアニメにとっても大きな課題として立ちはだかるだろうと感じています。
そうは言っても、全体として今回のアニメ化は、ジャイキリにとって良い影響を及ぼしたことは間違いないです。
イナイレのようなブームまでは巻き起こしていないにしても、アニメ化にとって新規の原作ファンを開拓し、着実に単行本のセールスに結び付けていたので。そして、これはどうでもいい話ですが、原作のジャイキリをメインで扱っている、このブログにも新規の読者様が増えることにもなりました(本当にありがとうございます!)。
ジャイキリもまた、ETUのマスコットキャラであるパッカくんの着ぐるみを製作しスタジアムや書店などを回ってみたり、違う出版社から関連本が発売されたり、今冬にはETUのレプリカユニフォームの発売が予定されていたりなど、さらなる広がりを見せています。
ジャイキリも、イナイレとは少し形態が違いますが、マンガからリアルサッカーへの世界につなげる役割を着実に担っていて、この先もっと世界を広げていくことができるのか、ひとりのジャイキリファンとして、自分もつながりの中にいるごく一部の存在として、楽しみに見守っていきたいところです。
□ 『GIANT KILLING』と『イナズマイレブン』が講談社漫画賞を受賞
ある意味、上の2つ要素を合わせたようなものですが、第34回講談社漫画賞にて、児童、少年、少女、一般の4部門のうち、児童部門では『イナズマイレブン』が、一般部門では『GIANT KILLING』とサッカーマンガ関連から2作品が受賞するという結果となりました。
この件につきましては、新たに語るようなこともないので、当時このことを取り上げた記事のリンクを貼って終わりとさせていただきます(手抜きじゃないですよ?w)。
改めまして、綱本先生、ツジトモ先生、やぶの先生、おめでとうございました。
□ NHKBS・MAGネットでサッカーマンガ特集が放送される
今年の5月に、NHKBS2などで放送されている、MAG・ネット ~マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ~にて、“サッカーマンガ2010”と称した番組が放送されました。
えっと・・・、2010年で個人的に一番大きな出来事がこれでした。
そりゃあそうですよね、ブログがテレビで紹介されたり、顔は出さなかったとはいえ私自身が“サッカーマンガを読もう!”管理人としてテレビにほんの少しだけでも出てしまったわけですからね(苦笑
まぁ、これについても、当時の記事を貼っておけば十分・・・かな?(笑
実を言うと、この記事を書き始める前、録画しておいた放送を見返してました。
えぇ、久々に観ても、やっぱり死ぬほど恥ずかしかったですとも!(笑
でも、この番組との関わり合いは、自分としてはいろんな意味で貴重な体験をさせてもらって、番組のごく一部ではありますが、関わらせていただいて良かったと心から思っています。特に、『フットボールネーション』がテレビに紹介される、小さなきっかけになれたことは、ささやかな自分の誇りでもあります。
そして、インタビューされるのって、すごく大変なことなんだなということを思い知りもしました。
というのも、自分が本当に言いたいことを上手く言葉で表現し切れなかったとしても、それがバッチリ映像として収められ、確かな証拠としてその発言が放送されてしまうわけじゃないですか・・・。
もちろん、それは自分の能力不足な部分もあるんですけど(自分としては、過不足なく伝えきれるように意識していかないといけない)、それ以降、私はたとえインタビューでその人本人の発言を聞いたとしても、すべてを鵜呑みに捉えることはしなくなりました。
それは、決してその人の言ってることを信じないというわけではなくて、本当に伝えたいことを言い切れてない場合もあるということをも考慮しているということです。これが文章だったら、納得いくまで考え直す、書き直すことができますけどね(それだって、適切に伝わらないことなんていくらでもある)。
・・・なんか、サッカーマンガの話題から遠ざかったしまいましたが、とにかく、この話に関わったことは、自分にとって大きなプラスになりました。その最初のきっかけを自分に与えてくれた、番組プロデューサーさんには心から感謝しています。
私としては、テレビじゃなくても、こういう何かの機会があったら関わってみたいという気持ちはすごくあるので、もし自分のような者が必要な時がありましたら、いつでも声をかけて下さいますよう、お待ちしておりますー(笑
・・・
・・・といった感じで、2010年のサッカーマンガ界について、思いつくままに振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。
この記事では、主に今年あった出来事を中心に書いてきましたが、この後、もうひとつ2010年を振り返るものとして、“このサッカーマンガがすげぇと思った2010年(仮)”と題して、大体自分が書いてきたことのまとめ的な内容になるかと思いますが、作品別にいくつかをピックアップして語ってみようかと考えています(それはまた後日に)。
さて、2011年は、サッカーマンガ界にとってどんな年になりますでしょうか。
個人的には、2014年以降主軸になってきそうなサッカーマンガの台頭に期待したいですね。現在主軸になってるサッカーマンガたちも、結構いい感じの巻数になってきましたし、さらなる未来を考えるとそろそろこのあたりで・・・と思います。
あとは、サッカーではないけれど、本格志向のフットサルマンガの登場にも期待したいところです。そろそろ出てきてもいいでしょうと。『ばもら!』も、いつの間にか終わってしまいましたからね・・・。
それと、今年からジュニア世代のサッカーが、従来の11人制から本格的に8人制になっていくということで、それがすぐさまサッカーマンガに反映されることはないかもしれないですが、その動向は気に留めておきたいなと思ってます。
みなさんは、2011年以降のサッカーマンガに、どんなものを期待されていますでしょうか。
なかなかすべてを完璧にとはいかないですが、なるべく新しいものの情報は素早くフォローしていければと思っていますので(小さなことでもいいので、何かネタがあったら提供してください)、今年もよろしくお願いいたします。