今週の『GIANT KILLING』#181
2010.09.30 23:23
【読み切り雑感】『Pinch kicker -あるいは走れない代打-』(前編) / 手原和憲
2010.09.30 01:44
9月27日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ43号に掲載されている読み切りサッカーマンガ、『Pinch kicer -あるいは走れない代打-』(前編)(作者:手島和憲)を読んだ雑感です。
アニメ『GIANT KILLING』#26(最終話)・感想
2010.09.26 23:28
教育テレビにて、ジャイキリアニメの地上波放送が始まりました。
・・・が、こちらの本編の方は、今回で予定の26話を迎え“ひとまずの”最終回となります。
全部観終わった現在の心境はラストに書くとして、まずは、ジャイキリアニメの最終話について今週も語っていきましょう!
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今週の連載雑感(2010年9月20日~9月26日)
2010.09.26 18:57
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- うるとらスーパーさぶっ!!
今週の『GIANT KILLING』#180
2010.09.22 22:55
いよいよ今週土曜日18時25分からNHK教育テレビにて、ジャイキリアニメの地上波放送がスタートします!
BS放送から地上派への進出ということで、これがきっかでどれだけ新規のジャイキリ好きが増えてくれるのか。もっと言えば、ジャイキリアニメがきっかけでサッカー、Jリーグに興味を持ってくれる人も増えてくれればいいなーなんて思っていますがどうなっていくのでしょうか。
ジャイキリの知名度が広がるあまり、昔は「GIANT KILLING」で検索すれば普通にうちのブログが出てきたのに、今となってはちっとも引っ掛かりやしない・・・。そんな現実に少々寂しさも感じる部分もありますが(笑)、キャプ翼クラスというのは難しいにしても、ジャイキリはもっと大きな存在になれる作品だと信じているので、この調子で行けるところまで行ってほしいですね!
※
それと、今週号のモーニングには、パッカくんが10月2日埼玉スタジアムで行われるさいたまダービーにやって来るということで、さいたまダービーのチケットプレゼントと大宮アルディージャの鈴木淳監督のインタビューが掲載されていました。
最近、パッカくんはあっちこっちと出没していますが、埼スタでパッカくんの姿を見てみたいという方は、当日足を運んでみてはいかがでしょうか。
私は、もう前々からの予定があるので行けません。
あー、せっかく、パッカくんが地元のさいたままで来てくれるというのに。というか、本来だったらパッカくん関係なく行く試合なんだけどなぁ・・・。こういうのが一番ガッカリですよ・・・orz
(参考リンク:10月2日(土) Jリーグ ディビジョン1 第25節 浦和レッズ戦 アンダーアーマープレゼンツマッチ『さいたま"ハッピー"ダービー』スタジアムイベント開催のお知らせ)
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『コラソン ~サッカー魂~ 1・2』 / 塀内夏子
2010.09.20 21:34
※ネタバレとなりうる要素を含んでいますのでご注意ください
1・2巻同時発売というわけではないのですが、1巻の感想を書きそびれてしまってので、2冊分まとめて書いていきます。サッカーマンガでは、『Jドリーム』シリーズが有名な塀内夏子先生の最新作、『コラソン』の1~2巻の感想です。
※
まずは、『コラソン』という作品について、簡単に書いていきますと・・・
20XX年W杯アジア最終予選の終盤 日本は窮地に陥っていた―――
『コラソン』は、ワールドカップアジア最終予選を戦う日本代表を題材にした作品です。
5チーム中上位2チームが勝ち抜けるリーグ戦において、日本代表は5試合を消化して暫定4位。まだ自力で勝ち抜け可能な状況とはいえ、チームは深刻な得点力不足。さらに監督は、“目指す方向のサッカーはできている”と今ひとつ危機感のない発言に終始するありさま。
そこで日本サッカー連盟は、この状況を打破するため、新監督して欧州のクラブやナショナルチームを中心に(韓国やオーストラリアも含む)、数多の実績と経験を持つヘルマン・ヴィーズラー(72歳・旧東ドイツ出身)という人物を代表監督として招聘。
会長はかなり渋りながらも“全権委任”を条件に新しい日本代表監督に就任したヘルマン。彼は、課題である得点力不足を解決する手段として、あるFWを代表に召集することを示唆します。
そのFWの名は、戌井凌駕。
彼こそがこの作品の主人公。
現在ブラジルのブルメナウという2部リーグに所属。
南米に渡ってからの凌駕は、パラグアイやチリの2部など、どの国でも得点王を獲ってきたという実績がある反面、試合中の暴力行為と連盟会長の顔に泥を塗る態度を示したことから(後者は、会長の凌駕を自らの権力誇示に利用しようとした自業自得な面が強いですが)、日本を追放された過去を持つ身でもありました。
そんな凌駕の代表召集に、当然、サッカー連盟側も難色を示しますが、何しろ“全権委任”を条件にヘルマンと契約してしまった以上、それを拒むことはできず・・・。
果たして、いわくつきのストライカー・戌井凌駕は、得点力不足の日本代表を救うことができるのか?
そして、全てを託された老将・ヘルマンは、日本代表をワールドカップへ導くことができるのか・・・?
・・・と、そんな感じで、『コラソン』という作品は始まっていきます。
単行本1~2巻では、凌駕が代表に召集されるところから、予想通り凌駕が代表チームに加わったことによりあれこれ波乱の展開が巻き起こり、そして、残り3試合のうちの1試合のサウジアラビア戦の様子などが描かれていきます。
※
素行は悪いが相手DFと荒々しく渡り合いゴールを決めるストライカーの存在、経験と実績が豊富でサッカーの何もかもを知り尽くしているかのような名将が日本代表の指揮を執り、さらには日本サッカーを揶揄するかのような表現が見受けられたり・・・
塀内先生の思い描く日本代表のひとつ理想像というのが、シンプルだけどストレートに心に伝わってくる・・・、そんな作品だなぁと思いながら、現在進行形の連載の方も含めて読んでいます。
そもそもこの作品は、日本代表がワールドカップを戦う前に連載が始まったものでした。その当時日本代表を取り巻く状況は、決して明るい希望が持てるというようなものではなく・・・
まぁ、ぶっちゃけ言うと、もし日本代表がワールドカップ悪い意味で日本らしい戦いをして惨敗してしまった時、この作品を読んで胸をスカッとさせたり、凌駕のようなFWにヘルマンのような監督が日本にもいてくれたらなぁと思いを馳せてみたりする・・・、そういうためにあるんだと思ってた部分もありました(爆
しかし、実際にワールドカップで日本代表が健闘を見せた今となってはそれも過去の話(苦笑
とはいえ、塀内先生が思い描くFW像や日本代表像そのものは私も分かる部分があります。それに加え、人間ドラマを描く名手である塀内先生らしい良さも変わらず健在。それらがあいまって面白さを構築されていく・・・。
『コラソン』という作品もまた、私にとっては心を突き動かしてくれる、素晴らしいサッカーマンガのひとつと言えるものです!
今回は、私が『コラソン』を読んで面白いと思っている部分を、2つのポイントに中心に書いていこうと思います。
※
まずひとつは、ストライカーが主人公であり、その描写は作品のキモであるということで、凌駕が代表初ゴールを奪うサウジアラビア戦の先制ゴールのシーンについて。
この試合、4-3-3のセンターフォワードとしてスタメン出場した凌駕。
そんな凌駕が始まった試合でまず最初にしたことは、サウジのCB2人に身体(というか肘)を当てて倒したことでした。
凌駕見せたいきなりのラフなプレーに観客からはブーイング、チームの司令塔で凌駕にパスを供給する中神も怒りを露にします。しかし、凌駕はまったく悪びれる様子もなく、俺はここにいるぞと挨拶してやったと返します。
ヘルマンが言うFWの条件として、相手CBにいかに意識させ存在感を見せるか。要は、相手にとって自分が危険であることを認識させるが大事であると言います。
そこで、ヘルマンは凌駕を危険なプレーヤーであることを認識させるための手段として、最前線から少し引き気味の位置でプレーするよう凌駕に要求していました。
なぜなら、相手CBのマークのないところでボールを受け、強烈なブレ球ミドルシュートを打たせるため。
そんな凌駕のミドルシュートは、サウジDFに脅威を与え、それを警戒するあまり凌駕との距離を詰めるためディフェンスラインを上げ始めます。これによって、サウジDFの背後にスペースを作ることにまず成功します。
そして、司令塔・中神にボールが渡ります。
そこには、タイミングよくサウジディフェンスラインの裏に走る凌駕の姿が。
暴力的な凌駕のことを嫌う中神ですが、先程のプレーで凌駕のFWとしての可能性は感じ始めており、その答えを確かめるべく前線にパスを送ります。
しかし、凌駕の欲しいポイントからは少し短く、ボールの動きに合わせてワンテンポ待つうちにサウジDFに追いつかれボールを失ってしまいます。
シュートにつながらなかったとはいえ、攻撃としては可能性の感じられるもので、普通だったら意図は合っていたプレーに拍手をしてもよさそうなシーンですが、凌駕はそんな味方を労うようなことはしません。
「おせぇぞ! 中神っ
見て確かめてからじゃおせぇんだよ!!
トロいパス出してんじゃねぇっ このヘタクソ!!」
と、むしろ、味方を罵倒する凌駕。
しかも、このシーンは、運悪くカメラにもバッチリと収められていて、エース中神を罵る凌駕に観客からはブーイング。
そんな観客に対し、飲んだ水をスタンドに向かって吐き捨てるという前代未聞の行動を取る凌駕。もちろん、そんな凌駕に対してはさらなる大ブーイングの嵐となります。
普段はクールという中神も、パスを出したのにヘタクソ呼ばわりする凌駕に怒り心頭。けど、これも何と言いましょうか、面白さのひとつのエッセンスでもあるんです。
「FWのほうが偉い もっといいパスをよこせ」(凌駕)
「司令塔に逆らうな 文句言うなら決めてみろ」(中神)
このパスを出す側と受ける側の関係性。
2度目に中神からパスが出た時は、凌駕がサウジDFとの競り合いに敗れボールがゴールラインを割ってしまいます。その時には・・・
「追いつけよ!」
と、中神が凌駕に厳しい言葉をかけ、そんな中神を凌駕は睨みつける。
お互い人間的に合うもの同士ではないけれど、1点を取るために必要なことを主張しぶつかり合う。そのぶつかり合い、反発し合う力こそがプレーのエネルギーにもなっていく・・・。
もっと飢えろ!
もっと!!
もっと!!
でなければ「肉(ゴール)」にはありつけないぞ!!
・・・そんな描写に、ニヤリとさせられるものがあるんです。
そして、“その瞬間”が訪れます。
この試合、右ウイングとして、ヘルマンによって初めてスタメン抜擢された青野が執拗にボールを追い回した結果カットし、そのこぼれ球を中神が拾って凌駕へパスが送られます。
目の前には、サウジDFひとりとGKのみという状況で、ゴールに向かってドリブルする凌駕。
凌駕は、つかみかかろうとするサウジDFを腕で振り払い、左脛を削られても蹴られても倒されずに前進して行く。 さらに、凌駕を突き飛ばそうとするサウジDFの目を左手で塞ぎ視界を遮らせたところでGKと1対1になります。
そして、凌駕は冷静にシュートをゴール左隅に決め、サウジから先制ゴールを奪います!凌駕が相手DFと戦いながらも、荒々しくも力強く前進しゴールを決めるシーンというのは、やはり胸を熱くさせてくれるものがありました!
塀内先生の作画は、女性漫画家さん特有の弱さみたいなものがあるとは思うのですが、その中でも身体をぶつけ合い、泥臭く荒々しく前進していく描写というのは、しっかり表現できているのではないかと思います。
また、凌駕のゴールに、凌駕を嫌っていた面々も思わずバンザイしてしまっている描写もまた痛快。
スタジアムの観客達たちも湧き上がりますが、ここはやはり凌駕、普通のゴールパフォーマンスを見せてくれるはずがありません。
「マヌケども見たかっ どうだあっっ
バッキャロ――――」
あらー、中指まで立ててしまって・・・(苦笑
けど、これが戌井凌駕という男なのです!
凌駕の日常の素行の悪さに加え、プレーも相手にガツガツ肘を入れたりかなりラフ。そんな凌駕の性格なので、好き嫌いはクッキリと分かれるかもしれません。
ですが、凌駕が力強く前進していく姿は熱くさせてくれるものもあると思います。 もし、そんな凌駕の姿を見たいのであれば、サッカーマンガとしての基本的な部分は面白いですし、その描写は是非ご自身で読んでいただきたいなと思います。
※
そして、もうひとつのポイントは、経験と実績を兼ね備え、サッカーの何もかもを知り尽くす老将、ヘルマン・ヴィーズラーが見せる魅力です。
数々の語録も生み出していくヘルマンは、渋いけど本当にカッコいい!
代表監督として初めての練習。
具体的に指示を出さず、ただ紅白戦をさせるヘルマン。
どんなプレーをすればいいのか、やり方が分からず顔色を窺いながら不安そうにプレーする代表選手たちに対して・・・
(‥‥いちいち顔色なんかうかがうな!
しっかりと「大人のケンカ」をやってみろ!!)
と、直接言葉には出さず、無言のプレッシャーをかけてみたり・・・
サウジアラビア戦を前に緊張した面持ちを見せる選手たちに対しては、W杯に出場するすべての国が日本のW杯出場を願っていると、一見優しい言葉のように見せかけておいて・・・
「なぜなら
皆 W杯の予選リーグで日本と同じグループに入りたいからだ!」
と、選手たちの気持ちを逆撫でしておいて、その顔でピッチに入れと戦闘モードへと仕立て上げてから送り出す。
先制ゴールを決めるという結果を残したものの、観客に対する態度の悪さを見せてしまった凌駕に、謝罪させようと息巻く連盟の会長に対しては・・・
「‥‥‥‥‥‥NO!
FWが『謝罪』しなければならない理由は
何一つありません―――― 」
と返し、その場を立ち去るヘルマン。
(‥‥‥‥FWがゴールを取るためにする行動に
謝罪など何一つ――――
『代償』はすでに払っている)
FWとして結果を出し、相手DFに厳しいマークを受け、身体がボロボロになるほどまでに戦った凌駕を擁護一面を見せます。まぁ、余計なイエローをもらった凌駕本人に対しては、厳しく叱り付けてたりするのですが。
そして、個人的に2巻までのヘルマンに関する描写の中で一番痺れたのがこれです。
「『サッカー』は…… 賭けなんだよ
私は『試合』に『私の名前』を賭けるんだ
栄光やキャリアや私の人生すべてが詰まった 『男の名前』をBETする
(中略)
私はね今まですべての賭けに勝ってきたんだよ
だから今『現場(ここ)』に居る!」
サッカー監督として数々の実績を残し名声を高めてきた男だからこそ、説得力を持たせられるこの言葉。所詮はマンガのキャラのひとりかもしれないけど、どこか吸い寄せられるように、その言葉に耳を傾けてしまうんですよね。
そんなヘルマンが相手なので、凌駕がいくら反発心を見せようとしても、結局はすべてを見透かされ掌の中で泳がされてしm・・・いや、凌駕の素行の悪さは時にヘルマンの計算を超えることもありますが、そんな2人のやり取りは見ていて面白いところでもあります(笑
※
緊迫したワールドカップアジア最終予選を舞台に、塀内先生が理想とするFW像、日本代表像といったものを乗せて、その中に塀内先生らしい人間ドラマを織り交ぜて描かれていく・・・それが『コラソン』という作品だと思います。
今回は、凌駕とヘルマンにしかスポットを当てられませんでしたが、ヘルマンによってスタメン抜擢された青野に崎谷、前回ワールドカップの呪縛に苦しみ続ける中神に醍醐、かつて凌駕との接触プレーによって大怪我から苦労を乗り越え代表まで登りつめてきた赤城など、脇役たちの物語もまた熱く読ませてくれます。
『Jドリーム』をはじめとした、塀内作品が好きな方には迷わず買い。
個人的にもすごく好きな作品のひとつに挙げられるものですので、もし、内容に興味があれば、一度手に取ってみてほしいなと思います。
ただ、凌駕のようなタイプのプレーヤー(というか人間性?)が嫌い、不快に感じそうであるのなら、少し様子を見た方がいいかもしれません。これだけは、付け加えておきます。
※
続く3巻では、グループリーグ首位を走るオーストラリアとの対戦が描かれていきます。
ヘルマンがかつて率いたチームでもありますが、日本代表が前回のワールドカップで対戦して屈辱の逆転負けを喫した相手。
特に、その代表チームで戦った中神、醍醐の2人は強い想いを抱いていますが、一体どんな試合になっていくのか注目です。
■ 掲載
【1巻】
第1話~第9話
週刊ヤングマガジン2010年第13号~第21・22合併号
【2巻】
第9話~第18話
週刊ヤングマガジン2010年第23号~第30号、第32号
オーストラリア戦前日、醍醐と凌駕が1対1をするところまで収録
タグ : コラソン
アニメ『GIANT KILLING』#25・感想
2010.09.19 23:46
来週末から地上波での放送も始まりますが、BSの方ではジャイキリアニメも残るところあと2回。今週もよろしくお願いいたします。
ジャイキリアニメのDVD3巻は発売中です!
グッズサイトの方では、地上波放送を記念して、クイズに応えて壁紙がゲットできるキャンペーンが実施されています。また、グッズの同時購入で送料無料キャンペーンも実施されているそです。興味のある方は、チェックしてみて下さい。
(参考リンク:ジャイアントキリンググッズサイト)
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今週の連載雑感(2010年9月13日~9月20日)
2010.09.19 23:45
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- T.R.A.P
- うるとらスーパーさぶっ!!
祝日の都合上、『コラソン』は2週分の感想を書いてます。
【新連載】入学校を間違い、超弱小校から日本一を目指す!『LIGHT WING』第1話雑感
2010.09.18 21:38
9月18日発売の週刊少年ジャンプ42号にて連載がスタートした、『LIGHT WING』(作者:神海 英雄)の第1話を読んだ雑感です。
連載作品の雑感なので、一応記事はたたみます。
作品を絶賛するような記事を求めている方は、スルーしてしまって下さい。
タグ : LIGHT-WING
今週の『GIANT KILLING』#179
2010.09.16 21:14
最新単行本の17巻が、10月22日発売になりますが、同日にジャイキリムック本の第3弾、GIANT KILLING extra vol.03も発売されるそうです。
第3弾のサッカーパートは、育成年代の指導者にスポットが当てられた内容になるとのこと。その他の部分については、現在は不明ですが後々情報があがってくるかと思います。とりあえずは、続報を楽しみに待つとしましょう。
タグ : GIANT-KILLING
アニメ『GIANT KILLING』#24・感想
2010.09.13 00:16
今週の連載雑感(2010年9月6日~9月12日)
2010.09.12 23:55
今週の『GIANT KILLING』#178
2010.09.09 22:36
10月開催分のジャイキリシートの募集が始まっています。
締め切りは、9月17日までということで、季節的にもちょうどいい気候にもなってきますし、スタジアム観戦したことがないという方は、これをきっかけに応募してみてはいかがでしょうか。
(参考リンク:《ジャイアントキリングシート2010》、10月開催分の募集がスタート!)
タグ : GIANT-KILLING
『LOST MAN 9』 / 草場道輝
2010.09.07 01:24
※ネタバレとなりうる要素を含んでいますのでご注意ください
“「今一番オススメしたい漫画」と大絶賛!!!”
漫画好きで知られている方とはいえ、まさかの麻生太郎氏が帯に登場!
『LOST MAN』9巻の感想です。
プレミアムリーグの開幕戦、マンチェスター・ユニオンvsバーミンガム・シティ。
味方GKの退場により10人での戦いが強いられ、先制点も許してしまったマツモトの所属するマンUでしたが、相手の執拗なマークに苦戦を強いられながらもそのセンスを見せ付けたシンプソンのパスによって同点に追いつきます。
マンUは、1人少ないとはいえ、その後も圧倒的に攻めるもなんとか勝ち点1を取るため必死に守備を固め引き分けを狙うバーミンガムをなかなか切り崩せず、残り15分となったところでいよいよマツモト(&ミッコリ)が登場!
9巻では、マツモトたちがピッチに降り立つところから始まっていきます。
※
9巻では、マツモトとミッコリが投入されたバーミンガム戦の決着、途中出場して十分な活躍を見せているにもかかわらずスタメン出場できないマツモトの苦悩、そして、コミュニティ・シールドでも対戦したリヴァプール・シティとの再戦といったあたりの話が描かれていきます。
結論から言えば、9巻もすごく面白かったです。
まず、サッカー描写が面白い!
シーズン5冠を目指すマンUの戦い。
マンUだってマンUと戦う相手チームだって、当然少しでも良い結果がほしい。そのためにお互い戦略や駆け引きを用いていきます。
描かれている戦略的な話そのものも面白いですが、それらを表現する草場先生の迫力ある圧倒的な描写力がまた素晴らしくて、サッカー描写をよりドキドキワクワクさせるものにしてくれます。
で、『LOST MAN』は、サッカー監督マンガというわけではないですが、マンUのチャーチルはもちろん、そのマンUを倒すために指揮を取る相手チームの監督のキャラもまた個性がしっかりと立っていて、それがまたサッカーマンガとしての面白さに彩りを添えてるのではないでしょうか。
そして、コメディ描写が面白い!
『LOST MAN』のコメディの女王と言えば、やっぱり詩乃さん。
(勝手にそう呼んでしまってごめんなさいw)
今回も、マツモトの記憶を取り戻すため催眠術をかけようとしてみたり、サカザキに扮してチャーチル監督にマツモトのスタメン起用を進言してあっさりあしらわれてしまったり、カーリーとじゃれ合ってみたり(違うw)といった行動で私たちを楽しませてくれます。
とはいえ、それらの行動すべては、マツモトのために向けられたもの。
詩乃のそのけなげな言動や喜怒哀楽の表情といったものは、時に予想外の方向性に突き進むこともありますが、とても愛すべき存在でもあります。
そして、サッカー描写と重なる部分もありますが、世界のトップリーグ、ビッグクラブを舞台に描かれていく物語が面白い!
同じポジションを争うマツモトとシンプソンの戦い。
この2人の心の中には、それぞれの思うところがあります。
十分な活躍を見せながらもベンチ生活から抜け出せず苦悩するマツモトに、高いパフォーマンスを示し続けるも接触プレーを避けるという絶対のポリシーを変えることのないシンプソン。
このふたりのポジション争いの鍵を握るのは、監督として起用する選手を選び立場である、サー・アリステア・チャーチルということになるのですが、このチャーチル監督がまたいいキャラを見せてくれているんです。
2人の選手の心理を上手く操り、チームをさらなる高みへと導いていこうとするチャーチルの描写には、ニヤリとさせてくれるものがありました。
マンUの生え抜きでU-13の頃から見てきたというシンプソンに対しては、今後の成長に高い期待感を示しながらも、シンプソンが接触プレーを避けるようになった過去の話に触れ(詳細は10巻あたりで描かれるはず)、接触プレーを厭わないマツモトの存在をチラつかせながら過去の呪縛からの脱却を促す言葉をかけます。
そうして迎えるリヴァプール・シティ戦。
この試合のスタメンは、前年のプール・C戦でシンプソンを封じられて敗れたにもかかわらず、やはりシンプソンのものでした。
1000の戦術を持つという、プール・Cの監督・サッカリーは、負けっぱなしを嫌うチャーチルはもう一度シンプソンを使ってくると思っていたと読み、それならばとこの対戦でも徹底してシンプソンを潰しにかかる策を採ります。
その策とは、GKのスローイングをわざとシンプソンに投げ、ボールをトラップする瞬間を狙いマーカーにコンタクトプレーさせるというもの。
しかし、シンプソンもプール・Cのマキャベリーノの激しいコンタクトプレーを巧みにかわし続け、味方へパスを供給していきます。・・・が、マンUの攻撃は、プール・CのGKバンクスにことごとく止められ得点を奪えず。シンプソンのほうも、タックルをかわしてると言っても、完全にかわしきれているわけではなく、マキャベリーノに足を削られ続けダメージを負っていきます。
それでも、激しく身体をぶつけ合うイングランドの伝統的スタイルを真っ向から拒むプレースタイルでプレミアムリーグを戦い続けるシンプソン。
そんなシンプソンのスタイルと共にこれまでいくつもの勝利をつかんできた味方のマンUの選手たちは、シンプソンのスタイルに理解を示しています。
だから、自分たちのやることは、先にバンクスの守るゴールを破ること。つまりは、バンクスを破るのが先か、シンプソンが潰れるのが先か。この両者の緊張感が伝ってきて面白いです。
そんなシンプソンのスタイルを否定するのがマツモト。
チャーチルの意向によって隣に座らされたマツモトは、自分だったらシンプソンのように回りくどいことをしなくてもコンタクトプレーで勝負できる。だから、今日の試合は、自分がピッチに立つべきだという主張をチャーチルにするマツモト。
そんなマツモトの主張に対して、チャーチルはこう答えます。
「質のいい嫉妬は人を成長させるものだな…」
シンプソンの当て馬として、マンUに加入したと思われたマツモトではあったけど、そう思わせといて、実はしっかり一選手としてマツモトのことを見ている。そんなチャーチルのサッカー監督としてのスケールの大きさを感じさせる描写がすごくいいんです。
そして、監督と言えば、プール・Cのサッカリー監督の描写もまた個性に溢れていていいキャラを見せてくれます。
シンプソンを潰すと言っても、怪我をさせて退場に追い込もうとしているわけではない(マーカーのマキャベリーノの本心は、まぁ違うところにあるのですが)。執拗にコンタクトプレーを狙い続けることで、シンプソンのメンタルに雑音(ノイズ)を入れるのがその目的。
まるで自分をスタジアムと言う名の劇場の指揮者のように振る舞い、作中でもサッカリーをそのイメージを適切に描いていく草場先生の作画といったものが、またその雰囲気を醸し出し、読む者に高揚感を与えてくれます。
「純白でいられなくなった背中の羽根は…
まさに堕天使(ルシファー)…
その胸のエンブレムに準じて落ちろシンプソン!!」
執拗なサッカリーの戦略によって、感覚を狂わされたシンプソンは、かすかなパスミスを犯し、しかし、そのかすかなミスが決定的となり、電光石火のカウンターを喰らい失点してしまう・・・
このあたりの描写力というのも、本当面白くて、主人公側からすれば失点のシーンなんですけど、鳥肌が立ってしまうほどでした。
しかし、失点を喫しても、チャーチルはシンプソンを代えることはしません。
またシンプソンも、一度ミスはしてしまったものの、そのプライドにかけて自分のプレーを続けていく。
削って削っても信念を貫き戦い続ける。
そんなシンプソンに、マーカーのマキャベリーノは苛立ちを覚える。
その苛立ち、何が何でもシンプソンをピッチから追いやってやりたいというマキャベリーノの意地がとうとう一線を越えてファールをしてしまい、マンUがフリーキックを得ます。
そのフリーキックを蹴るのは、自ら強く志願したシンプソン。
プール・CのGKバンクスとの駆け引きの中、バンクスの重心の逆を突いて、ふんわりとしたボールでフリーキックを決める!
遠藤のコロコロPKじゃないですけど、シンプソンの蹴ったボールって、本当にふわ~っとしたコントロールショットだったと思うんです。作画からも、それを感じさせてくれます。あのゆっくりと時間経過してる感が良いです。
読んだ方向に蹴られる分にはなんてことのないキック。
けど、完全に逆を取られてしまっているバンクスは、どんなにふんわりとしたキックであっても、それに反応できずただ見送るしかできない・・・。そしてゆっくりとゴールマウスに吸い込まれていく・・・
このイメージが頭に描かれた瞬間、鳥肌が止まりませんでした。
スゲーよ、やっぱり草場先生の描くサッカー描写はすごいです。
・・・と、連載を読んだ当時、私はこのように書いていたのですが、とにかくこのゴールの描写は9巻の中でも一番シビれるものだったと思います。
失点をしてもシンプソンを辛抱強くピッチに立たせ続けたチャーチル、神に誓って己の信念を貫き通し自らのミスを取り返したシンプソン、そんなライバルのすごいプレーにワクワク感を抱きつつもシンプソンの伝説を超えるため気を引き締めピッチへと向かうマツモト・・・。なかなか文章のみでは伝えにくいのですが、いやぁ、今の『LOST MAN』は面白すぎるだろと言わずにはいられません!
そして、満を持してマツモト登場となり9巻は終わるのですが、この話が最高に盛り上がってきたところで話が切れるというのがまた上手いなと思ってしまいますね。
これまでも十分面白かったですが、9巻はこれまでの中でも最高の出来だったというのが私の感想です。
本当、草場先生は、その圧倒的な描写力といい、戦略や駆け引きの描写といい、読んでいて本当面白くて、サッカーマンガを描いてこそ最高に輝く方だなということを確信させてくれます(・・・と書いてしまったら、草場先生本人は不本意に思われるかもしれないですが)。
初期の『LOST MAN』が合わずに読むのをやめてしまった方、サッカーが好きな方には、個人的には強く勧めてみたいです。もっと多くの人に読まれる作品だと思うんですよ!
もし読んだことのないという方は、現在スピリッツの連載の方も面白いので、まずそちらからでも読んでみて下さい。合う合わないはそれぞれあるにしても、一度は目を通してみてほしいなと思います。
現在、面白いサッカーマンガがたくさんありますが、その中でも、 純粋にサッカー描写の部分において、個人的には今一番面白いサッカーマンガだと言います。
※
続く11巻では、リヴァプール・シティ戦の決着が描かれていきます。
満を持してシンプソンと交代でピッチに立つことになったマツモトは、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
毎週連載で読んで熱くなっていますが、また単行本として読むのも楽しみです。
■ 掲載
第78話~第87話
週刊ビッグコミックスピリッツ2010年第10号~15号、17号~20号
シンプソン意地の同点フリーキック、そして満を持してマツモトが登場するところまで収録
タグ : LOST-MAN
アニメ『GIANT KILLING』#23・感想
2010.09.06 00:18
ジャイキリアニメも今月で終わってしまうんですね・・・。
きっとシリーズ化されると信じてはいますが、とりあえずの残り4回もよろしくお願いします。
それと、拍手コメントなどくれる方、どうもありがとうございます。
先週、疑問を投げかけるようなことを書いた部分に対し、いろいろと参考になるコメントもいただいたので、本当はもっと丁寧に言葉を返すべきなのですが、この場を借りてお礼申し上げます。
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タグ : GIANT-KILLING
今週の連載雑感(2010年8月30日~9月5日)
2010.09.05 20:46
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- 少年疾駆
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- T.R.A.P