『あかねSAL☆ 4(完結)』 / 原作:岡田惠和 漫画:なかはら★ももた
2009.02.11 01:08
Amazonおすすめ度:

この記事は、下書きだけして10ヶ月ぐらい放置されたままになっていたものをベースに書き上げたものです(基本的に当時のままで手直しはしてません)。
フットサルマンガの記事を書くために、あれこれ調べていたら、すっかり忘れ去られていたこれを発掘しまして、とりあえず、こちらのほうをアップしておきます(笑
今回で最終巻だったんですね。
一応、"フットサルマンガ"というカテゴリーではありましたが・・・
本格志向のフットサルマンガというよりは、ひょんなことから、女子アイドルフットサルチームの選手兼コーチとして加入し、そこでのさまざまな出会いや出来事を通じて、"主人公・田丸茜が成長していく姿を描いていく"ほうがメインテーマと言える作品でした。
正直、3巻(の感想は書けませんでしたが)で茜がフットサルアイドルとして芸能人になってしまったときは、どうなることかと思いましたが、プロクラブのレディースに誘われて悩んだりしつつも、最終的には、子供たちにフットサルを教える、指導者としての道に活路を見出していくといった形で、それなりにキレイに話はまとまったかなぁと思います。
茜が指導者としての道を決心させるところは、雅の言葉に後押しされるよりも、茜自身の強い意思でもって決めてほしかったかなぁって気持ちが私の中には残ってしまったのですが、まぁけど、それもまた決断力のない茜らしいところなのかな?(笑
私がどう感じようが、そもそも私は作品のターゲット層ではないでしょうし、茜と同じような境遇の子が何かを感じ取ることができたなら、それでOKなのだと思います。
それよりも、フットサルを通じてつながっていく心の温かみを描く場面が魅力的で・・・
フットサルって楽しいよ♪
と、茜が子供たちに指導するほんわかとした空気感がすごく好きですね。
特に、運動のちょっと苦手そうなマリちゃんが、リフティング50回を達成する場面なんかはすごく良かったです。とにかくそのマリちゃんがかわいすぎるんですよ、マリちゃんが(笑
真剣勝負のフットサルというよりは、楽しく一生懸命にプレーするフットサル。
フットサル描写そのものには、物足りなさを感じてしまいますが(特に茜が高いレベルでプレーしているときは凄さを感じてみたかった)、楽しく一生懸命にプレーする彼女たちの姿を読んでいるとすごくフットサルをしてみたい気持ちにさせてくれる・・・。
わりと気軽に読みやすい作品で、個人的には好きなんですけど、一般男子が本屋で買いにくいのが難点ということでー(笑)、まぁ、興味のある方はチェックしてみてください。隠れた良作ではないかと私は思ってます。
■ 収録
第20話~最終話
Kiss2007年No.20~No.22、2008年No.1~No.3
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