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サッカーマンガを読もう!

ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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『LOST MAN 3』 / 草場道輝 

2009.01.31 23:52


草場 道輝
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※微妙にネタバレ要素がありますのでご注意ください


4ヶ月ぶりの発売となった、『LOST MAN』の第3集。
この第3集から、スピリッツ掲載分となっていきます(とはいえ、話は普通に前巻の続きとなっていますが)。

第2集に引き続き、話の舞台は、ブラジル・ファゼンダ編。

これまで、降格の危機に陥っていたファゼンダFCでしたが、主人公である、さすらいの勝利請負人・マツモトが加入し、勝利を重ね上位進出も狙えるポジションに。

マツモトは、ファゼンダFCではイギータもびっくりの超攻撃的GKとして活躍し、瞬く間にチームの絶対的な中心プレーヤーとなっていくのですが、その裏では、ファゼンダFCを潰そうと目論む、ローカスツのオーナーであるカルロス・ゴードンと接触するマツモトの代理人のサカザキ。

そんなところに、短期集中連載版のヒロイン的存在であった、桂木詩乃がマツモトたちを追いブラジルまでやって来て、おいおい話は一体どうなってしまうんだ?

そんな状況から、第3集は始まっていきます。

まず、第3集を読んだ感想の結論から書きますと・・・

"草場先生の描く"、サッカー描写もコメディ・ギャグ描写もどっちも高次元に面白ぇー!

なんですよね(笑

1~2集の感想のところ・・・というか常々書いていることですが、サッカーマンガとして、草場先生の前作である『ファンタジスタ』と同等の、決定機を演出するプレーの創造性へのドキドキワクワク感を求めていくのはちょっと難しいのですが・・・

リスクを負ってでも超攻撃的GKとしてプレーし続けるマツモトを見ているのは面白いですし(ゴール前がガラ空きにして戻りきれず失点してしまうというご愛嬌を描いているところもいい)、また、マツモトがFWとして5秒以上確実にキープできることの意義について描いた場面は、草場先生のサッカーマンガらしい面白さがあったと思います。描写力も高い水準にありますしね。

サッカー描写に見どころは確かにあります。

・・・けど、ピッチの中のサッカー描写が少なめであることと、先程も書いた『ファンタジスタ』のあのフィーリングを求められないことをどう受け取るか。それによって、この作品に対する評価が変わってくるのではないかと思います。

私自身は面白いと思ってますが、ファンタのような高揚感が得られるサッカーマンガをまた読みたいという気持ちがあるのもまた事実・・・。あ、でも、もしかしたら、マツモトの最終形はファンタジスタになるって可能性は残させているんですよね。そのあたりは、今後に期待してみるとしましょう。

ピッチの中でのサッカー描写が少なめだけれど、それでも、私がこの作品を毎週楽しみしているのは、草場先生描くのコメディ・ギャグ描写も面白いから!

そのへんのツボというのは、読む人個々の感性によって結構違うところだと思いますが、私は大好きなんですよ!

前編のヒロインの詩乃の登場により、ファゼンダ編のヒロイン的存在のイリアーヌとの間でラブコメ展開になっていかなかったのは、ちょっぴり残念ではありましたが、お互いの本心は知らずとも、同じ人を想うところで気持ちがシンクロするふたりの描写は今回の個人的な密かな見どころです(笑

少し話は横道にそれますが、現在刊行中の『ファンタジスタ』の文庫版を読んでいて思うのは、草場先生はキャラの表情を描くのがすごく上手くなったなぁということ。

それを一番感じさせてくれるのは、マツモトに恋するイリアーヌの表情なんですよね~。

逆にカルロスに対しては、これでもかってぐらいに憎しみの表情を見せたり、時には大胆な行動に出て見たり(第2集参照)、このマツモトに恋するイリアーヌは注目ポイントのひとつに挙げていいのではないでしょうか。

あとは、無駄にゴージャスに作られた"最高級のたこやき"とか、塩じゃなくて砂糖をまいたティアーゴ、えせロナウジーニョがマツモトに絡むところがツボでした(笑

基本的にシリアス系の作品ではあるのですが、この適度なコメディ・ギャグ描写が、アクセントになって、私にとってはすごく面白い作品になっているのだと思います。

さて、続く4巻は、まだまだファゼンダ編が描かれていきます。

いよいよファゼンダとローカスツの因縁の対決がスタートしていくわけですが・・・。

ブラジルへと舞台を移した、現在描かれているファゼンダ編では、周囲の人物との関わり合いがよく深くなっています。

マツモトがファゼンダFCで活躍し、ファゼンダの人々との関わり合いが深く描かれているからこそ、マツモトがファゼンダからローカスツへと移籍が決まったときのファゼンダの人々の受けたショックは大きいのだけれど・・・

それが逆にファゼンダFCのメンバーたちの闘志に火をつけていくことにもなり、彼らの意地・プライドと勝利だけが自分の存在証明であるマツモトの命運を賭けた闘いに注目です!

とりあえず、私的には、かなり面白い部類に入る作品ではあるので、興味のある方はチェックして見てはいかがでしょうか。

■ 掲載

第19話~第27話
週刊ビッグコミックスピリッツ2008年第42号~第50号
マツモトがゴードンに頭を鷲づかみにされるところまで収録

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タグ : LOST-MAN

今週の『GIANT KILLING』#100 

2009.01.29 19:25

『GIANT KILLING』もついに連載100回目を迎えました。

ここまで1回も休むことなく作品を描き続けてきたツジトモ先生。

原作・・・ではなくなってしまいましたが、私が今こうしてサッカーマンガのブログをやっている、一番最初のきっかけを与えてくれた綱本将也先生。

・・・をはじめ、ジャイキリの担当編集者さんに、ツジトモ先生のアシスタントさんに・・・とにかくとにかく、ジャイキリの制作に係わっているすべての方々に、感謝の意を表したいです。

いつも楽しませてくれて、どうもありがとうございます。

私もひとりのETUサポとして、ネットの世界の片隅から、本当に勝手にではありますが、『GIANT KILLING』をサポートしていきたいと思ってますので、今後もよろしくお願いいたします。

それと、いつもここを見に来てくださる皆様方にも、とても感謝しています。

うちのブログのアクセス数を支えてくださってるのは、何と言ってもジャイキリ好きの方々ですので!

これからも、自分なりの視点で(私の場合は、サッカー好き、特定のサッカークラブを応援する者としての視点になりますね)、ジャイキリについて好き勝手に語っていければいいなと思ってますので、一緒にジャイキリワールドを楽しみながらお付き合いいただけると幸いです。

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タグ : GIANT-KILLING

雑談です 

2009.01.27 23:55

一度気付いてしまった以上は、法則通り記事を更新せずにはいられない(笑
ですが、今日は記事のネタというか、時間もないので雑談を少しだけ。
(あ、でも、きっちり几帳面に更新するのは今月だけですからね!w)

一応、今月の残りの予定としては、木曜に今週のジャイキリ、土曜に『LOST MAN』3巻の感想になります。

あとは、まだ着手してないけど、もうひとつ計画しているものがあります(ジャイキリの記事です)。
記事の作成にどのぐらい時間がかかるか、やってみないと分からないのですが、できれば早いうちに公開できたらいいなぁと思ってはいます(笑

それと、今月はやらないですが、フットサルマンガについての記事も計画中です。

最近、『ファンタジスタ』が文庫化されていますが、これを機に私も読み返しています。

やっぱり、『ファンタジスタ』は、面白いな~と(笑
今月、文庫版の4巻(コミックだと7~8巻)が出ましたが、ジャパンユースカップが始まっていくところで、私的にこのあたり(~イタリア戦)が一番お気に入りです。

特に、てっぺいがファンタジスタとしての覚醒を見せたプレー。

ピッチの中の21人……
そして観る者全ての思惑を裏切り……
そのボールは美しい弧を描いた――

てっぺいのパスは五代へのラストパスではなく、その頭上を越し、てっぺいのパスに引き込まれファーサイドに走りこんできた森川が決める。

時間と空間、全てを支配した!!

てっぺいの頭に描かれた通りのゴール。

あのあたりの流れは最高ですね!
何度読んでも、鳥肌立ちます。

なかなか言葉だけじゃ上手く伝えきれないのですが、サッカーの持つ創造的な美しさを描いている部分ではないかと思います。

あ、何か雑談というか、語り状態になってきたので、このあたりにしておきますが、個人的には、お薦めサッカーマンガのひとつなので、まだ読んだことがないという方は、今回の文庫化を機に読んでみてはいかがでしょうか。

あと、琴音姉さんが主人公の外伝もお気に入りです。
というか、サッカーマンガに出てくる女子キャラで、私が一番好きなのが琴音姉さんなのですよ!(笑

あとは、私信です。

(中略)
ところで今季欠番になった9番は誰に着てほしいと思いますか?

↑のコメントくれた方、ものすごく熱いジャイキリ論を語ってくれてありがとうございました。
ところで、これって、私の応援するクラブのことでいいんですよね?

ごく普通の意見だと思いますが、私は達也・・・かな。

けど、ギドとのアドバイザー契約も解除しましたし、フィンケによって新しいレッズを創っていくんだ!
 と考えるとするなら、9番の系譜でさえもぶっ壊してしまってもいいのかなって気がしなくもないです。

とりあえず、今年1年の戦いぶりを見守りながら、次の9番は誰がつけるべきか議論していくのが楽しいんじゃないかなと思います。

今年は、大きな結果はでないかもしれないですが、"新しい可能性"を見せてくれる年として期待しています。ユース上がりの選手たちの存在も楽しみですね。

・・・というわけで、もうちょっと書きたいことはあったのですが、それはまた別の機械ということで、今日のところはこれにて。

今週の連載雑感(2009年1月19日~1月25日) 

2009.01.25 21:27

■ 今週の雑感リスト

  • LOST MAN
  • GOLDEN★AGE
  • ANGEL VOICE
  • 龍時
  • 蹴球少女
  • マイスター
  • うるとらスーパーさぶっ!!

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タグ : LOST-MANGOLDEN★AGEANGEL-VOICE龍時蹴球少女マイスターうるとらスーパーさぶっ!!

『GIANT KILLING 9』 / 原作:綱本将也 漫画:ツジトモ 

2009.01.24 22:48


綱本 将也
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※ネタバレ要素が多少ありますのでご注意ください




7巻から続いていた大阪ガンナーズ戦がいよいよ決着!
そして、舞台は椿の故郷に・・・?!



連載が始まってから2年が経過し、某Jクラブとコラボレーションしたりなど、着実にその知名度を上げ、今一番勢いのあるサッカーマンガのひとつと言える、『GIAINT KILLING』9巻の感想です。

最初に、簡単に9巻の主な見どころを大きく2つに分けますと・・・

前半部分は7巻から続いている大阪ガンナーズ戦のクライマックス。
達海の仕掛けた作戦の全貌が見え始め、まずは1点を返したETU。
ここからさらに勢いを加速させ、逆転勝利を収めることができるのか?

そして、後半部分は、今季からETUを追いかけ始めた、フリーライターの藤澤さんが、椿大介のサッカーの原点を探るため、椿の故郷を訪問する、"藤澤桂のズッコケ大冒険編"(←単行本には書かれてないですが、モーニングの連載にはこのようなサブタイトルが付けられていましたw)となっています。

あともうひとつ、ETU内を駆け巡るビッグニュースについても、最後に触れたいと思います。

まずは、大阪ガンナーズ戦のクライマックス。

やはり、達海が仕掛けたETUの戦い方をより楽しむためには、9巻を読む前に、7~8巻を読んで試合の流れを把握しながらのほうがベターだと思います。

今回の大阪戦で私が一番面白いと思ったのは、達海が大阪の監督であるダルファーに矛先を向け作戦を立てていたということですね。監督に対して仕掛ける心理戦。

王子が前半から微妙なところにパスを送り続けていたのは、単に平賀のスタミナを消耗させ、ETU側から見て中盤左サイドを制圧し、逆襲の足がかりを作っていくため・・・というばかりでなく、平賀というチームのキャプテンであり大黒柱の代えの利かない選手に対してターゲットを定めることなどによって、ダルファーの采配の迷いを誘うところにもあったということ。

自分の哲学を貫くことを美学とするダルファーは、運動量が極端に落ちているにもかかわらず、平賀を交代させることを躊躇し悩んでしまうのですが・・・

この迷いが、皮肉にも"勝負のあや"となってしまうところが実に面白かったです。

椿に突破を許した平賀が思わずファールをしてしまったのを機に(誰が見てももう交代させなきゃと考えざるを得ないタイミングで)、ダルファーはようやく平賀を代える決断をするのですが、時すでに遅し・・・。

そのファールから得たフリーキックからETUは同点ゴール!

(少し話はそれますが、このゴールを決めたのが杉江で、前半窪田にいいようにやられてしまっていた名誉挽回となったところが、また熱い気持ちにさせてくれましたね!)

そして完全に試合の流れは、ETUのものになっていく・・・。

実際にも、流れの悪いほうのチームが、その流れを断ち切るために、選手交代を試みようとするも、交代選手が入る前に失点なんて光景は見られますし、直接のピッチの中の話ではないですが、これもサッカーというスポーツの面白さのひとつを描いたものだと思います。

あと、大阪戦は何と言っても世良ですね!

「磨いて輝かないものはない」

体格面では劣っているかもしれないけれど、相手DFのクリアを恐れずに、頭ごとゴールに向かって突っ込んでいった世良のシーンは、ツジトモ先生の描き方も含めて最高でした。

このあたりをどう説明していいのか分からないのですが、とにかく、ETUサポ感覚で感情移入して熱狂させてしまう何かがジャイキリにはあるんですよね。理屈じゃない何かが(笑

それは私が、特定のサッカークラブを応援しているからという影響も少なからずあるとは思っているのですが、"ジャイキリワールドの人々と同等の感覚を共有して作品を読んでいける"この感覚が本当たまらない。

この感覚を味わえることが、私にとっての、ジャイキリが最高である一番の理由なんだと思ってます。
(もちろん、他にも語り尽くせないほどの魅力がいっぱいありますよ!)

正直言うと、連載で読んでいた頃は、大阪戦はあれもこれも詰め込みすぎで、テンポが悪いなぁと感じていたところもあったのですが、単行本でまとめて読み返す分には、自分が思っていたほどでもなく、これはこれで良かったのかなと思います。

最後は、きっちりと笑いを取って締めてくれましたし(笑)、ひとりのサッカー好きとしても、ETUサポ的立場としても、しっかりと楽しませていただきました。

続いて、その後に描かれているのが、大阪戦を観て、核としてチームを引っ張って行ってくれる選手として椿に注目したフリーライターの藤沢さんが、椿のサッカーの原点を求めて、椿の故郷を訪問するお話。

ここでは、椿がETUに加入するまでの経緯が描かれています。

普通の選手とはちょっと違う、椿がサッカーを始めたきっかけ、プロサッカー選手を目指そうとした理由など、たくさんの優しさが詰まった心温まる彼らしいエピソードは、大阪戦とはまた違った意味で必見です。

また、このエピソードを描いた意味を、今後の椿の成長の過程の中でどのように絡めていくのか。 そのあたりも興味深く見守っていきたいところですね。

あとは、赤崎が五輪代表に召集される話や(代表での赤崎については、10巻でちょこっと描かれます)、累積警告での出場停止となってしまう黒田など、プロサッカークラブを題材にするサッカーマンガとして、起こりえるネタもしっかりと盛り込んでいるのがまた楽しいところ。

このあたりのやり取りを描いた#87は、上手くサッカーネタを笑いに昇華できていて、私が好きなところのひとつです。ここの部分の話の流れは秀逸でした。

サポ的視点で見え、赤崎の五輪代表招集は素直に喜ばしく思いながら読んでいましたし、今後"代表とクラブ"といったテーマをジャイキリではどのように描いていくのか、このあたりも興味を持って見ていきたいですね。

また、代表でチームを離れる赤崎と、累積警告で黒田が出場できない、リーグ戦第12節のジェムユナイテッド千葉戦、代わりに出場した、若い宮野と亀井が本来のパフォーマンスが発揮できず、ジェムの監督がリーグ戦の長丁場を戦い抜いていくことの難しさを暗示している場面もまた良かったです(ジェムの監督さんはできれば、もうちょっと見たかったな~)。

まだまだリーグは中盤戦。
これから、終盤にかけて、いろいろな仕掛けを用意されているんだろうなぁと、期待感を抱かせてくれるものでした。

その他諸々、ひとつひとつ細かいところまで語りたいところではありますが、語りたいところがありすぎてほんっとキリがなくなってしまうので、あとは、毎週の連載の感想を書いている今週の『GIANT KILLING』の過去ログをたどって読んでいただければと思います。

9巻は、サッカー部分も人間ドラマの部分も両方バランスよく収録されていて、時には温かな気持ちになりつつも、いつもながら面白楽しく読ませていただきました。

やっぱり最高だよジャイキリは!

結局、結論としてはこうなりますね(笑

ひと通り、本編の話が済んだところで、毎度おなじみ初版限定のステッカーのお話を。

ジャイキリ9巻初版限定

やっぱり、これは10巻でやるべきものではなかったのか?

という疑問を感じずにはいられないのですが(それとも、10巻はもっとゴージャスになるとでも?w)、このステッカー付きの単行本が欲しい方は、早めに購入しておきましょう!

あと、王子関連で言えば、巻頭のほうにある、おまけマンガが面白かったですね。 ・・・というか、なぜゆえ、王子はそこまでサインを拒むのか、その理由が知りたい(笑

さて、続く10巻は、講談社の3月のコミック発売リストには掲載されていないので4月発売が有力視されますが、単行本派の方は、いつもながらに秀逸な出来の巻末の予告を眺めながら、発売される時を楽しみに待っていてください。

次回も、とても素敵なエピソードを見ることができるはずですから。

■ 収録

#78~#87
週刊モーニング2008年36・37合併号~46号
リーグ戦第12節、ジェムユナイテッド千葉戦まで収録

タグ : GIANT-KILLING

今週の『GIANT KILLING』#99 

2009.01.22 20:45

単行本9巻は、いよいよ明日発売になります!

初版限定の"ジーノ・ゴールデン・ステッカー"が欲しいって方は、なるべく早く購入するようにしておきましょう!

単行本の感想については、週末中にはアップする予定でいます。

それと、連載が始まってから、毎回更新し続けてきた、今週の『GIANT KILLING』の過去ログのリンクをひとつの記事にまとめておきました。左側のサイドバーにも置いておきますので、必要ならばご利用ください。

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タグ : GIANT-KILLING

ジャイキリ9巻の表紙 

2009.01.20 23:55

GIANT KILLING 9 (9) (モーニングKC)
※画像クリックでamazonの詳細ページへ

今日は、更新するつもりはなかったのですが、なんかよく分からないけど、ブログのカレンダーを見ると今日は更新しなければいけないような気がしてしまったので・・・(笑

何かネタはないかと探していたら、ジャイキリ9巻の表紙画像がamazonになったので、せっかくだから、でっかいやつを貼っておきます。

単行本派の方には、見たことのない人が描かれていると思いますが、それは読んでからのお楽しみということで。

発売まであと3日。
ジャイキリ9巻は、ジーノゴールデンステッカー付きで、1月23日発売です!
毎週毎週、モーニングの連載を隅から隅まで読んでいますが、それでも単行本の発売は楽しみにしています(笑

タグ : GIANT-KILLING

今週の連載雑感(2009年1月12日~1月18日)  

2009.01.18 21:46

■ 今週の雑感リスト

  • ANGEL VOICE
  • 龍時
  • うるとらスーパーさぶっ!!

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タグ : 龍時ANGEL-VOICEうるとらスーパーさぶっ!!

今週の『GIANT KILLING』アーカイブ 

2009.01.18 12:10

連載開始から2年が経過し、今週の『GIANT KILLING』の記事数もだいぶ増えて、過去ログをたどるのが大変になってきたので、過去ログへのリンクをひとつにまとめてみました。

古いほうのログは、現在の"ストーリー+感想"と切り離したスタイルではなかったりなど、更新スタイルが定まっていなかったりしますがご了承ください。


■ 単行本未収録分

■ 単行本17巻収録

■ 単行本16巻収録

■ 単行本15巻収録

■ 単行本14巻収録分

■ 単行本13巻収録分

■ 単行本12巻収録分

■ 単行本11巻収録分

■ 単行本10巻収録分

■ 単行本9巻収録分

■ 単行本8巻収録

■ 単行本7巻収録

■ 単行本6巻収録

■ 単行本5巻収録

■ 単行本4巻収録

■ 単行本3巻収録

■ 単行本2巻収録

■ 単行本1巻収録

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今週の『GIANT KILLING』#8~#17 

2009.01.18 11:50

今週の『GIANT KILLING』アーカイブ用に過去ログをまとめたものです。
加筆などは一切していませんので(現在とその当時とでは、また抱く印象は違ったりしますが、ここではあくまで読んだ当時の感想を大事にしたいと思ってます)、ひと通り読んだことのある方は、スルーしておいてください(笑

単行本2巻に収録されている分の、今週の『GIANT KILLING』の過去ログです。

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タグ : GIANT-KILLING

今週の『GIANT KILLING』#1~#7 

2009.01.18 10:37

今週の『GIANT KILLING』アーカイブ用に過去ログをまとめたものです。
加筆などは一切していませんので(現在とその当時とでは、また抱く印象は違ったりしますが、ここではあくまで読んだ当時の感想を大事にしたいと思ってます)、ひと通り読んだことのある方は、スルーしておいてください(笑

単行本1巻に収録されている分の、今週の『GIANT KILLING』の過去ログです。

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『GOLDEN★AGE 11』 / 寒川一之 

2009.01.17 22:33



※多少のネタバレ要素を含みますのでご注意ください



今回は、早く更新しましたよ!(笑
ということで、『GOLDEN★AGE』11巻の感想です。

11巻は、県大会準決勝、栄大藤沢戦の続きから始まっていきます。

先制したものの、リスクを恐れず前進し攻撃を仕掛ける栄大藤沢に、逆転を許してしまったかもめ中。
再び逆転して勝利するために、唯の取った行動とは何か?

そして、とうとう決勝までやって来たかもめ中。
地区予選でかもめ中に敗れ、"同じ相手には二度負けない"と強い意気込みで県大会に臨んでいた県内最強の東神学園を破って決勝まで進んできたその相手正体とは?

あとは、決勝戦直前、とある人物と出くわしてしまった事実上の主人公である(笑)近江の決勝戦でのプレーぶり・・・。

そのあたりが、11巻の見どころになってくるかと思います。

まずは、栄大藤沢戦の続きについて。

同点~逆転へとつながっていく、試合の流れが面白く描かれていたと思います。

逆転を許してしまったかもめ中ですが、なんとか栄大藤沢の攻撃を凌いでカウンターを仕掛けようにも、頼みの綱である唯がMF・倉地の厳しいマークにあってしまい、攻撃の形を作ることができません。

そこで唯は、倉地の陣取る中央付近を避け、左サイドにポジションを移し、栄大藤沢の右サイドから突破を試みます。

最終的にゴールに結びつけることはできなかったものの、唯の突破力は、栄大藤沢の右サイドバックに強烈なインパクト(自サイドが破られる恐怖)を与え、オーバーラップを封じ、栄大藤沢の片翼を機能不全に追い込んでいく・・・というサイドをめぐる攻防がすごく面白かったです。

左サイドを突破した唯が、ゴール前で待ち受ける近江に、一瞬消えたように見えたブレ玉のクロスを送り決めるという同点ゴールは、少々トンデモティックではありましたが(笑

逆転ゴールは、両サイドをワイドに使う攻撃サッカーの栄大藤沢の片翼を封じたとなれば、攻撃パターンも読みやすくなり、相手のボールを奪った蓮葉が、今度は唯を封じるため右サイドに動いた倉地の本来居るべき中央のスペースをドリブルで持って上がりトラにパス。

相手DFが、この試合2点を取っている近江に気を取られている隙を突き、トラがミドルシュートを決めたという展開もまた良かったと思います。

ゴールを奪った試合の流れも良かったですが、何よりトラが決勝点を決めてくれたことが嬉しかったですね(笑

こうして栄大藤沢戦の幕は閉じるわけですが、10巻ところでも書いた相手チームの立て方といい、サッカー描写の面白さといい、個人的にはG★Aの中でもベストと言えるぐらい気に入った試合となりました。

続く決勝戦は、東神学園を破った横浜永和と対戦することになるのですが、このあたりについては、12巻へとつながっていく布石となっていくので、単行本派の方は、そのあたりを意識して読んでいくといいと思います。

とりあえず11巻の後半部分は、布石となりそうな部分と、あらゆる方向に空回っていく近江の姿をお楽しみくださいってことで(笑

あとは、そうだ、決勝の横浜永和戦は、テレビ中継されているというのもあって、"作品史上初実況解説付き"の試合描写となっています。

普段実況のない試合描写をしている作品がたまに実況を入れる分には、それはそれで新鮮味があっていいかなぁと思ったりしました(笑
(↑基本的に私は不自然な実況解説はないほうを好みます)

さて、続く12巻は、引き続き横浜永和との決勝戦が描かれます。

ただのヘタッピかのように思われた、横浜永和の三島が見せる究極の一芸。
徹底した守備的サッカーを見せる横浜永和を相手に、唯たちはどんな戦いを見せてくれるのか?
空回りしまくりな近江は、この後一体どうなってしまうのか??

12巻は、もう来月、2月18日発売です。
元々単行本の発行ペースが遅いとはいえ、2ヶ月連続で発売されるのは嬉しい話ですね。

最近のお楽しみになっている、巻末のおまけまんがは、昔話風になっていましたね。

なんかよく分からないですが、心温まるお話でした・・・けど、全然オチてないぞ?(笑

■ 掲載

GOAL97~GOAL106
週刊少年サンデー2008年第26号~第35号
前半早くも三島が投入されるところまで収録

タグ : GOLDEN★AGE

今週の『GIANT KILLING』#98 

2009.01.15 19:42

※(10月16日22時30分ごろ追記)ご指摘のあったネルソンのセリフの部分を修正しておきました。ご指摘に感謝とともに以後気を付けるようにいたします。

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タグ : GIANT-KILLING

『GOLDEN★AGE 10』 / 寒川一之 

2009.01.13 21:37




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※ネタバレ要素があるのでご注意ください



もし待っていた方いましたら、本当にごめんなさい。
ものすご~く遅くなってしまいましたが(苦笑)、『GOLDEN★AGE』の10巻のプチ感想です。

いよいよ県大会がスタートし、緒戦を大量得点で勝利したかもめ中。

・・・でしたが、その試合後、近江がドルフィンズのJr.ユースにスカウトされたことが発端で、チームがバラバラとなっていき、さらには次の試合に臨むことになってしまうことになるかもめ中はどうなってしまうのか?

というのが、10巻前半部分の見どころではあるのですが、そこは華麗にスルーしまして、個人的には、その後に描かれる栄大藤沢との準決勝のところが面白かったです。

その理由は、何と言ってもまくたん!(笑

『GOLDEN★AGE』のまくたん

普段は、いろいろあるので基本的に画像は使わないですが、今回は特別ということで。
(※もし、削除を希望されるという場合は、直ちに応じますので管理人まで連絡願います)

敵役ではありますが、みんなに愛されるタイプのキャラ、風貌といい、また右サイドを切り裂く超高速ドリブラーという、まくたんのプレースタイルもめちゃくちゃ私好みでありまして、私的に大ブレイクを果たしたキャラでした。

うん、単行本で読み返しても、やっぱりいいな~!
本当、私の心を鷲づかみにして離してくれません!!
もう、まくたんが見られただけで10巻は大満足です!!!(笑

えっと、栄大藤沢戦が面白いと言ってるのは、もちろん、まくたんだけの話ではなくて、トレセン編のときには、ただのイヤミなかませ犬キャラとしか思っていなかったセントラルMFの倉地のエピソードも、今までだったら、うまくキャラを立て切れずに本当にかませ犬だけで終わっていることの多い作品だっただけにすごく良かったと思います。

倉地のミドル~ロングレンジのキック精度を生かした、両サイドをワイドに使うダイナミックなサッカーをする栄大藤沢と、なんとか攻撃を凌いでトラ→唯のホットラインから鮮やかなカウンターを仕掛ける、かもめ中の構図は、"この作品なりに"(作画の面でどうしてもそういう言い方になってしまうけれど)サッカー描写もよく描けていたと思います。

やっぱり、個人的には面白いサッカーマンガだと思うんだけどなぁ・・・。

さて、続く11巻は、栄大藤沢戦の続きから描かれていくことになります。

リスクを恐れず前進し攻撃を仕掛ける栄大藤沢に、逆転を許してしまったかもめ中ですが、それに対し唯がどんな策を見せてくれるのか。一応先の展開は知っていますが、改めて単行本で読むのを楽しみにしています。

あと、最近の恒例になっている、おまけまんがも楽しみにしています(笑
今回は、寒川先生のお師匠様である河合克敏先生が題字を書かれていますね。
(G★Aの青春学園コメディとしての空気感が好きな人は、個人的に河合先生の『とねはねっ!』はお薦めですw)

11巻の発売まであと数日ということで、楽しみに待ちたいと思います。

■ 掲載

GOAL87~GOAL96
週刊少年サンデー2008年第14号~第25号
県大会、栄大藤沢戦、後半途中まで収録

タグ : GOLDEN★AGE

『U-31 完全版』 / 原作:綱本将也 漫画:吉原基貴 

2009.01.11 12:27


綱本 将也,吉原 基貴
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吉原 基貴,綱本 将也
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かなり今さら感が強いですが(笑)、せっかく書いたので、『U-31 完全版』の感想をアップします。

今回は、レビュー寄りに書いているので、作品のもっと細かいところでの感想は、また別途に記事を書きたいなぁと思っています。

■ ストーリー

元アトランタ五輪代表の10番で、"マイアミの奇跡"と呼ばれたブラジル戦にも出場していた主人公・河野敦彦だったが、いつしかかつての輝きを失い、所属していたクラブ・東京ヴィクトリーから戦力外通告を受けてしまう・・・。

そんな河野にオファーを出していたのは、古巣であるジェム市原。

ジェムからヴィクトリーへ移籍した際のわだかまり、「あんな人気のないチームに戻れるわけ・・・」というプライドがあったものの、出場したアトランタ五輪のビデオを見ながら、こうなってしまった現在自分を見つめ直した河野は、意地やプライドを捨て、古巣のジェム市原に復帰することを決断します。

もう一度輝きを取り戻すために・・・

■ 『U-31 完全版』の概要

モーニングKCより発売されているコミックの単行本1~2巻に加え、エル・ゴラッソに掲載されたコミックで描かれなかった部分を補完する内容の小説版、ドイツワールドカップの時期に週刊モーニングで読みきりとして掲載された、真の最終回とされる「特別編」、さらには、未掲載原作の「LOVE AFFAIR」(原作をテキスト化しただけのもの)と、『U-31』として描かれたもののすべてが収録されています。

・・・と思われたのですが、小説版の最終回のエピローグ的に書かれていた部分は、掲載されてませんでした。

「特別編」を真の最終回としているので、これは仕方のないことなのかもしれませんが、個人的には、この部分を描き下ろしとしてマンガで掲載してほしかったんですけどね。それだけが唯一残念に思うところ。

■ 私的感想

もう、ただただ・・・

スター扱いから戦力外にまで堕ちて
それでもサッカーを捨てられなくて
10番にしがみついた

主人公の河野が、紆余曲折を経ながらもプレーヤーとしての輝きを取り戻していく姿に、読んでいてとてもじゃないけど言葉では言い表せないほど熱く激しく心揺さぶられました。

ジェムに復帰しても客寄せパンダとしてしか見られていなかったり、闘争心を失ってしまった先輩選手がシーズン途中で引退していまったり、代表復帰に近づいたかと思ったら怪我をしまったり、若手選手の突き上げによってポジションを失ってしまうかもしれないって状況になったり、大事な一戦を一発レッドで退場してしまったり・・・

どこかで見たことあるようなリアリティのある設定というか、リアルネタをベースにストーリーが構成されている部分が多いというのと・・・
(個人的にこういう小ネタを散りばめてるようなものは好きです)

私は部活動以上レベルでのサッカー経験者ではないけれど、アトランタ世代の選手たちには強い憧れを抱いていて、河野のモデルになっているとされる選手のアトランタ後について、いろいろ思うところがあったこと。

そのあたりが、ひとりのサッカーファンとして思わず共感、感情移入しながら、作品を読んでいたのかなぁと思います。

読んでいて、「あ~、クサイな」って感じることもありましたが、いやむしろ、私はそういうのが好きなんですよ(笑

あと、もうひとつは、作中の時代設定中でもある2003年から、リアルジェフの監督を務めていた、イビチャ・オシム前日本代表監督をモチーフにした、シニーシャ・クラリィの放つ存在感がまた格別なものがあります。

「サッカーにおいて善人がいつも勝利を手にするのなら
私もそうするがね――」

「システムは3-6-2。
今日は最強の中盤をピッチの上に創造しよう」

などなど・・・。
原作の綱本先生が、オシムになったような気で考えたという、クラリィの深い含蓄を含んだ言葉の数々は、(私自身、ひとりのサッカーファンとしてオシムさんに心酔しているというのもありますが)好きな人にはたまらないと思います。

あぁ・・・、久々に読み返しましたが、やっぱり熱いなぁ。

「成功とか名誉とかそういうことじゃない。
俺は代表に戻って確かめたいことがあるんです」

いろんなことがあったけど、結局は、サッカーを捨てられずに執着し続ける、そんな河野のハートに心底痺れますね!

■ 『U-31』とジャイキリ

同じ綱本先生が原作を努めている(現在は、原案・取材協力)ということで、『GIANT KILLING』がきっかけで、『U-31』に興味を持った方も多いかと思います。

絶対的な特定人物のモチーフはない『GIANT KILLING』に、リアルネタをベースにしている部分が多い『U-31』。

明るくポジティブな世界観な『GIANT KILLING』に対し、ひたすらにシリアスさを描いていることの多い『U-31』は、決して万人に受け入れられるとは言えないかなぁと思います。

作画の部分に関しても、暑っ苦しいほど生々しさのある人間ドラマを描いている世界観には、吉原先生の絵柄はものすごくマッチしていると私は思いますが、やはり、こちらも万人受けしやすいは言いがたいのかな・・・と。

なので、同じ綱本先生が原作の作品でも、世界観や方向性は対極にあると思うので、『GIANT KILLING』から入った人が、『U-31』を受け入れられるかどうかというのは未知数というか、感じ方は人それぞれなので私的には何とも言えません。

ですが、両作品とも根底に流れている綱本先生の持つサッカーに対する感性というのは共通していると思いますし、方向性は違っても、"私にとってはどっちも同じぐらい好きであるということ"、これはハッキリと言い切れます!(笑

■ 『U-31』と私

私がこの『U-31』の存在を知るきっかけになったのは、サッカー専門紙エル・ゴラッソのサッカー関係の本を紹介するコラムがきっかけでした(ごめんなさい、今はエルゴラは全然読んでいないので、何てコーナー名だったか忘れてしまいました)。

先程書いたことなので、ここでは省略しますが、そのあらすじをちょっと知っただけで、作品に強い興味を持ったんですよね。

それで、どうしても読みたくて、すぐさま本屋に探しに出かけて、買ってきて読んだら一発でこの作品に魅了されてしまいました(笑

それまで、サッカーは好きでも、ほとんどサッカーマンガを読んだことはなかったのですが(キャプ翼、Jドリ、シュート、ビバカル、俺フィーの序盤のほんの少しって程度)、『U-31』と出会ったことがきっかけで、他の未読のサッカーマンガに興味を持ち、あれこれ集めるようになりました。

だから、もし、この作品に出会ってなかったら、私は元々それほどマンガを熱心に読んでいるほうではなかったので、今こうしてサッカーマンガのブログをやっていることはなかったかもしれません。

そういう意味では、『U-31』は、もちろん、大好きなサッカーマンガではありますが、それ以上に自分にとっては特別な存在であると言えます。

私も含めて、熱心なファンは存在しているものの、元々の連載は打ち切られてしまったという作品という事実もあるので、個人的には狂信的にプッシュしたい気持ちはあるのですが、上下巻揃えるには金額的な負担も大きいので、お薦めするのはちょっと控えめにしておきます(笑

ですが、サッカー好き、特にJリーグやアトランタ世代に強い思い入れを持っている方はもちろん、サッカーにそれほど強い関心がない方でも、一見華やかそうに見えるプロスポーツの世界の裏側で、苦悩の中戦い続けるスポーツ選手のドキュメントを見るのが好きな方には、お薦めしやすいかなと思います。

リアルネタをベースにしているところは多いですが、用語を説明しているページも随所に挟まれているので、サッカー好きな方もそうでない方も、それらも合わせて読むとより作品楽しめます。

この作品を読むと、あえて具体名を挙げませんが、将来を嘱望されながらもいつしか輝きを失ってしまった選手の復活を願わずにはいられない・・・

私にとっては、そんな気持ちにされてくれる作品です。
もし、興味を持ってくれたなら、『U-31』の世界観に触れていただければと思います。

今週の連載雑感(2009年1月5日~1月11日)  

2009.01.10 16:11

■ 今週の雑感リスト

  • LOST MAN
  • ANGEL VOICE
  • GONDEN★AGE
  • うるとらスーパーさぶっ!!
  • マイスター

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今週の『GIANT KILLING』#97 

2009.01.08 19:19

年末年始の合併号も終わり、2週間ぶりに連載再開!

今年も連載が続いてくれる限り、ジャイキリについて、好き勝手に語っていきたいと思ってますので、今年もよろしくお願いいたします。

単行本最新9巻が1月23日になりますが(amazonの詳細ページへ)、毎回恒例となっている初版限定ステッカーは・・・

ジーノ・ゴールデン・ステッカー

だそうです。
(一応、文字色を"gold"にしてみてのですが、なんか微妙だ・・・)

えぇ~っ?
ネタ的に、こういうのは10巻でやったほうがいいのでは?

・・・なんて思ったりもしましたが、どんな出来になっているのか、楽しみしたいところです。

それと、今号のモーニングに、9巻の広告がありますので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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タグ : GIANT-KILLING

今週の『GIANT KILLING』番外編 

2009.01.06 01:07

※少々遅くなりましたが、続きを追記しました。

合併号なので今週のジャイキリの感想は書けないけれど、ジャイキリと関連していたり、していなかったりな雑談話でも。

最初は#95と#96の間の木曜に更新しようと思っていたのですが、結局なんだかんだで更新できず、普段だったら、話のネタが古いのでそのままスルーしてしまうんですけど、一応"書く"と発言した記憶はありますし(笑)、サラッと振り返ってみたいと思います。

ジャイキリ関連の記事は、ここのところ手をつけてませんでしたが、ここから巻き返していきますよ!

・・・というわけで、手始めに放置したままになっていた、#94#96のストーリー部分を追記しておきました。

#96のところで書き忘れていたのですが、週刊モーニング4・5合併号にて、モーニング連載陣直筆色紙のプレゼントがありまして、そこには当然ツジトモ先生の描いたジャイキリの色紙があります。

絵は、タッツミー+大阪戦のスタメン11人が描かれていて、なかなかの力作になっています。

すでにご存知で応募したという方も多いと思われますが、もしこのことを知らなかったり、私みたいにうっかり応募し忘れているという方は、締め切りは9日までとなっていますので早めに応募を!

私も、先月のサイン会には行けなかったので、この記事をアップしたら、忘れないうちにハガキ書かなきゃ!(笑

サイン会といえば、他人事となっていたので、すっかり忘れていたのですが、サイン会に行った人のレポートをネットを調べてチェックして読んでいたら・・・

やれ、希望したキャラの絵を描いてくれただの、ツジトモ先生がチュッパチャップスを自腹で振る舞ってくれただのって・・・、あぁ、もう、まったく・・・



悔しいよ、悔しいよソノダくん!



あー、せめてサイン会が1ヶ月後だったらなー。
私、正直言っていい大人ですが、レポを読んでいたら、ジタバタせずにはいられないぐらい、悔しかったです(笑

いつか今度機会があったら、次こそは、たとえ首都圏じゃなかったとしても、参戦してみたいですね。

できれば、次回は綱本先生も居てくれると嬉しいですよね。

今回のサイン会は、12月6日。
12月6日といったら、2008年のJリーグ最終節。
・・・となったら、そりゃあ、ジェフサポの綱本先生は参加できるわけありませんよね!

ということで、今後はリアルJリーグのお話(上手く話はつながってます?w)。

あの最終節の、ジェフが後半半ば過ぎまで0-2でビハインドを背負っていたのにもかかわらず、そこから大逆転して、ジェフが奇跡のJ1残留を果たしたことには、本当に驚きました。

ほんっと、サッカーって何が起こるか分かりません。

そこがまた面白いところであり、また立場によっては、それが悲劇となってしまうこともあるのですが・・・。

何にせよ、綱本先生は、この目の当たりにした奇跡的な体験を、ぜひともサッカーマンガの原作の中に生かしてほしいな・・・なんて私は勝手に思ってしまいます。

こうして、シーズンは終了したわけですが、来シーズンは、どんなシーズンになるのでしょうか?

別記事でも触れてますが、私の応援しているクラブは、ぼちぼち来週から始動していきます。

不安と期待、さまざまな気持ちが交錯していますが、ジャイキリで言えば3巻収録の#25のETUをとりまく人々のように期待に胸躍らせがら、開幕を楽しみにしたいと思っています。

そのあたりについては、またその時期がやってきたら触れたいですね。

某Jリーグクラブが、ジャイキリを参考にしてカレーパーティーを開いたというので、とりあえず該当記事を貼っておきます。

(参考リンク:16日にカツカレー決起集会
(参考リンク:カボレ カレーに復帰

マンガを参考にして、すぐさま実行に移すってのはすごいなぁと思います(笑
うちのとこのクラブも、ジャイキリとコラボして何か面白いことやってくれないかなー。

2008の6位に続き、『このマンガがすごい! 2009』で、ジャイキリが3位にランクインされたことは、先日ちょこっと触れましたが、私も実際に買ってチェックしてみました。

ジャイキリ的には、紹介ページが1ページに加え、ツジトモ先生が、影響を受けた作品&今注目している作品のアンケートに回答されていますので、全体的にジャイキリの分量はごくわずかですが、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。本当すいません、話のネタとしては、あまりに古いのですが(苦笑

これは余談ですが、ランクを見ていて、それにしてもモーニング勢が多いなーと思いました(笑

ちなみに、ジャイキリは、オトナファミ 2009年 Februaryの漫画ランキングでも、4位を獲得しています。

こちらもチェックしましたが、ジャイキリ的には、本当に小さく作品が紹介されているだけでした。

この類のランキングは、雑誌や選出者の嗜好によって大きく違うというか、上位にランクされていれば嬉しくは思いますが、結局のところ要は"人それぞれ"なので、それはそれとしてあまりに気にせず、私は私なりにジャイキリを応援し続けていければと思ってます。

とはいえ、一応サッカーマンガを題材にしたブログをやっている者としては、ジャイキリ以外にサッカーマンガがランクインされてないのは、少々寂しいかな。個人的に、『ANGEL VOICE』は、誰かひとりぐらい入れている人がいるかと思ってたんですけどね・・・。

何やら、椿のプレースタイルのイメージとして、現ボルフスブルグの長谷部のドリブルのシーンを見せたとか何とかという話を聞きました。

・・・となったら、この話題に私が触れないわけにはいかないだろー!

・・・とか、勝手に思ってたりするのですが(笑)、この話の続きは、時間が遅くなってしまったので続きはまた後日。中途半端で申し訳ないのですが、それではまた。

【以下追記】

というわけで続きです。

まずは、スポルティーバ2009年2月号133ページに掲載されている、話の元ネタの該当部分を抜粋します。

最近、サッカーファンの間で『GIANT KILLING』という、監督が主人公のサッカー漫画が話題になっている。その中に、椿大介という若手選手が登場するのをご存知だろうか? 監督にスピードとドリブルの才能を見いだされ、チームの中心選手へと成長していく準主人公だ。
実はこの椿のモデルとなったのが、長谷部誠なのである。長谷部には浦和時代に、長い距離をドリブルで駆け上がり、シュートを決めた伝説的なゴールシーンがある。04年のジュビロ磐田戦の後半ロスタイムだった。担当編集者は、このビデオを何度も漫画家に見せて、椿のイメージを伝えたという。

とりあえず、該当記事の内容については、置いておくとしまして・・・。

私は、この話を知ったとき、「あぁ、やっぱりそうなんだー」と思いました。

中盤の底から力強く前進していくドリブルから決定機に絡む働きをするプレー

長谷部であれば、該当記事にもある、04年2ndステージの埼スタでの磐田戦でのゴールシーンや、05年の天皇杯での大宮戦でのゴールがその代表格と言えるもので、バッキーについては、ヴィクトリー戦の持田を振り切って先制ゴールをアシストした場面や(#16)、カルロスをブッちぎった名古屋戦(#47)などなど、作中で幾度となくそんな場面を魅せてくれていますよね。

浦和の選手だったからとかそういうのを抜きにして、そんな長谷部のプレースタイルが私は大好きで、バッキーのプレーからも同様の高揚感を得ていたのは、そりゃあ当然の話だったってわけですな(笑

ただ、バッキーには長谷部のような年上の選手であっても結構ガツガツ言ってしまうような"熱さ"は持ち合わせていませんし、長谷部にはバッキーのような爆発的なスピードはありません。

ジャイキリは、絶対的なモデルが存在するようなキャラは、基本的に作っていないと思われ、あくまで長谷部がモデルというのは、この部分に限った話であると私は思います。あの文章の書き方だと誤解を招く可能性もありそうな気が・・・。綱本先生は、巻の名を挙げていましたしね(この場合は、プレーうんぬんよりは、"俺たちの育てた選手"みたいなサポ視点で見た存在感という意味だと私は解釈してます)。

まぁ、何はともあれ、バッキーが今後どんな選手に成長していくにしても、躍動感溢れるドリブルで私たちを魅了してくれることに期待したいですね。

それと、少し話はそれますが、今号のスポルティーバ、野球がメインでとなっていますが、選手としての経歴は長いものの、そのほとんどを控えとして送り続けている、鹿島のGK・小澤選手の記事は、結構泣けるものがありましたね・・・。個人的には、ぜひとも目を通してもらいたいなと思いました。

あと、参考までに、先程挙げた長谷部の動画を貼っておきます。
(※動画ページに直接飛びますので音量に注意)

(参考リンク:長谷部 ドリブルゴール
(参考リンク:2005 長谷部 天皇杯 大宮戦

やっぱり何度見てもいい!
自分の応援するクラブのだからってのもありますけど(笑)、これ見ていた当時のことを思い出して、鳥肌立ちます。もし、バッキーが作中であんな劇的なゴールを決めてくれたら・・・って想像したら、すごくワクワクしてきますよね?

・・・というわけで、本編のほうもいよいよ再開ということで、明日のモーニングの発売が楽しみです。

タグ : GIANT-KILLING

『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンⅢ 2008シーズン』 / 古沢優 

2009.01.04 21:05



毎年の恒例行事となった感もある、浦和レッズを題材にした4コママンガ、『赤菱のイレブン』の"ネタのストックがほとんど底をついてしまったため3分の1ほどは描き下ろし"だという(笑)、2008年シーズンを主に描いたシリーズ最新作です。

以前よりも、だいぶ毒は薄れた感はありますが、シリーズファンから見れば、赤菱らしい古沢先生のユーモア溢れた面白さは健在!

私は、ご存知の方も多いと思いますが、Jリーグ開幕当初から浦和レッズを応援しているので(サポと呼べるほどのレベルではないですが)、ときにシャレになってないネタに苦笑いしつつも、楽しく読ませていただきました。

・・・まぁ、今年は成績が成績だっただけに、もうちょっとネタをブラックな方向に振っても良かったのかなって気はしますけどね(爆

すでに年も明け、もう来週チームが始動するので、これを読んで、「あぁ、こんなこともあったね」と、ひと通り振り返るだけ振り返ったら、あとは、フィンケ新監督を迎え、新たなスタートを切る2009年に思いを馳せたいと思います(チームとしての形が見えてくるまで、かなりの苦難が予想されますけどね・・・)。

ネタ的には、昨シーズン、チームで一番飛躍を遂げ、大きな期待を抱かせてくれた、細貝選手が赤菱でも存在感がより増してましたね。五輪代表の半袖ネタは、最高でした(笑

あとは、華々しくラストゲームを飾ったワシントンの影で、ひとり寂しく去っていったネネの姿がすごく切なかったな・・・。

内容が、100%浦和レッズのものなので、読んでくださってるほとんどの方にとっては、ほんっとどうでもいい作品だとは思いますが(ここの読者さんにレッズ好きはどのくらいいるのでしょうか?w)、本当に興味のある方のみ、手にとっていただければと思います(笑

タグ : 赤菱のイレブン

『ANGEL VOICE 8』 / 古谷野孝雄 

2009.01.04 14:59



※多少ネタバレ要素がありますのでご注意ください



高校サッカー選手権千葉県予選の1回戦の海浜美浜戦。
負ければ廃部といった状況にもかかわらず、2点のリードを奪われた、市蘭でしたが、百瀬が1点を返し、そして、脇坂が同点のゴールを・・・!

・・・といった状況から8巻は始まっていきます。

今回掲載されているのは、その美浜戦のクライマックスに、1ヵ月後の2次予選を見据え、フィジカル強化を目的とした合宿でのエピソードがメインとなっています。

美浜戦のクライマックス。

乾の決めた、ミドルシュート・・・の迫力があまり感じられなかったのは、ちょっと残念に思ったのですが、美浜の選手たちがクロスを警戒しすぎるあまりに、乾へのチェックがおろそかになり、それが乾の決勝ゴールにつながったというプロセスが良かったと思います。

それには、市蘭には交替する選手がおらず、後半の引き分けのままで乗り切って延長戦に持ち込めば自分たち圧倒的有利だという守りに入った心理が、美浜の選手たちをそうさせたのかもしれない・・・。

試合後のエピソードも含めて、美浜の選手たちは、嫌味な部分を決して見せない(市蘭とは何の因縁もないから当然といえば当然なのですがw)いい敵役でした。以前も書いたと思いますが、これは、この作品の持つ良さのひとつだと思いますね。

そして、体力の限界を超えて戦い続けた、市蘭のメンバーたちはよく頑張った!

最大の山場である美浜戦を乗り越え、その後の1次予選の戦いを乗り切った市蘭のメンバーたちは、さらなるレベルアップを目指し、フィジカル強化を主とした合宿に入ります。

その成果については、温厚なキャプテン百瀬が、思わずニヤニヤが止まらなくなってしまうほど(笑

毎日毎日ハードな走りこみを課せられ、厳しい合宿生活を送るメンバーたちですが、そんな中、水内の寝相の謎など、ギャグ部分で笑わせることも忘れないところがまたいいんです(笑

作品のサッカー描写の忠実度に比べたら、メンバーたちの成長速度は反則気味と言わざるを得ないですが(笑)、厳しい練習を乗り越え、悔しい思いをして、着実に成長を遂げていくメンバーたちの姿は、見どころのひとつだと言えるでしょう。

その他にも、あまり描かれることのない黒木の過去話や、選手たちに刺激を受けてマネージャーとして頑張ろうとする麻衣、突如クラブ入りの話が出てくる所沢、密かに闘志を見せる尾上など・・・

地味だけど、じっくりと読ませてくれるスポーツマンガとして、本当に魅力的だと思います。

確かに、爽快感には欠けるとは思うんですけど、一度作品の世界に入ってしまえば、かなりハマるんじゃないかと思うんだけどなぁ・・・。作品の面白さに対して、過小評価されてしまっている感は否めません(もちろん、それにはそれなりの理由が存在するはずなんですけどね)。

まぁ、とりあえず、このブログ的には、プッシュしたい作品として挙げていますので、読んだことのない方は、機会があれば触れてみてほしいなと思います。

さて、9巻は、次巻予告にもある通り、さらなる試練が市蘭のメンバーたちを待ち受けます。
9巻も『ANGEL VOICE』らしい面白さは健在ですので、単行本派の方は、楽しみに待っていてくださいね!

■ 掲載

第61話~第69話
週刊少年チャンピオン2008年33号~42号
選手権の2次予選を控え、大学生との練習試合に勝利したところまで収録

タグ : ANGEL-VOICE

新テンプレ移行工事完了! 

2009.01.03 22:12

まだ微妙に手直しするつもりですが、ひとまず完了。

IEとFirefoxユーザーの方は、問題なく表示されていると思いますが、Operaだと微妙に不具合が・・・。けど、私はOpera愛用者ですが、全体のシェア率はかなり低いので、まぁいいかなと妥協(笑

一応ひと通りチェックしたつもりですが、もし、何か不具合な点が見つかりましたら、お手数ですが、管理人までご連絡いただけるとありがたいです。

年末までの忙しさからの反動か、ここまでなかなかブログの更新作業へと気持ちが向かっていかなかったのですが、ここからは、少しペースアップしていければと思います。

もっと他にやるべき大事なこともありますが(苦笑)、またどうにも時間が取れなくなってしまう前に、できる限り本来やろうと思っていたことの作業を進めておかなければ!

今週の連載雑感(2008年12月15日~12月31日) 

2009.01.03 15:36

変則的になりますが、これまでかけなかった分をまとめて書いておこうかと思います。
(※『マイスター』以降を追記したので記事を挙げておきます。)

■ 雑感リスト

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  • 大分トリニータ物語
  • 蹴助DX
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『MAGiCO 1』 / 佐久間力 

2009.01.03 12:13



単行本の発売から1ヶ月近くが経過してしまいましたが、昨年連載がスタートした、『MAGiCO』の1巻の感想です。

作品のおおまかなストーリや方向性については、以前に書いた"新連載『MAGiCO』1話雑感"の記事をご覧になってください。

あ、いや、手抜きとかそんなつもりじゃなくて、作品に対する自分のスタンスは、ファーストインプレッションとほとんど変わっていないんですよ(笑

"熱を帯びたシンプルな王道ストーリー+主人公が魅せる「マジコ」という名の創造的なスーパープレー"を楽しんでいく(=トンデモ寄りのサッカー描写)・・・

それが、この『MAGiCO』というサッカーマンガだと思います。

私個人としては、リアリティ路線のサッカー描写を好むタイプではあるのですが、"熱を帯びたシンプルな王道ストーリー"は好きですし、作品の方向性を理解して読む分には、それなりに楽しんで読めています。最初は、"普通"という評価だったんですけど、徐々に作品に触れていくにつれ、好きになっていったって感じですね。

プロクラブを蹴って弱小高のサッカー部に入ってしまったり、サッカー部入っても部員が足りなかったり、廃部を目論む教頭がいたり、次の試合で負けたら廃部の対戦相手が最強軍団だったり・・・

本当、設定としてはありきたりだと思うのですが・・・

「世界中のヤツラに魔法をかける! それが俺の夢だ」

「土だろうが芝だろうが俺には関係ない
どんな奴が相手だろうと全力で戦う…」

「サッカーが大好きだぞ!!!」

「勝つために守ってるんだ」

そのストーリーはなかなか熱いものがあります。

作品の肝である、"マジコ"の演出部分はまだまだ弱いかなぁと感じる部分はありますが、逆に言えば、ストーリーの演出の中で、"マジコ"を上手く活かし創造性を磨いていけば、個人的にはもっと輝ける作品になる可能性はあるんじゃないかなと期待しています。

もっともっとマジコ発動の場面で、私をワクワクさせてほしい!

サッカーマンガにおいて、サッカーというスポーツの真理や本質を描くことも大切ですが、(とりあえず現実的かどうかは別として)創造性溢れるプレー描写で魅せることもまた大切な要素だとも思ってます。

この作品に前者を求めることはできないですが、後者の部分で楽しませてくれるとして期待していきたいです。

そういった作品性を踏まえたうえで、作品に興味を持った方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

さて、続く2巻は、部の存続をかけた横浜港南戦のクライマックスを迎え、 ますます熱を帯びていくストーリーに注目です。

■ 収録

STAGE 1~STAGE 3
月刊少年ライバル2008年9月号~11月号
vs横浜港南の途中まで収録

タグ : MAGiCO

2008年を振り返って 

2009.01.01 01:20

新年明けましておめでとうございます。

昨年中にこの記事をアップする予定でいたのですが、ついうっかりテレビを見ていたら、記事を書き上げることができず、年が明けてしまいした( ̄▽ ̄;)

新年早々、ドタバタしてしまって申し訳ないのですが、2008年について簡単に振り返ってみたいと思います。記事のほとんどは、2008年中に書いたものなので、それを前提として呼んでいただけたらと思います。

■ 2008年のサッカーマンガ界について

【現在連載中の作品(ウェブコミックも含む)】
  • イナズマイレブン / やぶのてんや(2008年連載タート)
  • うるとらスーパーさぶっ!! / 村山文夫(2008年連載スタート)
  • エリアの騎士 / 原作:伊賀大晃 漫画:月山可也
  • ANGEL VOICE / 古谷野孝雄
  • 大分トリニータ物語 / 原作:木村元彦 漫画:宮城シンジ(2008年連載スタート)
  • 清く正しく美しく / ufotable×たあたんちぇっく(ウェブコミックに移行)
  • GOLDEN★AGE / 寒川一之(ウェブコミックに移行)
  • GIANT KILLING / ツジトモ 原案・取材協力:綱本将也
  • 蹴球少女 / 若宮弘明(2008年連載スタート)
  • 蹴助DX / 馬場民雄(2008年連載スタート)
  • マイスター / 加地君也(2008年連載スタート)
  • MAGiCO / 佐久間力(2008年連載スタート)
  • YATAGARASU / 愛原司
  • 龍時 / 原作:野沢尚 漫画:戸田邦和
  • LOST MAN / 草場道輝(2008年連載スタート)

※かわせひろし先生の個人サイト掲載の『ケッタ・ゴール! 激闘編』と、浦和レッズ有料情報サイトが主掲載の『赤菱のイレブン』は、このリストから除外させていただきました

【2008年に連載が終了した作品】
  • キャプテン翼 GOLDEN-23 / 高橋陽一
  • なでしこシュート! / 神崎裕
  • LOOK UP! / 水穂しゅうし(2008年連載スタート)

単行本化すらされずに打ち切られてしまった『LOOK UP!』、ウェブ送りにされてしまった作品などもありましたが、全体的に見れば、歩幅は小さいながらも、着実に前進した1年と言えるのではないでしょうか。

下半期に連載がスタートした作品が結構あり、全体で15作品と(中にはサッカーマンガと定義するにはかなり微妙なものもありますが・・・)その数は決して少なくないと思います。必殺プレーを全面に押し出したものから、ドキュメント系、玄人好み系のものや、萌え・お色気路線のものなど、バリエーションもそれなりに豊富です。

近年は、3巻以内で連載が終了してしまう作品が非常に多かったのですが(私個人は、勝手に4巻の壁と呼んでいましたw)、現在では10巻まで到達している(到達できそうな)作品がいくつか出てきて、そういう意味で順調・・・とは素直にいえない部分もあるんですけど、悪くはないかなと思ってます。私個人としては、楽しませてくれる作品は、それなりにあったので。

ですが、人気や単行本の売り上げといった観点から見ると、『エリアの騎士』と『GIANT KILLING』がサッカーマンガの中では頭ひとつ抜けた存在となっていて、タイミングが良ければ、週刊の売り上げランキングでもトップ10を狙えるポジションに到達しているのですが、他の売れているスポーツマンガと比較してしまうと、正直なところまだまだ低い所にいるというのが現状です(某ランキングを見ていたら、エリアと『ダイヤのA』とでは、単純比較で1.5倍以上後者のほうが発売初週の売り上げが多かった・・・)。

個人的には、ジャイキリは、もうちょっといけるかなぁと思っていたんですけどね・・・。
ジャイキリに限らず、各作品の来年の飛躍に期待したいです。

■ 2009年への展望

とりあえずは、引き続き、『エリアの騎士』と『GIANT KILLING』が引っ張っていく形になっていくと思われます。

その中に、今年後半に連載をスタートさせた作品がどれだけ喰いこんでいけるのか。

現状として、その最有力となりそうな存在なのは、やはり、もっともメジャーな週刊少年誌で連載をスタートさせた『マイスター』でしょうか。

サッカー部分は、本当にありきたりなんですけど、ライト層にも読みやすく、楽しさを強調した路線の作品なので、序盤を乗り切って波に乗れれば、単行本の売り上げ的には伸びてくるのかなぁと思ってます。その序盤を乗り切るのが大変だと思うのですが、ジャンプの読者層が、あの作品性をどう評価するのかに(アンケート的な話のことです)、興味を持ってます。

あと個人的には、『ファンタジスタ』という実績があり、ファンタとは違う特性であっても、魅力的なサッカー描写を描ける、草場道輝先生の『LOST MAN』にも頑張ってほしいところ。

それと、メディア展開させている『イナズマイレブン』のゲームが地道にだけど売れ続けているようなので、コミックのほうも伸びてくるかもしれないですね。

去年から続いている作品としては、去年も書いていますが、『ANGEL VOICE』の躍進を今でも期待しています。ちょっときっかけがあれば、一気に伸びる可能性はあると個人的には思っているんですけどねぇ・・・。まぁ、私は私で、影響力はほとんどゼロであろうとは思いますが、地道にプッシュしてみたいと思っています(笑

もちろん、個別名を挙げなかった作品も、応援していますよ!

あとは、2010年ワールドカップの前年ということで、それなりに新連載も登場してくると思われます。
私たちをあっと驚かせてくれる、新しい可能性を秘めたサッカーマンガの登場に期待したいですね。

個人的に、ワールドカップ(予選)を戦う日本代表を描いたリアル路線のサッカーマンガ、フットサルを題材にした作品を待ち望んでいます。

来年は、サッカーマンガ業界にとってどんな1年になるのでしょうか?

■ このブログについてのこと

うーん、今年は何かと時間に追われて、結局やりたいと思っていたことがほとんど実現できなかったですね・・・。

それには、自分自身の時間のマネージメントのまずさもあったと思うのですが、今年の後半にいくほど失速していった感があったので、それについては深く反省。

今年もジャイキリを中心とした1年となりました。

当ブログを読んでくださっている方の9割近くは、ジャイキリ目的で訪問されているというデータが存在していますし、私自身ジャイキリが好きで好きでたまらない人間なので、一応サッカーマンガ全体を扱ったブログということにはなっていますが、それはそれでいいと思ってます(笑

来年以降も、ジャイキリが私にとって魅力的な存在であってくれる限り(人それぞれ嗜好はあるので、私にとって絶対的にそうあり続けるとは限らないとは思っています)、今のスタイルは変わらないと思うので、来年もよろしくお願いいたします。

本能を貫いた結果が、今のこの状態なわけなのですから!
これについては、反省するつもりは一切ございません!(笑

ブログをやっていて、今年一番驚いたことは、やはり、「テニス漫画レビュー」の管理人さんからメールをいただいたことですね。

特定のスポーツマンガを扱った同士として、そのスタイルに勝手に共感し親近感を持っていたサイトの管理人さんが、うち見て同様のものを感じ取っていただけたことは、素直に嬉しかったです。

それと、昨年以上に、ブログ読者の方を、身近に感じられるようになったのも、私としてはすごく嬉しいことでした。

私も、人見知りしやすいタイプで(こういうところは、リアルでもネットでも同じなんですよねw)、自分の空間に引きこもっている傾向が強いブログ管理人でしたが(私が表に出ないのは、ブログのクオリティに自信を持てないってのもあります)、そんなブログにいろいろ声をかけてくださった皆様方には、深く感謝しています。

そうですね、来年はもうちょっと自分から表に出ていけるように頑張ってみますよ!(笑

というわけで、知名度の高い、マンガを題材にしたブログさんに比べれば、うちは本当に世界の片隅でひっそりと生息しているような存在ではありますが、弱小なら弱小なりの意地とプライドを記事を更新し続けていきたいと思っていますので、もしよろしかったら、2009年も『サッカーマンガを読もう!』にお付き合いいただければと思います。

それでは、えーっと、年はすでに明けてしまったので(苦笑)、今年もよろしくお願いいたします。

2009年の本格的な記事の更新は、3日からになる予定です。

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『このマンガが凄いから読め!γ版2010』という企画に参加させて頂きました(サッカー以外の漫画のついてもいろいろ書いてます)。投票記事はこちらより
2009年のサッカーマンガを振り返る記事はこちらより

サイドバーの下の方にジャイキリコーナーを設置しました。

【毎週の更新予定】

木曜日夜 → 今週のジャイキリ
日曜日中(その日の予定次第) → その他の作品の連載感想

※その他の記事は、特に決めておらず、その時の状況(単行本の発売など)に応じて決めているといった感じです。

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コミック発売予定リスト

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以前のコミック発売情報については、コミック発売予定表のカテゴリーをご覧ください。

【2011年7月】

【2011年8月】

【2011年9月・暫定版】

  •  6日 『コラソン ~サッカー魂~ 6』
  •  8日 『ANGEL VOICE 23』
  • 16日 『エリアの騎士 27』
  • 16日 『振り向くな君は 4』
  • 16日 『キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA 5』
  • 16日 『BE BLUES! 青になれ 2』
  • 16日 『T.R.A.P 6』
  • 28日 『イナズマイレブン SP 2』
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最新単行本17巻は現在発売中!

ジャイキリアニメ地上波にて再放送中!
NHK教育 毎週土曜午後6時25分~6時50分

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