今週の連載雑感(2008年7月21日~7月27日)
2008.07.27 19:54
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『GIANT KILLING 6』 / 原作:綱本将也 漫画:ツジトモ
2008.07.27 14:59
※ネタバレ要素がありますのでご注意を!
もうとにかくワクワク感が止まらないサッカーマンガ(管理人主観による)、『GIANT KILLING』6巻を読んだ感想を。
まずは、毎回恒例となっている、初版限定ステッカーは、"ミスターETUフラッグ"ということで・・・
個人的に、白地に黒の方が良かったかなぁと思いますが、隅田川スタジアムに行けばこんなゲーフラありそうだなっていうデザインで(もしかして、作中で出てたかも?)、いいんじゃないかと思います。
ステッカーが付きが欲しい人は、急いで本屋に買いに行くべし!
※
6巻は、名古屋グランパレス戦の終了のホイッスルが鳴った後の続きから始まっていきます。
ちょっと場面的には、中途半端なところなので、より感情移入度を高めて6巻を読むためにも、まずは、ちょっと巻き戻って5巻の終盤あたりから読み始めることを個人的にはお勧めいたします。
ということで、まずは、6巻のストーリーの見どころをまとめますと・・・
1、勝利を収めた名古屋戦後の余韻
2、新キャラ・夏木陽太郎の登場と、そこから生じるFW3人の人間ドラマ
3、その後シーズン前半のETUの戦いぶり
このあたりがポイントになってくるかと思います。
※
その中で、今回のメインとも言えるのは、やはり、新キャラ・夏木陽太郎の登場と、そこから生じていくFW3人の人間ドラマとなるでしょう。
夏木は、怪我により8ヶ月ぶりにチーム合流し、変なヤツかもしれないけれど、昨シーズンのチームの得点王であり、復帰すれば、FWのレギュラー争いの筆頭にいるべき男。
そんな夏木が復帰してきたことにより、危機感を募らせるそれまでのレギュラーである若手の世良恭平。そして、もうひとり、ベテランの堺良則、この3人がETUのFWのレギュラー争い圏内にいます。
夏木は、わけわからん行動で我々を笑わせてくれるのもひとつの魅力ではありますが、怪我で長期離脱(一部自業自得な部分もあり)という苦しい時期を乗り越え、再びピッチに戻ってくることができた・・・、そんな夏木の周囲への感謝の気持ちと復活に懸ける想いは、単行本で読み返して、改めて涙ぐみながら読んでいました。
世良は、夏木の復帰でレギュラーの座を奪われてしまうかもという焦りからの空回りしまくっていくのが、ストーリーの見どころのひとつなのですが、そんな彼の境遇を見るたびに、応援したくなっていきます。
堺は、少々扱いが小さめなのが残念なのですが、現状レギュラー争いの3番手ではあるけれど、プロとして己のコンディショニングに細心の注意を払い、決して諦めずに、虎視眈々とレギュラーの座を狙っているところに尊敬の念を抱きました。そして、「ボールってのはな世良…… しぶとく諦めない奴の前に 必ず転がってくるものなんだよ」は、6巻で一番の名言でしょうないでしょうか。
多少扱いに差がありますが(こればっかりは仕方ない)、この3人それぞれに、彼らなりの思いが描かれていて、それぞれに違った魅力があるところがとてもよかったです。
※
自分の好きなリアルのサッカークラブを応援している感覚で、ETUのことも感情移入しながら見ているとしては、勝利した名古屋戦後の余韻のあれこれというのもニヤニヤしながら読んでいました(笑
先程、ちょっと巻き戻って・・・と書いたのは、この勝利後の余韻をより深く味わうがためのものなのです(笑
書きたいことはいっぱいあって、ひとつひとつは書ききれないのですが、試合後のピッチでの選手たちのやり取りや喜ぶ様子、後日勝利したETUの記事を読むためにフットボールダイジェストを求め本屋へダッシュする子供たちに、達海の現役時代と同じ7番をつけた椿の活躍を見て本気になり始める古株サポ・・・
それらは、自分の応援したときのクラブが勝利したときの幸せ感がすごくよく伝わってきて、読んでいて、ほんっとに楽しくなってきてしまいます(笑
こういう楽しさが得られるサッカーマンガというのは、なかなかないんですよねー。
その中でも、試合で輝きを放った椿が、ヒーローインタビューを終えた後、コシさんに促されてサポーターのところに挨拶をしに駆け寄っていくシーン、あの絵が特に秀逸でした。
ゴールを決めた夏木のときもそうですが、ああいう選手とサポの絵って、すごくいいですよね。
表紙の見返しの部分でパッカくんも言っていますが・・・
「Football makes people Crazy!」
この英文のカッコいい意訳については、私は英語が苦手なので、他の人にお任せしますが(苦笑)、サッカーに熱狂する人々の"heart"をあますことをなく描いてくれているジャイキリは(1巻の感想を参照)、本当に魅力的だな思います。
※
あと、他にも新潟戦のハーフタイムで達海がバラバラになりそうなチームをひとつにまとめる場面だとか、リーグジャパンチップスのことだとか、ジャイキリのサッカー描写の好きなところだとか、他にも書きたいことはたくさんありますが、とてもじゃないけどここでは語りきれないので、あとは、連載を読んだ当時雑感をたどって読んでいただければと思います(一番下にリンクがあります)。
※
・・・ということで、今回は、サッカー描写よりも人間ドラマを中心に描いたストーリーでした。
サッカーというスポーツの醍醐味に、自分の生活の中にサッカーがある楽しさを、ツジトモ先生がダイナミックにセンス良く描いてくれるジャイキリは、誰が何と言おうと今の自分にとっては、"絶対的な存在"。
確かに、私の主観的な感情移入度の強い作品ではありますが、決してそれだけではなく、世間一般的にも、今一番勢いのあるサッカーマンガですので、まだ読んだことのない方は、一度ジャイキリワールドに触れてみることをお薦めいたします。
私たちと一緒にジャイキリワールドを楽しもうぜ! と(笑
※
それと、本編とは直接関係のない部分での話。
今回も、1話と1話の間にあるカットが、めちゃくちゃ面白かったです。
体重が5kgも減ってしまった後藤カットは、実際にここまでの彼の苦労を考えると笑えないですが(いや、むしろここは思い切って笑い飛ばしてあべるべきなのか)、女子サポに囲まれてる椿に嫉妬する黒田だとか・・・
その中でも個人的に一番笑えたのが、夏木が徳井コーチと緑川に怒られてたやつですね。きっとその後怒られまくったんだろうなぁって想像していたものが、そのまま絵になっていたので(笑
パッカくんのPKゲームについては、実際に組み立てて遊んだ方、レポート待ってます!(笑
ボールは、サッカーボール型の消しゴムを使うと、より雰囲気が出るかもしれないですね。
※
さて、7巻に向けてですが・・・。
巻末の予告ページにもあります通り、大阪ガンナーズ戦編へと突入していきます。
3巻のプレスカンファレンスでも顔を合わせたダルファー率いる大阪ガンナーズ相手に、達海率いる我らがETUどんな戦いを見せてくれるのか。
そして、ここでもまた躍動する愛すべき(でも、ETUサポの視点で見れば憎き)敵役たちの存在も合わせて、また3ヵ月後を楽しみに待つとしましょう!
■ 掲載
#48~#57
週刊モーニング2008年4・5号~14号
アルビレオス新潟戦まで収録
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今週の『GIANT KILLING』過去ログ
#48 ,
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タグ : GIANT-KILLING
今週の『GIANT KILLING』#76
2008.07.24 22:52
単行本6巻が発売されましたー!
感想の方は、週末あたりにアップ予定です。
毎週こっちで連載の感想書いてますし、あまり大したものではないですが、もうちょっとお待ちいただければと思います。
それと、今週号のモーニングで、特別プレゼントがあります。
6巻発売記念のジャイキリ特製ポスターと、それとなぜか、クリスティアーノ・ロナウドの自伝も。
気になる方は、今週号のモーニングをチェックしてみてください。
タグ : GIANT-KILLING
ちょこっとアンケート
2008.07.22 21:02
よろしかったら、ちょっとアンケートにご協力ください。
主に、いつもブログに訪問してくださってる方にお伺いしたいことなのですが・・・
内容は、"とある特定の作品の感想などが目的でブログに訪問している"という作品があったら、教えてくださいというものです。
どれが1位に来るかは、まぁ、分かりきっているんですが(笑)、私は知りたいのはそれ以降何が来るのかなってことで、今後の更新の参考にしたいと思ってます。
残り2つは、個人的な興味で質問していることなので、スルーしていただいて結構です。
リアル系がトンデモ系かの質問については、"どちらの方向性の作品にもそれぞれ良さがある"ってことを前提に、強いて選ぶとするなら・・・という形でご回答いただければと思います。
好きな主人公については、どんなタイプの主人公が好まれているのか、ちょっとみんなにも訊いてみたかっただけです(笑
私の場合、昔だったら、迷わず翼くんだっと思うんですけど・・・
今だったら、いろいろ考えたんですけど、『俺達のフィールド』の高杉和也かな。
俺フィーはサッカーマンガとすると、ちょっと違うかなって思うところはあるんですけど、ほんっとにいろんなものを乗り越えて強くなっていく和也の姿は、読んでいて本当に心を熱くさせてくれる存在だったなと思います。マンガの主人公は、たいてい何かを乗り越えてるものですけど、和也のそのスケールと言う意味では別格。
と、他にもいろいろいますが、これはこれで記事のネタになりそうな感じなので、サッカーマンガの主人公論については、別な機会にとっておきたいと思います(笑
・・・というわけで、あと下のフリースペースには、ブログへのご意見・ご感想、または↑の質問の主人公論について熱く語ってもらっても構いません(笑)、何か言いたいことがあればご自由にどうぞ~。
アンケートに答えていただいたからといって、読者の方には何のメリットがないのは申し訳なく思うのですが(あ、要望を出してもらえれば応えられる範囲内で何かできるかも)、協力していただける方はよろしくお願いいたします。
『GOLDEN★AGE 9』 / 寒川一之
2008.07.22 21:00
8巻に引き続き、物語のメイン舞台であるかもめ中サッカー部を離れて、トレセン編が中心に描かれている、『GOLDEN★AGE』の9巻の感想です。
※
県トレへの推薦を賭け、ペアを組んでトーナメントを戦う参加メンバー(かもめ中からは、唯、近江、トラ)たち。
で、今回のメインは、1つのボールを4チームが入り乱れてゴールを奪い合う、バトルロワイヤルになっています。
その中で、世代別代表でその中でもトップクラスの実力を持つ主人公・唯に、同じく代表でコンビを組み唯に匹敵する実力を持つプロクラブのJr.ユース所属の丹波、それに実質的な主人公的な存在とも言える近江、・・・というこの3人のFW。
周囲の状況を冷静かつ素早く判断し、ボールの動きを予測して動く唯。
自ら決めるばかりでなく、的確に味方を生かすプレーもできる。
周囲のことなんかおかまいなしに、自らの力で突き進んで(個の力での局面打開)シュートチャンスを作っていく丹波。
そして、本能の赴くままに動き、ズバ抜けた身体能力を生かして破天荒なプレーを繰り出す近江。
同じFWでありながら、それぞれのプレースタイルの違いを見ていくと面白いんじゃないかと思います。
それぞれ、同じゴールを狙うにしても、プレースタイルに個性があるからこそ、サッカーは面白い(これは、サッカーに限った話ではないか・・・)。
※
あとは、G★Aらしい適度なコメディ描写や、姑息な手段で勝利を狙うトラ(唯に対して卑屈になってるところも)、相変わらずピリッと効いた存在感を発揮する蓮葉など・・・
普通にG★Aが好きな人なら、普通に楽しめる内容だと思います。
サッカーマンガとして見ると、やはり作画の力強さが・・・というのはありますが(けど、寒川先生の描くくキックモーションは好き)、多少ツッコミどころはあるとはいえベースとなるサッカー部分はしっかりしてますし、もうちょっと評価されてもいいんじゃないかなぁって・・・、まぁ、いつも同じことを書いてますが(苦笑
絵柄について、この作品の世界観で考えたら、GOAL79の扉絵のようなリアル画は、似合わないとは思うんですが、あんな絵柄のG★Aもちょっと見てみたい気もします(笑
※
ここのところ巻末の恒例となっている、おまけマンガが相変わらず面白すぎる件について。
毎回毎回ネタ考えるのも大変かと思いますが、けど、毎回描いてくれるし面白いので、単行本が出るたびに期待し始めてる自分がいます(笑
一言だけど的確すぎるキャラ紹介とか、「行く前に作戦立ててくれだの」のナリアちゃんとか、身長2kmだとか、やべぇ、めちゃくちゃツボにハマってる(笑
寒川先生は、もし万が一、絶対にあってはならないことだけど、万が一にですよ、G★Aが打ち切られてしまうようなことがあったとしても、ゆる~い感じのコメディマンガを描けば十分にやっていけそうに思います。
※
さて、次の10巻は、多少ひと悶着ありますが、引き続き県大会本戦を戦うかもめ中を描く展開となっていきます。
おまけマンガも描いてくれるなら楽しみにしてますが、何よりもサッカーマンガとして好きな作品ですので、10巻の発売が待ち遠しいです。なんだかんだで、巻数を重ねるにつれて、好きになっていってますね(笑
■ 掲載
GOAL77~GOAL86
週刊少年サンデー2008年2・3合併号~13号
県大会初戦vs逗子平成まで収録
タグ : GOLDEN★AGE
今週の連載雑感(2008年7月14日~7月20日)
2008.07.20 21:06
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今週の『GIANT KILLING』#75
2008.07.17 23:37
今日のところは、雑感のみで。
その他は明日更新します。
(※ストーリー部分なども更新しました)
単行本6巻は、いよいよ来週水曜日発売となります!
(amazonのページへ)
毎回恒例の初版ステッカーの中身は、"ミスターETUフラッグ"。
それと、もうひとつ、今週のモーニングを読んで気になったのは、"パッカ君おもしろPKゲームつき"と書いてあったこと。一体、どんなものなのでしょうか??
※
以前、川崎フロンターレの中村憲剛選手が、サッカーマガジンの連載の中でジャイキリを一押しとして取り上げていたことがあったのですが、その憲剛選手、7月8日付の自身のブログの中で、取材でツジトモ先生に会ったという内容の記事が掲載していました。
それによりますと、どうやら9月18日発売のモーニングにて、ツジトモ先生と憲剛選手の対談が掲載されるみたいです。
まだ、ETUサポーターズクラブでは、この件について何のアナウンスもないので、もしかしたら、誌面の都合上予定が変わってしまったりするかもしれないですが、このあたりの情報に注目しておいた方がよさそうですね。どんな内容になっているのか、楽しみにしています。
タグ : GIANT-KILLING
『宮本恒靖 「FIRE&ICE」』後編を読んだ雑感
2008.07.16 21:14
先週号に引き続き、週刊少年マガジンに掲載されている、『宮本恒靖 「FIRE&ICE」』の後編(第2話)を読んだ雑感。
後編の内容は、2002年日韓ワールドカップ予選リーグ第2戦、ロシア戦でのエピソードがメインとなっています。
第1戦では、ベンチからのスタートだった宮本選手でしたが、同じポジション(当時のトルシエジャパンの代名詞とも言えるフラット3の中央)である森岡隆三選手が負傷したため、宮本選手が交代出場します。
ですが、フラット3の肝であるディフェンスラインのコントロールが上手くいかず、そこを上手くかいくぐられ同点ゴールを決められてしまった、というシーンを覚えている方も多いと思います。
・・・と、その部分の描写は、実際作中にはなかったのですが、その出来事を受けて、宮本選手が主体でロシア戦ではディフェンスライン下げようと決断(もちろん、トルシエには秘密でw)するエピソードや、ロシア戦での試合で最高のパフォーマンスを見せる宮本選手のことが描かれています。
先週号も含めた全体の感想として・・・
適度な遊び心が散りばめられているなど、一般的な『○○物語』とはちょっと違った、安田先生独特の感性で描かれた、今回の『FIRE&ICE』は、個人的には楽しく読ませてもらいました。
今週号で言えば、ディフェンスラインを下げたことに怒り狂うトルシエのシーンは、思わず吹き出してしまったし、冴え渡っている宮本選手の思考回路を描いてるシーンも面白かったです。
ツネ様というと、クレバーなディフェンスを見せる反面、ときに、大きなポカをやらかすといういった、ポカのイメージの方が強かったりもしたのですが、この作品を通じて、ほんのちょっとだけですが、ツネ様に対する見方が変わりました。
週刊マガジンに掲載された、前編&後編(第1話、第2話)は、レッドブルのキャンペーンサイトで無料で読むことができますので(先週号掲載された、取材レポートもそちらで読めます)、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
とりあえず私は、レッドブルを購入して、第3話まで読んでみたいと思います。
※
今回は安田剛士先生が描いてくれたからこそ、独特の面白さが出たのかなと思っています。
主人公よりも、お母さんの方がいいキャラしていたことにしては、意見は分かれそうな気もしますが、あれはあれで私は好きです。
安田先生は、サッカーに対して熱意を持ってらっしゃる方なようなので、やっぱり個人的にはですね、そういう人にサッカーマンガを描いてほしいなぁって思います。
今は他に連載があるので無理でしょうが、そのうち、安田先生自身にその気があるなら、いつか読んでみたいですね。マガジンの編集者の方は、ぜひご一考を!(笑
(関連リンク:レッドブルキャンペーンサイト)
『チュソン ―U-23サッカー日本代表 李忠成物語―』(原作:門脇正法 漫画:大武ユキ)雑感
2008.07.15 21:21
7月15日発売のオースーパージャンプAUGUSTに掲載されている『チュソン ―U-23サッカー日本代表 李忠成物語―』を読んだ雑感を簡単に。
内容的には、いたって普通の『○○物語』的なもので、李選手の幼稚園時代から現在までを描いたものになっています。
掲載ページ数が33ページと限られている中で、李選手を支えてきた家族の存在の大きさだとか、闘争心溢れる李選手の気持ちの部分などが、それなりに描かれているかなぁと思います。逆に言えば、ページ数的に決して多くないので、"それなり"の程度にしか深く描けないのが残念なところでもありますが。
李選手は、北京五輪の代表に選出されたFWの中では、一番実績がありますし、持ち前の豊富な運動量と闘志溢れるプレーで日本を決勝トーナメントへ導くゴールを決めてほしいですね。
黄色いユニを着てるときは、絶対に応援なんかしないけど・・・(きっぱり)
青いユニを着ているときは、ちゃんと応援するからね!(笑
(※一応書いておきますと、私はJ開幕時から赤いチームを応援してしてるがゆえの発言ってことでご理解いただければとw)
※
個人的に、久々にサッカーマンガを描く大武先生を見れたのは嬉しかったのですが、やっぱり、オリジナル作品を読みたいなぁと思ったのが本音です。
商業的に大成功させるのは、ちょっと難しいかもしれないけれど、サカオタ好みのサッカーマンガを描ける人なので、またいつかどこかで、大武先生がサッカーマンガを連載してくれるときが来るといいなぁ。また、『我らの流儀』のようなサッカーマンガが読みたいです。
※
・・・とうわけで、興味のある方は、オースーパージャンプをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ですが、李選手を応援する女子サポが読むには、それなり勇気が必要かも・・・しれないです。
今週の連載雑感(2008年7月7日~7月13日)
2008.07.13 22:22
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今週の『GIANT KILLING』#74
2008.07.11 00:35
『宮本恒靖 「FIRE&ICE」』前編を読んだ雑感
2008.07.09 17:00
本日、7月9日発売の週刊少年マガジンにて掲載されている読み切り作品、『宮本恒靖 「FIRE&ICE」』の前編(第1話)を読んだ雑感を簡単にまとめたいと思います。
まず、読んだ感想を率直に書きますと、素直に楽しく読ませてもらいました。
宮本選手のヒストリーを振り返るという意味ではかなりさっくりとではあったのですが、例えば、『中澤佑二物語』を描いた塀内夏子先生のようなシリアス系の世界観とは違う、ちょっとギャグっぽさが漂う雰囲気が斬新でなかなか面白かったです。
中でも、宮本選手のお母さんがすごくいいキャラをしていて、今回楽しく読めたのは、このお母さんあってこそだよな~と思いました。というか、明らかに主人公(宮本選手)よりも目立ってましたし(笑
マンガの方は、週刊マガジンに掲載された翌日(つまりは明日)以降、レッドブルのキャンペーンサイトで無料で読めますので(リンクは下記参照)、興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。
来週号に掲載される後編の方は、シリアスな方向へストーリーは進んでいきそうで、安田先生がどのようなアプローチで作品を描いていのか、来週号を楽しみにしたいと思います。
(関連リンク:レッドブルキャンペーンサイト)
情報など
2008.07.08 22:37
何を今さら感は拭えないですが、うちではまだ取り上げてないので書いときます。
『キャプテン翼 GOLDEN-23 特別編』が、7月22日発売の週刊ヤングジャンプ増刊・月刊ヤングジャンプ8月号に掲載されるそうです。
内容については、ちょっと分かりません。
ですが、オリンピック本編を描いたものではなく、以前話にあった、エル・クラシコあたりの話でも描くのかなーと私は思っているのですが果たして・・・?
なお、『キャプテン翼』は、8月4日発売の週刊少年ジャンプ36号にて、週刊少年ジャンプ創刊40周年記念読切も掲載されます。
個人的には、後者の方が気になっているのですが、またその時期になったら、取り上げる予定です。
※
7月9日発売、7月16発売の週刊少年マガジン32号と33号にて、『宮本恒靖 「Fire & Ice」』が掲載されます。作画を担当するのは、『Over Drive』の安田剛士先生。
内容的には、『宮本恒靖物語』そのものなようで、少年マガジンに掲載されるのは2話分なのですが、実際には第3話まであって、その第3話は、キャンペーン対象レッドブルを購入し、記載されたシリアルナンバーを入力してキャンペーンサイト(アドレスは下記に記載)からダウンロードして読めるという(PC、携帯両方可)ものらしいです。
1・2話については、1日遅れでレッドブルのキャンペーンサイトでも読めるようになるとのことですが、要は"3話が読みたかったらレッドブルを買ってシリアルナンバーをゲットしなさい"ということですね(笑
『宮本恒靖物語』については、以前、ドイツワールドカップの時期に(『伝説の三軍』という読み切りを描いていた)谷嶋功先生によって描かれていたことがあったのですが、そのときは、"宮本選手の視点で見た2002~2006年までの道のり"といった感じの内容でした。
今回は、オーソドックスなスタイル(幼少時代から現在までのヒストリーを振り返るもの)の『宮本恒靖物語』が描かれるとのことで、それを安田剛士先生がどのように描いていくのか(確か安田先生はサッカー経験者って話だったはず)、注目していきたいです。
(関連リンク:レッドブルキャンペーンサイト)
※
7月15日発売のスーパージャンプ増刊・オースーパージャンプAUGUSTにて、『チュンソン ―U-23サッカー日本代表 李忠成物語―』(原作:門脇正法、漫画:大武ユキ)が掲載されるとのこと。情報くれた方に多謝。
大武ユキ先生が久々にサッカーマンガを描いてくれるのは嬉しいのですが、できれば原作付きでないオリジナルのサッカーマンガも読みたいなぁとも私は強く主張しておきます(笑
北京五輪でも活躍が期待される李選手を、大武先生がどのように描くのか注目しています。
2008年7月発売予定のサッカーマンガ
2008.07.02 16:57
『YATAGARASU 17』 / 愛原司
2008.07.02 16:36
Amazonおすすめ度:

※多少ネタバレ要素がありますのでご注意ください
Jクラブ・ボガータ兵庫のユースの加入が内定していたにもかかわらず、結果としてそれを蹴り、元のチームメイトたちも多く所属する、新設クラブ・グランヴォーチェ城ヶ丘に残ることを決めた主人公・茂木但馬。
その新設・グランヴォーチェの初めての練習試合は、なんとそのボガータなったわけですが、Jリーグ傘下のユースチームを相手に、新設チームがどれだけ対抗していけるのか、といったところで、17巻は始まっていきます。
※
相手は、何と言ってもJリーグのユース。
いくら、ボガータへの加入が内定し練習参加していたふたり(茂木&森村)がいるとはいえ、1・2年生が中心で構成されているチームが、実質1軍半の実力とはいえ、Jリーグのユースチームに対抗していくのは、やはり現状としては厳しい話。
結果としては、大敗を喫してしまうのですが、そんななか、茂木と森村はボガータに決してひけを取らない"個の力"を見せ、可能性を感じさせてくれます。
そのあたりの、作画面も含めたサッカー描写が、ひとつの見どころになるかなと思います。
やはり、愛原先生は、サッカーをしているシーンを描くのがすごく上手いと思います。
※
全体的なチーム力が、高円宮杯出場という目標に対して、まだまだ低いところにあるのは、仕方のないことだとは思うのですが、実際に予選のスタートが間近であることを考えれば、そうも言っていられない。
・・・ってことで、この作品を読んでる方なら、「あぁ~」と思う、即戦力が数人一気にチームに加入という展開になってしまいます。
個人的には、現状の戦力でチームが強く成長していく過程を描いていってほしいなって気持ちもあるのですが、予選までの期間の短さを考えると、それがやはり現実的なのか。
※
その新加入のメンバーのひとりに、かつて一緒に戦った反町の姿もありました。
暴力事件を起こして、サッカーをやめてしまっていたというのは、いかにも反町っぽいなぁとも思いましたが、そのエピソードに勧善懲悪っぽさが感じられてしまったのは、私的にはちょっと・・・。
ですが、その暴力事件を起こした相手と、クラブユース選手権の予選で戦うことが決まっており(単行本で読めるのはもうちょっと先になるのかな?)、この因縁の対決は、大きな注目ポイントとなっていきそうです。
※
18巻に向けては・・・。
次なる練習試合の相手として、かつて一緒に戦った三枝の所属する・芝山第一高校と対戦します。
同じ高校に通う、グランヴォーチェ所属の江守くんは、先輩である三枝にあいさつをしにいきますが・・・。
芝山第一のメンバーに、茂木と森村がボガータを蹴って、新設の街クラブであるグランヴォーチェでプレーすることを、「間違いなく進む道を誤った!」と言われ、怒り心頭の江守くん。
その江守くんは、新加入のメンバーにはじき出される形で、ベンチスタートとなってしまうのですが、いっつもやられ役が多い江守くんの奮起にも期待したいなぁ。そろそろ、江守くんの本格ブレイクを見たいと思うんですが、やはり、江守くんにそういう役回りは与えられないのかな(^^;
・・・といったところで、グランヴォーチェvs芝山第一の練習試合が始まっていく18巻の展開を楽しみにしています。この作品は、単行本派で読んでいるので、本当に先が分かりません!(笑
■ 掲載
vol.64~vol.67
月刊少年マガジン2008年1月号~4月号
グランヴォーチェvs芝山第一、キックオフ直前まで収録
タグ : YATAGARASU