『YATAGARASU 16』 / 愛原司
2008.02.26 22:28
Amazonおすすめ度:

記事の作成にあまり時間をかけられないので、雑感を手短に。
16巻からは新展開となり、カテゴリーがJr.ユース→ユース年代となっていきます。
今回は、試合シーンではなく、ユース世代へと進んでいくにあたっての進路問題が、ストーリーのテーマとなっています。その内容に触れてしまうと、思いっきりネタバレとなってしまうので、ちょっと書けないのですが、作品を読んだ私の率直な感想を言いますと・・・
結局は、こういう展開になっていくのね(笑
と、いったところでしょうか。
作品によっては、こういうのは"甘い"と描かれてしまうこともあるかと思いますが、私はこういうの嫌いじゃないですよ?(笑
進路を決めるにしても、さまざまな選択肢があって、サッカーを取り巻く環境(志向するスタイルやプレイヤーのレベルなど)だとか、自分はどんなサッカーがしたいのかとか、それらをめぐるキャラクターたちのそれぞれの考え・想いなどを読み取りながら、読んでいくのが面白いんじゃないかと思います。
まぁ、彼らが目指していくところは、(リアリティの観点で見れば)少々非現実的な目標かもしれないけど、今後の戦いぶりに注目していきたいです。
それにしても・・・
主人公・茂木但馬は、ビッグマウスなところとか、その性格的な部分は、ユース世代になっても相変わらずといったところですが、サッカー選手としては、身体能力だけでなく高度なテクニックも高いレベルで身につけ、普通に"できる子"となってしまっていて、ちょっと面白みに欠けてしまったかなぁと思っている私がいます。この先、まだ何か試練が訪れるのかもしれないのですが・・・。
次の17巻は、サッカーシーンがメインとなっていくと思うので(この作品ついては単行本派なので、先は本当に知りません)、楽しみにしています。やはり、『YATAGARASU』は、サッカー描写が一番の魅力だと私は思っていますので。
■ 収録
vol.60~vol.63
月刊少年マガジン2007年9月号~12月号
ボガータとの練習試合のキックオフまで収録
タグ : YATAGARASU
今週の『GIANT KILLING』#55(追記あり)
2008.02.21 23:28
※ストーリー部分と、雑感を少し、追記しました。
今日のところは、雑感部分のみで。
ストーリー部分については、週末にやる予定です。
ストーリー部分も毎週書いてほしいという要望が複数あったので、かなり省略気味になってしまうときもあるかと思いますが、時間の許す限り、それに応えていきたいなぁと思います(そのあたりの話についても、週末に書きたいと思います)。
タグ : GIANT-KILLING
サッカーマンガ情報
2008.02.18 22:52
毎度のことながら、情報の鮮度が古くて申し訳ございません。
※
すでに発売中となっている、月刊コミックアライブ3月号にて、『ワイイレ』(作者:士土大介)という、女子サッカーマンガが読み切り掲載されているそうです。
ごめんなさい、私はまだ未読なのですが、コミックアライブのオフィシャルサイトにて、数ページ分立ち読みすることができます。
(参照:月刊コミックアライブオフィシャルサイト)
ストーリーは、"数秒先が視える"という能力を持っていて、その力のおかげでサッカーゲームでは負け知らずではあるが、そのゲームでしかサッカーをしたことのないという主人公。その能力を見込まれ、女子サッカー部の監督なってほしいと、主人公のもとを訪れるひとりの少女。さて、そこからどうなる・・・??
と、いった感じのものです。
私も一応、サッカーマンガと思しき作品は、片っ端からチェックしていく主義なので(これでも、サッカーマンガブログの管理人ですからw)、購入して読んでみる予定ですが、感想の記事を書くかどうかは、今のところ未定です。
本格志向のサッカーマンガ・・・と言うわけではなさそうなので、興味のある方は、まずは、コミックアライブのオフィシャルサイトから、立ち読みしてみるのがいいかもしれません。
※
これも、結構前の話なのですが・・・
『ケッタ・ゴール! 激闘編』の26話がアップされていました。
(参照:小さな幸せ研究所:ケッタ・ゴール! 激闘編26)
下書き段階で掲載で見づらいのと、展開されているサッカーのレベルが小学生レベルを超越してしまってるよなぁ・・・と思うところはありますが、リアリティの中(そこをどう定義づけるかのバランス感覚は人それぞれだと思いますが・・・)でサッカーの面白さを描こうとする、この作品のサッカー描写は、私は好きです。
無料で読めるものですので、興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
タグ : ケッタ・ゴール!
今週の『GIANT KILLING』#54
2008.02.15 00:14
まずは、本編に入る前に・・・
"GIANT KILLING 占い"なるものを教えていただいたので、それを紹介したいと思います。
↑のフォームに名前を入力して、"診断"をクリックしてください。
ちなみに、私の結果はどうだったかと言いますと・・・
"ふれてぃすた"で入力した場合
性格
特に似ているキャラクターはありませんが、強いて挙げるとすれば矢野ではないでしょうか。 あなたの矢野度は34%です。
外見・ルックス
あなたは、顔は亀井、体系は不破監督に似ているようです。
あなたの亀井度は52%、不破監督度は31%です。
相性
不破監督とお近づきになれそう。相手の好みを探りながら気軽な会話を。
あなたと不破監督との相性は57%です。
だそうですよ?(笑
他にも、"相関図占い"というのと、"成分分析"というのもありまして・・・
(やってみたい方は、フォームの下にある"GIANT KILLING 占い"のリンク先にて)
相関図占いによると、ふれてぃすたさんは、藤澤さんと同士で、矢野とダルファーから尊敬されているそうです(笑
成分分析は、62%がゼウベルト、37%が藤澤さん、1%は王子だそうです。
ふむふむなるほど。
そして、私の"本名"で入力した場合は・・・ >
性格
あなたは赤崎に近い性格を持ちますが、心の中では石浜になりたいと思っているようです。
あなたの赤崎度は61%、石浜度は32%です。
外見・ルックス
あなたは、顔は清川、体系は三雲に似ているようです。
あなたの清川度は54%、三雲度は22%です。
相性
副会長があなたに好印象を持っているようです。素直な態度が鍵です。
あなたと副会長との相性は69%です。
相関図占いは、赤崎とはお互いに心配、石浜とはお互いに微妙(笑)、なんと王子とはお互いに"嫉妬"だとか。
成分分析は、63%清川、25%ダルファー、6%村越、5%有里、1%世良という結果になりました。
あははは。
こういうの初めてやってみましたが、面白いですねー。
実際に、これが当たっているのかどうかは、ご想像にお任せします(笑
顔は似てるかは分からないですが、髪形は清川みたいな感じですけどね。まぁ、私の場合は、ただ切らずに伸びまくってるってだけの状態ですがね・・・( ̄▽ ̄;)
あと、たかが占いとはいえ、副会長よりは、有里に好印象を持たれていたかったな(笑
・・・ということで、興味のある方は、フォームに名前を入れてクリックするだけなので、一度やってみてはいかがでしょうか?
タグ : GIANT-KILLING
今週の連載雑感(2008年2月4日~2月10日)
2008.02.10 22:39
最近、ジャイキリ関連の記事が多すぎたので、他の作品についても、少し書きたいと思います。
■ 今週の雑感リスト
- 清く正しく美しく
- ANGEL VOICE
- エリアの騎士
今週の『GIANT KILLING』#53
2008.02.08 01:03
※記事のリンクを修正しました。申し訳ありません、以後気をつけます。
えーと、管理人の都合により、今週からずっと雑感中心でいかせてもらいます。
すいません、職場の環境の変化があれこれありまして、今よりもブログ更新に割ける時間が、確実に少なくなってしまうので、ブログ全体の更新バランスも考えると、そうせざるを得なくなってしまいました。
最近、さらにジャイキリ関係で、ブログを読んでくれる人が増えてきている中、自分としても残念なところではあるのですが、ご理解いただけたらと思います。
あ、でも、まとめ記事などについては、ゆっくりとですが進めていきますので、それについては大丈夫です(笑
本編に入る前に、ジャイキリ関連の情報を少し。
Yahoo!ニュースで、ジャイキリの記事が取り上げられていたので、紹介しておきます。
(参照:<ジャイアント・キリング>若き監督が生む熱狂 弱小サッカークラブの「大物食い」ストーリー)
それともうひとつ。
現在発売中のNUMBERの2月21日号の113ページ、"スポーツを読む"にて、ジャイキリの書評が掲載されています。
私も買って読んだのですが、この書評、ジャイキリの魅力がよく伝わる、非常にクオリティの高いものなので、立ち読みでもいいので、ぜひ読んでみることをオススメします。私も、これぐらいの書評を書けるようになりたいものです(苦笑
なお、今号のNUMBER。
メインがビッグクラブ攻略論で、ヨーロッパチャンピオンズリーグがテーマでありますが、ジャイアントキリング(リアルのね)に絡んだ内容もありますので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
タグ : GIANT-KILLING
『GIANT KILLING 4』 / 原作:綱本将也 漫画:ツジトモ
2008.02.02 19:23
Amazonおすすめ度:


お待たせいたしました。
『GIANT KILLING』4巻の正式版(?)レビューです。
バレ要素を嫌う方、初版限定ステッカーの画像が見たい方は、簡易レビューの記事を(この記事内はやんわりバレ要素がありますので注意)、モーニングの連載を読んだ当時の感想は、『今週のGIANT KILLING』のカテゴリーを遡ってご覧になっていただければと思います。
連載当時に読むのと、単行本で改めて読むのとでは、数ヶ月のラグがあり、その間に自分の作品に対する考えや意識などが微妙に変化してたりして、自分で読んでいて面白かったりします(笑
※
さて、4巻の見どころはと言いますと・・・
東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチで可能性を感じる戦いを見せ、開幕戦のジャベリン磐田戦の序盤でも、いい流れで試合を進めていましたが、たったひとつの不運ともいえる失点から一気にリズムを崩し、0-4と大敗を喫してしまったETU。その後どうなってしまうのか? ・・・というのが3巻までの流れでした。
そして4巻は、その後のETUのシーズン序盤の戦いぶりと、そこから派生していく、ETUを取り巻く人々(監督、フロント、選手、サポーター)のドラマがひとつ。
そして、シーズン序盤のヤマとなっていく、ETUとは因縁のある不破が監督を務める名古屋グランパレス戦。4巻では、キックオフ直後までの収録となっていますが、ETUの脅威となりそうなブラジル人トリオの登場などは、ジャイキリらしい楽しさがあって、"5巻への期待感"という意味合いも含めて必見です。まぁ、このあたりについては、5巻のレビューの方で触れていくことになると思います。
※
達海がETUの監督に就任したことにより、それを快く思わない者たちと、信じようとする者たち。それぞれの考え、思いが織り重なり紡がれていくドラマが、面白かったです。
達海のやり方が気に喰わず、反発し練習をボイコットする黒田(&杉江)に対し、達海のやり方の意図を汲み取ろうとし、再考を促す、子供っぽいキャラの多いジャイキリにおいて、その大人っぷりが際立つチーム最年長の緑川。そんな緑川の言葉を、真摯に受け止め、冷静に考え、黒田を説得し、最終的には、達海の下で戦う意思を見せるようになった黒田のシーン(達海のことは気に入らないままでしょうけどw)も、そのひとつ。
そして今回、私の心を一番強く揺さぶったのは、連敗続きで結果が出ない、達海率いる新生ETUに憤り(その根底には10年前の出来事も背景にはあることでしょう)、それで、まぁ・・・サポーターの抗議行動の代名詞とも言える"バス囲み"を実行した、ユナイテッド・スカルズのメンバーたち。その説得に当たった、達海をETUに招聘した張本人のGM(ゼネラルマネージャー)・後藤のシーンです。このシーン、読んでいて連載当時も、単行本で読み返したときも泣けました。
自分が連れて来た監督を、GMである後藤が信じるというのは、当然のことなのかもしれない。
けれど、そんな当然であるべき責任をまっとうできず、自己保身に走るようなお偉い人は、決して少なくないじゃないですか。
そんな中、後藤は、バスを囲む大勢いるサポーターの前に、たったひとりで説得に向かった。
監督である(その中には友人であるという意味も含まれてるかもしれない)達海を守るために。
そんな、後藤の男気に、それに1話の達海をETUの監督として迎えるためにイングランド中を探し回ったことや、達海を迎えようと思ったその経緯なんかを思い返しながら読んでいたら、本当に泣けてきました。
4巻は、サッカー描写よりも、こういった人間関係の描写に、心打たれるシーンが多かったと思います。
※
その一方で、監督としての達海はどうだったかいうと・・・
うーん、どうなんだろう。
負けグセ返上のために、達海が行ったサッカーテニス。
その意図は、ネガティブな状況の陥ったときにでも、素早く切り替える意識を浸透させるためであったと解釈してますが・・・。私には、少々納得しにくいものがあったかなぁ。
『GIANT KILLING』は、監督が主人公のサッカーマンガではありますが、戦術とか理論的な部分をマニアックな方向に強く求めすぎてしまうと、物足さがあるというか、"ハズレ"になってしまう可能性もあるかなぁと思います(達海の"奇抜さ"のイメージが先行しすぎてる印象が強いかなと)。
私も、心の隅でそう思っている部分は確かにあるんですけど・・・、だけど、『GIANT KILLING』という作品の面白さの本質は、"自分もETUサポーターになった気持ちで、ETUをとりまくドラマの数々を一緒になって熱狂し楽しんでいく"ところにあると思ってます。
その視点で考えると、私にとっては、他とは比較できないほど、最高に好きな作品です。それは、このブログ内での扱いを見てもらえれば、一目瞭然だと思います(笑
心の底からこみ上げてくるような熱さだけでなく、自分のひいきにしているサッカークラブを追いかける楽しさも兼ね備え(同じサッカークラブを舞台にした、『オレンジ』や『オーレ!』だとシビアな感情の方が強い、まぁ、みんな大好きですけどねw)、"適度にリアルサッカーの面白さのエッセンスを抽出しながらも、マンガとして、サッカーに詳しくない方でも、イキイキとした登場人物たちの魅力でもって楽しく読むことができる"
そんな、サッカー好きでも、そうでなくても楽しめる、非常にトータルバランスの優れたサッカーマンガだと思います。
私個人の主観で言わせてもらえば、有無を言わさずに「とりあえず読め!」と、押し付けてでも読ませたいほどなのですが(笑)、最近はいろんなメディアやブログなどで取り上げられることが多く、それをきっかけにジャイキリに興味を持った方は、ぜひ一度読んでもらえたなぁと思います。
※
さて、4月23日の発売が有力視される5巻ですが・・・
4巻の終盤からスタートしたグランパレス戦がメインとなっていきます。
今度は、サッカーマンガらしく、サッカー描写で魅せてくれます!
(やっぱり、私としてはサッカー描写を楽しみたいw)
グランパレスの選手たち、ブラジル人トリオに板垣、監督の不破など・・・は、敵役にしておくにはもったいほどの素晴らしい個性を見せてくれて(5巻のレビューのテーマはここですねw)、シーズン序盤のターニングポイントとなる試合して、面白い出来となっていますので、単行本派の方は、巻末の予告を眺めながら楽しみに待っていてくださいね!
いつもながら、この予告、ストーリーの"流れ"を的確に捉えた、素晴らしい出来です。単行本買うとき、1話と1話の間にあるカットもそうですが(半袖ネタに吹きましたw)、巻末の予告も楽しみにしています。
ていうか、予告読んで、毎週連載読んでる私の方がワクワクしまくりで、特に最後のコマ、あのシーンを思い出すだけで鳥肌立ちます。あぁ、5巻の発売が今から本当に待ちきれない!
■ 掲載
#28~#37
週刊モーニング2007年34号~44号
リーグ戦4節vs名古屋グランパレス キックオフ直後まで収録
※
あとがき。
いろいろと語りたい場面が多くて、いざ、単行本のレビューとしてそれらをまとめようとすると、すごく難しく、今回もうまくまとめられなかったなぁと反省。連載雑感で書くときは、頭に浮かんだことを、ひたすらに文章に書いてくだけなので、やりやすいんですけど・・・(笑
まぁ、また次。
気持ちを切り替えて、いいレビューが書けるように精進したいです。
タグ : GIANT-KILLING
今週の『GIANT KILLING』#52
2008.02.01 00:36
すいません、とりあえず雑感のみで。
ストーリーについては、明日追記しておきます。
(※追記しました、私的雑感も少し追記してます)
単行本4巻は、"大絶賛発売中"!
コミックの売り上げランクを見てると、トップ20前後にランクされていたりして、順調に売れてきていますね。単純に、順位だけで判断できない部分はあるとはいえ、すごいなぁ。5巻は、ストーリー的にもっと盛り上がるところだし、近い将来トップ10圏内も狙えそうです。
ジャイキリ関連の検索ワードで、このブログに訪問してくださる方、全体のアクセス数も、1.5倍ぐらい増えたりしてたので、なんとなく予感はしてましたけどね。
この先、ジャイキリがどれだけ伸びていくのか、連載初期からのファンのひとりとして、まったりと見守っていきたいと思います。
それと、作品とは直接関係ないですが、ジャイキリ関連の話として・・・。
ご存知の方も多いかと思いますが、リアルFAカップ4回戦で、イングランド6部に所属するハヴァント&ウォータールーヴィルというクラブが、リヴァプール(プレミアリーグ所属、昨シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ準優勝チーム)に対し、試合中2度リードを奪うシーンがあったという、まさに、ジャイキリをイメージさせる展開があったそうです。結果は、リヴァプールが5-2で勝利を収めるという"順当"な結果に終わりましたが、ハヴァント&ウォータールーヴィルのサポーターたちは、トータルで30分ほどあったリードした時間帯をどんな気持ちで見守っていたのかなぁ・・・なんてことを思うと、なんだかこっちまでワクワクしてしまいます。これぞ、フットボールの醍醐味ですよね。
・・・あとで、ジャイキリの1話を読み返そうっと(笑
タグ : GIANT-KILLING