今週の連載雑感(2007年9月24日~9月30日)(1)
2007.09.28 23:31
■ 今週の雑感リスト
- オーレ!
- ANGEL VOICE
- キャプテン翼GOLDEN-23
『オーレ!』関連の話を書きたかったので、久しぶりに連載雑感をさっくりと(笑
『オーレ!』が次号で最終回
2007.09.21 23:25
現在コミックバンチで連載中の、能田達規先生の『オーレ!』が、9月28日発売の44号をもって、最終回を迎えることになってしまいました。
ん~、何からコメントしていいのやら・・・
連載中作品の中では、私的にはジャイキリに続いて2番手の存在だったんですけどね。すごく残念です。
オーレの創始者を訪ねてみたり、ドイツへ渡っていろんなものを見てきたり、(オーレにとっては)破格のスポンサーマネーをゲットしたり・・・
これらはすべて次なるシーズンへの布石で、"よし、ここからが面白くなるぜ~!"と、ちょっと私のテンションが上がってきたところでの連載終了(俗に言う"打ち切り"ってやつですね)は、がっかりですね。なんとか続いてくれそうだなぁと思っていたから(コミック4巻のレビュー参照)、なおさらに。
打ち切りの原因は、あくまで個人的な推測ですが、単純にコミック4巻の売り上げが悪かったからかなって気がします。
一応その根拠としては、8月あたりから、サッカーマンガの現状を知ろうと、某所のコミック売り上げランクを毎週チェックしているのですが、『オーレ!』の4巻は、週刊ランクで500位圏内に入っていなかったんですよね(3巻発売のときは、まだチェックしてないときだったので比較はできませんが)。
順位は、集計日数や他の作品の都合などありますから、そのまま鵜呑みにするべきではないとはいえ、同日発売のバンチの他の作品は、しっかり500位圏内に入っていることを考えると、厳しいと言わざるを得ないし、打ち切られてしまうのも仕方がないのかなぁと・・・。
コミックの5巻は、ページ的にはちょうど埋まるはず(4巻と同じ9話分)なので、発売してくれることを信じたいところですが、『フットブルース』の2巻のようなことにならないことを祈ってます。
『オーレ!』は、残念ながら連載終了となってしますが、個人的には、のー先生のサッカーマンガは大好きなので、またいつかどこかで連載してほしいなと思います。
タグ : オーレ!
偶然って素晴しい
2007.09.17 22:38
ネットで調べ物をしていたら、偶然にも中本哲哉先生のブログを見つけてしまいました。
ブログといっても、日々の日記的なものを綴ったものではなくて、普通に4コママンガを載せたもので、サッカーネタの4コマです。
けど、ひとつ気になっているのが、一度投稿された記事が、数日経つと削除されてしまうんですよね。何か、理由があるのでしょうか?
内容的には、"中本哲哉先生らしい"ネタで、好きな方なら普通に楽しめると思います。
個人的には、すでに削除されてしまったものなんですが、先日の代表のオーストリア戦後のオシムの「6~7年かかるかも」発言をネタにしたものが、面白かったのですが、すでに見れないのが残念です。
というわけで、興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?
(参照:中本哲哉ブログ)
そういえば、中本先生が現在、浦和レッズマガジンで連載してるとは知りませんでした。SOCCERZが休刊になってから、連載が始まったみたいですが、そのときは私は買わなくなっていたので・・・(^^;
いやそれでも、たまに気になる記事があるときだけ、ぱらっとチェックしてたはずなんだけど、気がつかなかったなぁ・・・( ̄▽ ̄;)
今週の『GIANT KILLING』#34
2007.09.13 23:53
2007年10月発売予定のサッカーマンガ
2007.09.11 21:00
■ 10月3日発売
『シュート! 伝説誕生!!編』 / 大島司
【amazonで見る】
【bk1で見る】
■ 10月5日発売
『友まっしぐら 2』 / 原作:七三太郎 漫画:飛永宏之
【amazonで見る】
【bk1で見る
】
■ 10月6日発売
『ホイッスル! 12(集英社リミックスワイド)』 / 樋口大輔
【amazonで見る】
【bk1で見る】
■ 10月17日発売
『YATAGARASU 15』 / 愛原司
【amazonで見る】
【bk1で見る
】
■ 10月17日発売
『シュート! 揺れる思い!!編』 / 大島司
【amazonで見る】
【bk1で見る】
■ 10月19日発売
『キャプテン翼 GOLDEN-23 8』 / 高橋陽一
【amazonで見る】
【bk1で見る
】
■ 10月22日発売
『ホイッスル! 13(集英社リミックスワイド)』 / 樋口大輔
【amazonで見る】
【bk1で見る】
■ 10月23日発売
『オーレ! 4』 / 能田達規
2007.09.10 22:50
市役所で勤務していた公務員の主人公が、プロサッカークラブに出向し奮闘する姿と、貧乏サッカークラブのシビアな現実を描いた、個人的にも大好きなサッカーマンガのひとつである『オーレ!』の4巻です。
横浜キングスに勝利し、かろうじてアマチュアリーグへの自動降格を逃れることはできたオーレですが、それだけでは、まだ終わりません。N2残留を果たすための最大の山場、サンガイア宮崎との"入れ替え戦"が、今回のメインとなっています。それと、来シーズンへ向けての部分も少し。
もうとにかくですね、内容的に濃密で熱いです!
喜怒哀楽、さまざまな感情に駆られます。
喜:芝田さんの活躍や入れ替え戦の結果、何より、連載が続いてくれそうな展開へと向かっていってくれたこと(何気に、入れ替え戦で連載終わるかもと思ってましたw)。
怒:チェアマンの言動のすべて、後輩のお役所仕事ぶり。
哀:入れ替え戦で活躍した、芝田さんや竹内がチームを去ってしまうこと、「夢では食べていけないのよ」の中島母の発言。
楽:そんな『オーレ!』というサッカーマンガを楽しんで読んでいる自分(笑
う~ん、ちと強引だったかな( ̄▽ ̄;)
まぁ、とにかく、全体に渡って、テンション高く、感情移入して読めました。
そんな中でも、一番自分を熱くさせてくれたのは、やっぱり、ミスターオーレ・芝田さんの活躍です!
オーレ在籍12年、アマチュア時代からの生え抜き選手で、オーレが5年前にN2へ昇格したときの中心選手だったDFの選手なのですが、近年は怪我に悩まされ、とうとう戦力外通告を受けてしまった芝田さん。
アマチュア時代から在籍し、苦楽をともにしたクラブに対し、強く愛着を持っていて、たとえ、戦力外通告を受けようとも、契約期間が切れるまではオーレの一員だからと、本来選手がすることではない雑用もこなす芝田さん。
そんな姿を見るだけでも、心を打たれるのですが、そんな芝田さんに、味方選手の怪我という理由とはいえ、もう1点を取らないと降格してしまうような状況の中で出番が訪れます。
交代出場する直前、佐倉監督を握手を交わすシーンがあるのですが、実はその佐倉監督も元はオーレの生え抜き選手(コーチからシーズン中に監督へ)。 この同期のふたりの握手のシーンは、さりげなく描かれているんですけど、とても言葉じゃ言い表せないような、強い想いが感じられます。
この土壇場での、ミスターオーレの登場に、スタジアムのボルテージは高まり、スタジアムの雰囲気を変えていく芝田さんの存在感には、鳥肌が立ちました(個人的には、レッズがJ1昇格を決めた試合、延長前の岡野がダッシュしたときをイメージしてますw)。
そして、入れ替え戦は最高のクライマックス迎えます。
アウェイゴールの1点を守り逃げ切ろうとするサンガイアから、体を張ってボールを奪った芝田さんは、右サイドにロングパス。そこから、上がったクロスボールはキーパーに弾かれますが、そのこぼれたボールの先にいたのは・・・
「この一蹴りにオレが上総にいた全てをかける!!」
芝田さんが、全身全霊を込めて放ったシュートは、ゴールマウスに吸い込まれ、オーレが逆転!
本当、最高ですよね。
それ以外に、言葉が見つかりません。
戦力外通告を受けた選手が、味方選手の負傷退場で出番が巡ってきて、なおかつ、勝負を決定付けるゴールを決めてしまう・・・。
なんとなく、そんな予感はしていた、リアリティの観点から見れば出来すぎた展開だ(十分アリではありますけどね)、それでも、それでも・・・、アマチュア時代からクラブを支えてきた生え抜きの芝田さん(選手の入れ替えが激しい2部の下位チームだからこそ、その存在感はひときわ輝いていると思う)の活躍はすごく嬉しかったし、本当に泣けました。スタジアムが盛り上がったときの臨場感も、たまらないですね。のー先生は、そこの描き方が上手いですよね。
途中、チェアマン絡みの話が出たとき、本当に嫌で、連載を立ち読みしてた当時は、一時的にテンションが下がったりもしたんですけど、芝田さんのおかげで、そんな感情も吹っ飛んでしまいました(笑
で、芝田さんは、オーレを戦力外となってしまいましたが、現役を続けるために、トライアウトに参加することになります。
「あの入れ替え戦で火がついてしまいました
まだ自分はプロでいたい――
現役を続けたい――
オレはまだ自分を諦められない」
くぅーーー(川平風にw)、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか!
芝田さんが、その後どうなったのかは、現段階では描かれてませんが(そのうち出てきますよね、のー先生?)、どこか移籍先が見つかればいいな~と思います。
てか、オーレと再契約というのもアリですよ?(笑
(実際に戦力外通知を受けた選手が元クラブと再契約するパターンはあります、札幌の川崎健太郎とか)
さて、つい芝田さんのところに力を入れすぎてしまいましたが(苦笑)、他にも、のっけから出てくる某県知事とか、1億のスポンサーマネーを得るために究極の選択を迫られる中島(主人公)の苦悩だとか、巻末のおまけまんがなど、他にも見どころは多いです。
次の5巻は、今回のレビューでは存在感が薄かった主人公・中島に触れることが多くなると思います。
今回の掲載範囲が、リアルタイムの連載にだいぶ追いついてきてしまったので(休載が多いのでやむなしか)、ちょっと間が開いてしまいそうなんですが、 5巻の発売を楽しみにしてます。
『GIANT KILLING』とは、ノリが違いますけど、サッカークラブを舞台にした、熱いドラマを描いたものが好きな方は、ぜひ読んでみてください。
■ 掲載
27話~35話
週刊コミックバンチ2007年5月11日・18日合併号~8月3日号)
1億円条件に苦悩する中島のシーンまで収録
タグ : オーレ!
『ANGEL VOICE 1』 / 古谷野孝雄
2007.09.09 21:44
ケンカ自慢の生徒たちが集まり、"県内最強軍団"と、サッカーとは違うところで名が知られてしまっている、市立蘭山高校のサッカー部を立て直そうとする、というお話の作品です。
主人公・成田信吾は、一応経験者ではありますが、元々はサッカー部に入ろうとする意思を持っていたわけではありません。むしろ、校内でケンカをしてしまったため停学に、さらに、その停学中に学校へ来て、またケンカをしてしまったがために、退学処分を言い渡されるというありさま。
サッカー部再生のために、蘭山高校のサッカー部顧問に就任した黒木は、その手段として、成田の退学を取り消すことを校長(黒木を招聘した本人)に懇願し、職員会議でなんとか認めさせますが、それには、県大会でベスト4の成績を残すことを条件として突き付けられ、それが達成できなかったときは廃部ということに・・・。
んで、成田がなぜ黒木の目に止まったのといえば、成田は蘭山高校の新入生の中でもケンカが強く、"最強の4人"と呼ばれていたうちのひとりで、従来のサッカー部員たちに屈しない腕に覚えのある強い男が、サッカー部を変えるためには必要であるからとのこと。
そうして、黒木のサッカー部再生計画が始まっていくのですが、まずはサッカーをするための部員数を確保しなければならず、果たして部員を集め、ノルマである県大会ベスト4以上という成績を収めることができるのか。
と、大体そんな感じのストーリーです。
※
不良の巣窟から立て直す、ノルマ(この作品の場合県大会ベスト4)を達成しないと廃部、技術的に下手だけど身体能力はズバ抜けている主人公(一応経験者)など、設定は極めてオーソドックス。 それに加えて、絵柄は井上雄彦先生とか梅沢春人先生とか、そのあたりに近い感じで、私には読みやすくはありました。
特に否定するようなところもないですが、読む者を強烈に惹き込ませるようなインパクトもここまではない。サッカー描写も、まったくというほどないというところで・・・
うーん、なので、正直なところ、1巻読んだだけでは、サッカーマンガとして面白いのか、全然判断できません。
個人的には、1巻の段階でちょっとでもいいから、面白さの可能性を見せてほしかったところなのですが、作品を正当に評価するなら、部員がひととおり揃って、ストーリーが具体的に動き出し、方向性が示されてからということになると思います。
※
タイトル名である、『ANGEL VOICE』の由来となりそうなキーワードは、冒頭のプロローグ的に挿入されているロッカールームのシーンで・・・
「………バラバラだったチームを……
ひとつに……まとめてくれた………
あの歌声に応えよう」
と、涙しながら選手に語りかける黒木のシーンがあるのですが、その歌声(チャントのこと?)のことなのかなぁって気がします。
なんとなくだけど、黒木の涙の意味が、ストーリを読み進めていくにつれて、理解できるようになったとき、自分も読んでいて感動できるのかな、そんな気持ちにさせてくれるような作品であってほしいなと思います。
てなかんじで、すいません、あまりレビューになってないんですけど、これからの展開に期待しましょうということで(笑
■ 掲載
第1話~第6話
週刊少年チャンピオン2007年21~27号
タグ : ANGEL-VOICE
『風飛び一斗 26(完)』 / 門馬もとき
2007.09.09 21:43
すでに連載が終了し最終巻となった、『風飛び一斗』の26巻です。
今回の最大の注目点としては、やはり、連載誌の休刊という不測の事態の中、門馬先生がストーリーをどのように終息させたのか・・・ってところだと思うのですが、それについて、巻頭の門馬先生の言葉を拝借させていただきますと・・・
"慌しく完結するより、従来のペースで"未完"の形を取ることをご容赦ください。"
ということで、ストーリーは完結しておらず、いつでも連載を再開させられるような形、"第一部完"とか、そんな感じのイメージに近い終わり方になっています。
サッカーマンガとして、リアリティや本質・真理よりもギャグ的でキャラの破天荒ぶりを楽しむ作品性は、自分の好むの方向性と違い、私自身はファンといえるほど作品を愛してきたわけではないのですが、これまで長期連載されてきたということは、それだけ熱心なファンもいるということでしょうし、できることなら、いつか復活してほしいなと思います。
ネットを見ていると、他の雑誌で再開されるという話もあるようですが、少なくとも公式レベルでの話ではないですし(本当に復活となればうちでも取り上げます)、今は月刊特盛の『かっとび一斗総集編』でも読みつつ、復活のときを待つのがいいのかもしれませんね。
■ 掲載
月刊少年ジャンプ2007年4月号~7月号
安芸津高校に勝利したところで(未)完結
タグ : 風飛び一斗
今週の『GIANT KILLING』#33
2007.09.06 20:05
ごめんなさい、最初記事をアップしたとき、追記の方ではなく、こっちに記事を載せてしまいました。単行本派で、あえてスルーしてた方、申し訳ありませんでした。
記事を、追記側に移す際に、微妙に記事を修正しました。 修正といっても、ちょっとだけ言葉を付け足したり、言葉の言い回しを変えただけで、内容そのものは変わってませんけど(笑
タグ : GIANT-KILLING
情報あれこれ
2007.09.02 21:13
うわぁ(^^;
この記事、下書き状態にしたままで、公開にするのをすっかり忘れてました。
すでに手遅れなものもあるのですが、サッカーマンガの情報メモです。
まずは、能田先生関連。
すでに発売中となっている、月刊コミックラッシュの10月号にて、『未来世紀オレンジ』という読み切りが掲載されているそうです(管理人はまだ未読)。
それともうひとつ、9月15日発売のサッカーJ+に、『バモ研2』が掲載されるそうです。
(参照:能田達規のダメダメ日記)
ともに、架空クラブのサポータを題材とした作品となっています。イメージ的には、『オーレ!』3巻の巻末に収録されていたおまけマンガ、『オレオレ オーレ一家』テイストのものと思ってもらっていいと思います。
のー先生的には、"サッカー専門マンガ家と思われるのは心外"とのことですが、この調子でじゃんじゃん描いちゃってくださいね。このブログ的には、大歓迎ですから(笑
※
『ケッタ・ゴール!』の続きを描いたウェブマンガ、『ケッタ・ゴール!1 激闘編』の23話が更新されていました。
下書き状態での公開なので、少々見にくいのが難点です(^^;
次回は、一挙に2話分公開だそうです。
(参照:"小さな幸せ研究所"内、ケッタ・ゴール! 激闘編23)
※
『P・P・P!!』の第3話も更新されています(配信期間は9月11日まで)。第4話の配信スタートは、9月5日からだそうです。
(参照:yahoo!コミック・『P・P・P!!』のページ)
・・・直接フリーキックで勝負しているのにもかかわらず、小さくボールを蹴り出し、リールリフトでボールを上げて、ヘディングシュートを決め、それに対して誰も突っ込まないのというのは、どうなんでしょうか・・・?(^^;
※
それから最後に、ネットで調べ物をしてたときに、発見したもので、今ここで情報として出しても、すでに手遅れのだったりもするのですが・・・
月刊少年ガンガンの7~9月号にかけて、『Magnetico』という作品が掲載されていたようです。
バスケット少年だった主人公が、転校先の学校にバスケ部がないと知り、幼馴染の教師の薦めで、サッカーを始めるといったストーリーとのこと。詳細は、下記のウィキペディアの記述をご覧になってください。
(参照:ウィキペディア・『Magnetico』のページ)
失礼承知で言わせてもらいますと、ガンガンでの連載なので、自分が望むスタイルのサッカーマンガでない予感がするんですけど、主人公はバスケの技術を応用してサッカーをするみたいなので、そのあたりにちょっと興味を持ってたりします。
※
・・・ということで、情報は以上です。
また何かあれば更新したいと思います。
タレこみ情報も、ございましたら、
右上のインフォメーションにある、メールフォームよりよろしくお願いいたします(笑