『友まっしぐら 1』 / 原作:七三太郎 漫画:飛永宏之
2007.08.10 10:02
コミックの発売から1ヶ月以上が経過してしまいましたが・・・(^^;
"霊感系サッカーマンガ"、『友まっしぐら』の1巻のレビューです。
"霊感系"とは言っても、"霊力を駆使した超絶サッカーバトル(意味不明)"的なトンデモ路線ではなく、決定的チャンスを生み出しそうなスペースや、相手が打ってくるシュートコースなどが、霊感によってそのポイントが光って見えるというもので、確かにオカルト的ではありますが、基本的なサッカー描写そのものはわりと普通(選手のポジショニングなど、多少気になる部分はありますが・・・)。
サッカーは大好きだけど、トラップもろくにできない幼稚園児並のレベルの主人公・田中友が、霊媒師だった祖母が田舎から訪問してきたことをきっかけに、友の霊感も本格的に覚醒し(それまでは、単に勘がいいって感じだった)、その"霊感"を活かして、試合で活躍を見せていくというのがおおまかなストーリーです。
一流プレイヤーが持ち合わせているような感覚的なものを、"霊感"ということで表現し、サッカーが下手な少年にその能力を持たせるという設定に、1話目を読んだときは斬新で(自分の本流は少々違った意味でですが)面白いと思っていましたけど、作品の総合的な評価というのは、今のところは何ともいえないかなぁって感じです(参照:『友まっしぐら』1話目の雑感記事)。
その設定を活かして、今後どんな展開にしていくか次第となっていくでしょう。
友の霊感というのを上手くサッカーの面白さに変換できれば、友の感知したスペースを味方の選手たちと共有して、"人とボールがキレイに連動している感"が作中でもっと表現できれば、自分好みにはなるかな~と思ってますが、それは、ちょっと期待値が高すぎるかも。
この先どうなっていくのか、現在は連載の方はチェックしてないので、それは、コミック2巻(10月発売予定)を読んで確かめてみたいと思います。
そういえば、コミックボンボンは、12月号を最後に休刊してしまうとのことなので、この作品の行方も気になるところです。
■ 掲載
Match No.1~Match No.3
コミックボンボン2007年2月号~4月号
レギュラーをかけたPK対決の直前のシーンまで収録
タグ : 友まっしぐら