『GOLDEN★AGE 4』 / 寒川一之
2007.06.05 00:12
コミック発売から、結構日数が経ってしまいましたが(苦笑)、簡単に雑感に書いておきたいと思います。
今回メインとなるのは、唯が所属していた、シーサペンツのJr.ユースの元チームメイトで、唯がつける以前に10番だったという、蘭澄主(あららぎ・すみかず)率いる、丸蔵中との3回戦になります。
主な見所としては、実力的には上とされているのにもかかわらず、蘭が唯対して強いコンプレックスを抱いている理由とは何なのか・・・という、ところでしょうか。
個人的な雑感としては、以前、連載雑感のところでもちょこっと書いたのですが、蘭が唯に10番を受け渡さなければならなくなったエピソードのところですね。
唯を10番にするというきちんとした説明も、10番を今まで背負ってきたというプライドに対するフォローもなく、10番を奪われてしまった蘭。作中のエピソードを読む限りでは、そりゃあ、納得なんかできないだろうなぁって思います。
高慢で人を見下すようなところもある蘭とはいえ、10番を奪われた仕打ちは理不尽なのに、唯よりも実力的に上なはずなのに、徐々に小物のような扱いになっていってしまってることに、連載を立ち読みしてた当時、すごく同情したくなった記憶があります(^^;
そのコンプレックスの部分を突いて、蓮葉が蘭を挑発するところは好きだったりするんですけど(笑
あとは、実力を少しずつ見せ始めてく近江の身体能力について突っ込んでやりたいなって思ったことと(笑)、巻末ページで、丸蔵中のキャラとして登場する、蘭と上井についての元ネタを知って「おおっ、そうだったのかー」って思ったこと、ミヤッチの背番号が1ヵ所間違えてることに気付いてしまったこと・・・あたりかな。
リアリティという観点で見ると、あれこれ突っ込んでみたくなる部分はありますけど、サッカーマンガとしては、現状の売り上げ数よりは、もうちょっと評価されてもいい作品だと思いますので、まずはサンデーの立ち読みからでも、読んでみてもらえればなぁと思います(笑
う~ん、やっぱり、絵柄が問題なのでしょうか?( ̄▽ ̄;)
■ 掲載
週刊少年サンデー2006年49号~2007年9号
丸蔵中との3回戦の途中まで掲載。
【以下追記】
・・・って、一度記事を書き上げた後に、3巻の記事を読んでみたら、最後のところは、今回と同じようなことが書いてあって、自分で笑ってしまいました(笑
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