今週の連載雑感(2007/02/19~02/25)(1)
2007.02.22 23:55
『『やんちゃぼ~和久実村FCのキセキ~』が終わってました
2007.02.21 23:06
ビッグコミックスペリオールで連載されていた、『やんちゃぼ~和久実村FCのキセキ~』が、2月9日発売の5号にて、終了していました。
小茂田の家族問題が解決する方向で進んで、ストーリーは収束していくんだろうなぁって予感はあったにせよ、まさか、天皇杯県予選をきちんと描くことなく終わってしまうとは思いませんでした(^^;
あぁ、これって、やっぱり・・・打ち切り?(苦笑
元々サッカーマンガというよりは、人間ドラマ的な色合いの強い作品だったけど、合併によって消滅の運命ある和久実村の、せめて名前だけでも全国に知らしめるため、草サッカーチーム同然の和久実村FCで、天皇杯優勝を目指すという、そのスケール感には惹かれるものがあったので、天皇杯の部分が描かれずに終わってしまったことは、残念に思います。
和久実村FCで天皇杯を勝ち上がっていったとしたら、それこそ、"ジャイアントキリング"の連続だったわけですからね。そう考えると、なおさら残念ですね。
今のところ、コミック3巻の告知などはありません。
このまま、打ち切り→コミック未発売っていう、『フットブルース』と同じ路線をたどってしまうのでしょうか?(^^;
タグ : やんちゃぼ
『GOLDEN★AGE 3』 / 寒川一之
2007.02.20 00:20
今回の収録されているところは、ストーリー的な見所が多くて、なかなか面白かったです。
まずは、"ゴールデンエイジ"の言葉の意味と、近江の過去の話。
それから、ヤンキー軍団のザコたちを3トップに置き、彼らに勝利を委ねた大会1回戦とヤンキーたちの奮闘。
もうひとつは、ヤンキー軍団の見てくれだけで、"お前らにサッカーをやる資格はない!"と相手チームの監督に言われたことを聞き、感情的になった唯が超攻撃布陣で真っ向勝負を挑む、大会2回戦。
このあたりが、今回の見所かな。
申し訳ないです、そのあたりの話は、他の作品同様、時間があったら後日追記するという形で・・・(苦笑
リアリティのあるサッカー描写・・・とは言い切れないのですが、そこそこにサッカーというスポーツのポイントは押さえられており、絵柄と年齢層低め向きっぽい作風が受け入れられれば、それなりに読める作品だとは思います。
少なくとも、サッカーマンガとしては、同じ週に連載がスタートした『エリアの騎士』(単行本も同日発売)より、売り上げ的には大きく水をあけられてしまってますが、こちらの方をお薦めします。
もっと売れてもいい作品だとは思うんですけどね~。
やっぱり、絵柄がマズイのかな・・・(^^;
タグ : GOLDEN★AGE
『エリアの騎士 4』 / 原作:伊賀大晃 漫画:月山可也
2007.02.20 00:20
高校編に突入した、『エリアの騎士』の4巻です。
主人公・逢沢駆は、亡くなった兄貴が認めたパサー、荒木とプレーするために江ノ島高校に入学するのですが、江ノ島高校のサッカー部には複雑な事情があって、SC(サッカークラブ)とFC(フットボールクラブ)に分かれていました。
駆が、半ば強引に入部させられたFCは、同好会扱いで、ショートパスやドリブルなどを駆使した多彩な攻撃サッカーが持ち味。
かたやSCは、学校公認で、リトリートして相手のボールを奪ったら、ターゲットマンにロングパスを放り込んで攻めるサッカーが持ち味と、両者の特徴は正反対。
江ノ島高校には、10年以上続いてる伝統があって、FCとSCが公式戦出場を賭け、代表決定戦を行うわけですが、果たして・・・。
単行本で読み返して気付いたのですが、SCvsFCの選手紹介のシーンは、マガジン連載のものから、しっかりと修正されてますね。
3バックの両サイドを、"サイドバック"と言ってたのが、普通に左サイド・中央・右サイドって感じの言い方になっていて、"実質上の変則5バック"と言っていたのが、実質上の5バックと言葉的には違和感ないよう修正されてます。
しかしそれでも、3バックで"実質5バック状態"になってしまうというのは、通常は両アウトサイドの選手が高いポジションを保てず、自陣に押し下げられ、ディフェンスラインに吸収されてしまっているようなときに、使うのが一般的であって、まだおかしいです(私の言ってることが間違ってたら突っ込んでw)。それに、ボランチが守備に参加するのは当たり前のことじゃないかと(苦笑
まぁ、マンガなんだから、そんなこといちいち突っ込まなくたっていいじゃんって思われるかもしれません。
それでも、突っ込まずにはいられないのは、最もそうなことを言っておきながら、その中身はあまりに適当というか、サッカーへの理解度を疑うものが多いからなんですよ。
別に、サッカー知らない人間がサッカーマンガを描くんじゃないって言いたいわけではなく、知識をひけらかすようなことを言うならせめて、もう少し理解して正しく使ってほしい。
あと、ストーリーの都合上で、キャラにおバカなプレーをさせるのも、やめていただければと(^^;
"リアリティと呼べる範囲内の中にファンタジー"があるサッカーマンガが、私の理想のひとつとしてあるのですが、現状の『エリアの騎士』には、リアリティの要素が大きく欠けてしまっています。
それゆえ、エリアに対しては、否定的な発言がどうしても多くなってしまうのですが(苦笑)、FCの志向するサッカー自体は、私は好きなので、今後もう少し、リアリティを高めて、自然に読めるサッカー描写になっていってほしいなぁと思います。
もし、それができないのなら、いっそのこと、キャプツバのようなぶっ飛んだギャグマンガ状態にしてほしい(爆
とはいえ、2月16日発売の4作品の中では、これが一番売れているんですよね。
このブログ的には、お薦めできるものではないのですが、興味がある方はどうぞ。
タグ : エリアの騎士
『Goal Den Age 3(完結)』 / 原作:綱本将也 漫画:高岡永生
2007.02.18 23:45
現在、『GIANT KILLING』が連載中の綱本将也先生が原作を担当した、『Goal Den Age』の最終3巻です。
結論から言って、『GIANT KILLING』の連載をスタートさせるために、こちらの方を終わらせたとしたなら(まぁ、仮の話です)、それは大正解だったなと思います。
・・・なんて言ったら、怒られるかな?(^^;
これは、以前も述べたことだと思いますが、序盤は、熱血的少年マンガ+サッカーの面白さがバランスよく融合した良作でした。
序盤のU-16の代表チームの練習試合の相手、かませ犬チームとして主人公がプレーしてたあたりは、すごく期待しながら読んでたんですよね。
非常に優れた長所を持つけど欠点も兼ね備えている、個性的なメンバーたちのお互いの長所を活かしながら、ゴールを奪ったあのシーンは、私をワクワクさせてくれました。
そこから、かませ犬チームのメンバーたちが、お互いの個性にさらに磨きをかけて、代表入りを目指して、切磋琢磨して成長してくという展開になれば面白くなるな~って考えていたのですが・・・
しかし、話はそこから急展開で進んでいって(主人公も、わりとすぐに代表入りしてしまった)、成長していく過程をじっくりを描くのではなく、最後には試合中に限界を超えて覚醒する・・・って感じになってしまったのが、私的には残念だったかなぁと。
その覚醒が描かれているのが、今回の3巻です。
その部分は、今日のところは省きます(^^;
すいません、もし追記できるようなら、そこについて書いていきたいと思います。
あと、作品が進むにつれて気になっていったのは、高岡永生先生の作画のエフェクトがどんどん過剰になっていったことでしょうかね(笑
あれでも、注意されて控えめしてるそうですが(2巻で高岡先生がそのようなことをコメントしてました)、ボールを蹴るインパクト瞬間にボールが潰れすぎだったり、スピードに緩急をつけてマークを外すシーンがどう見てもワープしているようにしか見えなかったり、覚醒した相手選手の目が真っ赤だったりなど、トンデモ系作品のように突き抜けてしまってるわけでは全然ないのですが、この絵柄と追い詰められて覚醒してくという展開が重なって、高岡先生の前作『フルたま』の終盤を思い出してしまって何とも・・・(苦笑
まぁ、何はともあれ、作品は終わってしまいました。
綱本先生は、『GIANT KILLING』の原作の方で、高岡先生は、熱血的なスポーツマンガを描く画力は十分高いとは思うので、またどこか別の作品で・・・ それぞれご活躍をお祈りしています。
『YATAGARASU 13』 / 愛原司
2007.02.18 13:40
2月16日発売組から、まずはこれ。
やっぱり、一番好きなので(笑
12巻に続き、県トレの選考会を兼ねたサマーカップ編。
因縁の相手を前に、自分を見失ってしまった、主人公・・・ではない(笑)森村が、チームメイトや最後は所属クラブの恩師の天野監督の言葉に、自分らしさを取り戻していくところが、今回のストーリー上の一番の見所かと思います。
それから、主人公・茂木但馬の、見事なまでにチャンスで外しまくるところは、逆に笑えますね~。今後のための、何か意図があるんでしょうか?(笑
完璧なシュートを打ってもキーパーやディフェンダーに紙一重のところで止められるし、ゴールに入っても相手に乗りかかってファールを取られたりり、オフサイドだったり・・・
まぁ、茂木は能力のインフレ傾向があるので、ここは外しまくっておいて、県トレの選考からは漏れた方がいいとは思いますけどね。
ただでさえ、U-15チームにいる13歳なんだし、あんまり行き過ぎると、マンガとして続かなくなるもの( ̄▽ ̄;)
そもそも、『YATAGARASU』のゴールはどこにあるんでしょうかね(^^;
13巻まで来て県トレの選考って、そこから、県トレ→地域トレ→ナショナルへと続いていくわけで、そこまで作品が続いてくれるのかどうか、但馬をどう成長させていくのかが気になります。気にしても、しょうがないんでしょうけど(苦笑
実況風の試合展開の説明や、 ひとつひとつのプレーの合間にやたらとセリフが多かったり(エリアのような、プレーの流れを止めるような、選手間の会話はないですが)、いかにもな感じの嫌味な敵役など、マンガとして古臭さを感じるのは否めないのですが・・・
サッカー描写の上手さ(キレイな絵柄=サッカー描写の上手さではない!)、戦うハートやプライドの部分の表現など、どちらかといえば地味ではあるかもしれませんが、サッカー純度の濃く私的には好きな作品で、"しっかりサッカーしてる"サッカーマンガを読みたい方には、安心して読めると思います。興味のある方はぜひ(笑
・・・余談ですが。
この作品に登場する長谷部ってキャラは、レッズの長谷部に似てますよね?
だからってわけじゃないけど、長谷部が好きだったり(笑
もっと、反町とのコンビネーションで、左サイドを切り崩していくところを見たいなぁ。
タグ : YATAGARASU
今日発売のサッカーマンガを買ってきました
2007.02.17 00:11
私が見てきたやや大きめの書店だと、『エリア騎士』>>『YATAGARASU』=『GOLDEN★AGE』≧『Goal Den Age』って感じの扱いでした。平積みにされてたのは、エリアだけでしたねぇ・・・(^^;
感想は、時間の都合もあって全部書かない、というか、書けそうにないのですが、"自分がぜひとも書きたい!"って気持ちにさせれくれる作品順で、アップしていきたいと思いますので、もうしばしお待ちくださいませ。
今週の連載雑感(2007/02/12~02/18)(2)
2007.02.15 19:51
今週の連載雑感(2007/02/05~02/11)(2)
2007.02.11 17:51
2007年3月発売予定のサッカーマンガ
2007.02.09 22:17
■ 3月2日発売
『LEGEND OF THE ATHLETE 中村俊輔物語』 / 原作:工藤晋 漫画:大内冬樹
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■ 3月6日発売
『ガールガールボールシュートガール 3』 / 平野博寿
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■ 3月13日発売
『あかねSAL☆ 1』 / 原作:岡田惠和 漫画:なかはら・ももた
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何気に、3月はサッカーマンガの発売がないんじゃないかって思ってたけど、ちゃんとあってよかった(笑
『あかねSAL☆』の1話以外は未読なので、全部購入して読むつもりでいます。これから、多忙になっていくので、それぞれの作品についての記事を書けないかもしれませんが・・・(^^;
(以下追記)
『あかねSAL☆』の☆の場所が間違っていたので、こっそり訂正しておきました。すいません、今後はなるべく間違えないように注意します。
今週の連載雑感(2007/01/29~02/04)(2)
2007.02.05 00:24
■ 今週の雑感リスト
- GIANT KILLNG
- エリアの騎士(2回目で追加)
- GOLDEN★AGE(2回目で追加)
『オーレ!』は、今週は休載です。
最近読んだ旧作サッカーマンガ
2007.02.04 22:36
以前、通販で購入した、旧作サッカーマンガの雑感です。
まだ、他にも購入したものはあるんですけど、それはまた後日にとっておくとします(笑
『GOLD PANTHERS 1』 / 山田玲司
"ゴールドパンサー"と呼ばれた、伝説の日本人ストライカーがいて、彼は世界中に11人の隠し子を作り、その子供の6歳のクリスマスに、ファンタジスタ養成ビデオを送った・・・、その子供の一人が主人公と。
リアルサッカーを引き合いに出す部分はあるものの、その型破りなストーリー設定からも判断できるように、リアル路線のサッカーマンガではないです。
主人公は、個人技はズバ抜けているけど、協調性がなく組織プレーに向かないタイプで、サッカーで一番大切なことはと聞かれ、"球をゴールにぶち込むこと"という・・・そんなヤツ(笑
そんな性格だから、チームワークを大切にする、サッカー部の部長からはハブられてしまうが、仲間を集め、退部を賭けてレギュラー組に試合に挑みに行く主人公たちはどうなりますか・・・という感じです。
リアル路線ではないけど、そういう設定の話だと理解して読む分には、可もなく不可もなくというのが、個人的な感想。
『ノー・トラップ 1』 / 山下東七郎
6年前、インターハイ準優勝メンバーだった主人公が、母校に教師(監督)として戻ってきたものの、サッカー部は活動停止状態になっていた・・・というお話。
生徒の立場になって考える教育とか、等身大で生徒に接していくというのは、いいんだけど、これってどう見ても、GTOのコピー・・・( ̄▽ ̄;)
山下先生の、この作品以前のサッカーマンガ、『ハット・トリック』もスラムダンクっぽい作風だったり・・・。
ストーリーも、1巻の段階では、部員集めもままならず、ほとんどサッカーもしてないので、私には面白さを見出すことはできませんでした(^^;
『エリアの騎士』のオフサイド疑惑について
2007.02.04 15:14
"今さらこんなこと掘り返すなよ~"
とか言われそうですが、先日の『エリアの騎士』の駆のオフサイド疑惑について、活言玉のホンネさんに、詳しく書かれている記事がありますので、リンクを貼っておこうと思います。
【参考記事】
■ エリアの騎士はオフサイドか否か。
■ エリアの騎士【解答】。
リンク先でも、最終的な解釈は、
"オフサイドポジションにいた攻撃側競技者(A)は、オンサイドポジションにいるその他の味方競技者がボールをプレーする可能性がないと主審が判断した場合、ボールをプレーする、あるいはボールに触れる前に罰せられる"
と、私と同じでした(それに至るまでのプロセスに違うにしても)。
まぁ、厳密に、リアルタイムの流れを置いておとくとすれば、ボールを追いかける行為そのものはオフサイドの対象にはならないし、"オフサイドではない"という解釈もできるとは思うのですが・・・
リアルタイムの流れを考慮すれば、駆はボールの動きを見て走っていて、プレーに関与しようとする意思があると、駆にボールが到達するまでの間に普通は判断すると思うので、あれはやっぱりオフサイドになると、それが改めての私の結論です。
気になる方は、リンク先の記事を読んでみてください。
それにしても、オフサイドの解釈ってややこしいよね(苦笑
直感的に判断できる、以前のルールに戻してほしいよ。
タグ : エリアの騎士