『あみーご×あみーが 2(完結)』 / 瀬口たかひろ
2007.01.28 11:07
美少女系サッカーマンガ、『あみーご×あみーが』の最終巻です。
まずは、裏表紙の紹介文を引用させてもらいますと・・・
果て無き国立競技場への想い──。天才美少女りるか、俊足銀、サラブレッド塚本…
博多の森の11人が、夢に向かって駆ける!
…はずが、前途は多難。
ホモの新入部員、スケベな部長、ラテンノリのセクシー女監督が騒動を巻き起こす!
さらにさらに、部員はみんな童貞という弱点を持っていた(?)
笑と感動がピッチを揺るがす!
瀬口流サッカーマンガをご堪能あれ!!
とうことで、普通にサッカーマンガとして読もうとすれば、"ナンダコレ・・・"という感じで、エロネタ・ホモネタは私には、読むに耐え難いものが、やっぱりありましたね(^^;
今回、試合シーンにまで、そういうネタを投入してるし・・・。
作中、"フットボール"という言葉を使うなら、あんまり下品なのはやめれと私は思ってしまう・・・。
サッカーシーンは、最初と最後の方にあって、最後の方の博多ブルックスの試合の後半あたりは、なかなかよかったと思います。
本来、トップ下の主人公のりるかが、相手の厳しいマークを避けるために後半は左サイドバック下がるのですが、そのポジション変更によって、前を向いてスピードに乗ってプレーでき、左サイドを突破してクロス・・・と見せかけといて、アウトサイドにカーブをかけてゴールを奪ったかと思うと・・・
今度は、慣れない守備面で弱点をさらしてしまい、パニックに陥ってしまうりるか。
けど、そこからりるかを前へ行かせるために、周りがプレーで勇気付けて、そこから同点ゴールを演出するあたりは、普通にサッカーマンガとして読めるクオリティはあると思います。
決して面白いサッカーシーンが描けないわけではないんですよね。
それだけに、サッカーシーンが限りなく少ないのは、個人的には惜しいなって思ってしまいます。
どうしても、エロネタとかの否定的な部分の方が多いので、サッカー的にいい部分もあるのだけど、面白いとプッシュするところまではいかない。それが惜しい。
まぁ、もともと美少女系の作品を描いていた瀬口先生なので、女の子はかわいいです。キャラクターとか、あの下品なネタが、サッカーマンガの中に組み込まれていることに、抵抗感がなければ、一度読んでみては?
また機会があれば、今度は女子サッカーものあたりで(そうすれば、美少女キャラいっぱいだせるでしょ?w)、もうちょっとサッカーしてる作品がみてみたいなと、思います。
サッカーはそれなりに好きそうな印象はするので、どこかの出版社がゴーサインを出してくれれば、きっとチャンスはあるはず(笑