『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンV 2010シーズン』 / 古沢優
2010.12.16 00:42
今年もこの季節がやってまいりました。
12月1週目に発売されるようになり5回目となりました、浦和レッズを題材にした4コママンガ、『赤菱のイレブン』のシリーズ最新となるⅤを読んだ、ごく簡単な感想です。
まぁ、感想と言っても、作品の基本スタンスは変わっていないので、いつもと同じようなことしか書きようがないのですが・・・、浦和レッズのサポーターでいらっしゃる古沢先生なりの愛情のこめられたギャグで今回も楽しませてくれます。
ですが、今回は、日本代表を題材にしたネタが入っていたり、昨年に続いて、エル・ゴラッソに掲載されたマリノスやFC東京といった他クラブのネタを描いた作品も掲載されていたりと、少しずつではありますけど、浦和レッズサポ・ファン以外の人たちにも読んでもらえるような(大義で言えばJリーグ好きに向けた)方向性にシフトしつつあるのかなという気はします。自分は元からの浦和ファンなので、他クラブを応援する人から見てどう感じるのかというのは分からないですが・・・。
今回の巻頭マンガは、リーグ優勝ネタではなく、ましてや優勝阻止ネタでもなく(それどころか、実際は、神戸のJ1残留を助ける結果になってしまいましたけどね)、天皇杯優勝ネタとなっています。
いつもはただの妄想ネタと化しているのが恒例となっていますが、この記事を書いている時点では、まだ夢はつながっている、つながっているぞー! ・・・ということで、浦和を応援する自分としては、妄想ネタではなく予言であってほしいなと願っています。
今回、個人的に好きだったのは、やっぱり啓太かなぁ。
赤菱的には定番なところですが(笑
(ボスゴリラもかなり笑ってしまいましたけどね)
近年は、いろいろオシムジャパンに呼ばれていた頃のような、獅子奮迅の活躍を見せてはいないんですけど、そろそろ復活した姿を見てみたいと個人的には思っています。
今シーズンは、フィンケ監督が2年目を迎えましたが、昨シーズンよりもチームとしては良くなっている部分も感じられたんだけど、いかんせん結果が出なかった、同じようなやられ方を繰り返してしまったというところで、自分が思い描いていたようにはならなくて残念なシーズンでした。
個人的には、フィンケ監督の3年目を見たいと思っていたので、結果という形で証明できなかったことを(勝ち点も順位も昨季以下)、赤菱を読み返してシーズンを振り返りながら悔しく思っています。
それと、毎度のことなんですが、発売日・締め切りの都合上、シーズン終盤のネタが収録されていないのが非常に残念です。
今季限りで退団することが決まったポンテの話が一切ないのは、来年発売分で収録されるだろうとはいえ、少々寂しく思います。
・・・ということで、なんだかただの雑談のようになってしまいましたが(苦笑)、浦和レッズが好きな方をはじめてとして、興味のある方は、各節ごとのネタもありますし、『赤菱のイレブン』を読み返しながら今年の浦和レッズを振り返ってみるのはいかがでしょうか。
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『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンⅣ 2009シーズン』 / 古沢優
2009.12.16 22:18
今やすっかり毎年の恒例行事となりました、浦和レッズを題材にした4コママンガ『赤菱のイレブン』の、最新刊の感想を簡単に書いていきます。
冒頭部分、恒例となっている優勝ネタ・・・ではなく、今年は優勝阻止ネタへと変更を試みたものの(さすがに今年は妄想レベルでも優勝ネタにはできないか)、結果としてそれさえも叶わず・・・orz
以前と比べて、すっかり毒気が抜けてしまっていますが、今回も古沢先生なりのレッズへの愛が込められたギャグで楽しませてくれます。
個人的に好きなのは、いろいろありますが、和み系のキャラで赤菱の中では異彩を放っていた直輝を挙げておきます。
レッズにとって今年は、フィンケ新監督を迎え、コンビネーションサッカーを掲げて新たな一歩を踏み出した年でした。
発売日の都合上31節までの収録となっていますが、各試合を題材にしたネタには、その当時、古沢先生がレッズプレスで書かれたコメントが掲載されていて、今年1年を振り返るという意味でも最適かと思います(積極的に振り返りたいかどうかは別にして)。
今年は、春先は順調なように見えましたが、そこからなかなかステップアップしていけず、8連敗してしまったり、実質4部のセミプロチームに負けてしまったり・・・など、ひいき目にも満足といえるシーズンではなかったです(レディースの優勝はまた別な話ですが)。
フィンケ体制2年目となる来期は、メンバーの入れ替わりもありますが、もっと観ていて手応えや希望が感じられるシーズンであってほしいなぁと切に願っています。まだ、この記事を書いている段階では、来期の動向は固まってないですが、とりあえず、柏木が浦和で見られるのはすごく嬉しくて楽しみです(赤菱的な意味でもw)。
基本的には、タイトルから見てもレッズが好きな人向けの作品ですが、マリノスやFC東京、フロンターレといった他クラブのネタ(エルゴラッソに掲載されたもの)も極々わずかですがあり、レッズがお嫌いでないJリーグ好きの方なら楽しめるかもしれません。もし、興味のあれば、手に取って見て下さい。
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『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンⅢ 2008シーズン』 / 古沢優
2009.01.04 21:05
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毎年の恒例行事となった感もある、浦和レッズを題材にした4コママンガ、『赤菱のイレブン』の"ネタのストックがほとんど底をついてしまったため3分の1ほどは描き下ろし"だという(笑)、2008年シーズンを主に描いたシリーズ最新作です。
以前よりも、だいぶ毒は薄れた感はありますが、シリーズファンから見れば、赤菱らしい古沢先生のユーモア溢れた面白さは健在!
私は、ご存知の方も多いと思いますが、Jリーグ開幕当初から浦和レッズを応援しているので(サポと呼べるほどのレベルではないですが)、ときにシャレになってないネタに苦笑いしつつも、楽しく読ませていただきました。
・・・まぁ、今年は成績が成績だっただけに、もうちょっとネタをブラックな方向に振っても良かったのかなって気はしますけどね(爆
すでに年も明け、もう来週チームが始動するので、これを読んで、「あぁ、こんなこともあったね」と、ひと通り振り返るだけ振り返ったら、あとは、フィンケ新監督を迎え、新たなスタートを切る2009年に思いを馳せたいと思います(チームとしての形が見えてくるまで、かなりの苦難が予想されますけどね・・・)。
ネタ的には、昨シーズン、チームで一番飛躍を遂げ、大きな期待を抱かせてくれた、細貝選手が赤菱でも存在感がより増してましたね。五輪代表の半袖ネタは、最高でした(笑
あとは、華々しくラストゲームを飾ったワシントンの影で、ひとり寂しく去っていったネネの姿がすごく切なかったな・・・。
内容が、100%浦和レッズのものなので、読んでくださってるほとんどの方にとっては、ほんっとどうでもいい作品だとは思いますが(ここの読者さんにレッズ好きはどのくらいいるのでしょうか?w)、本当に興味のある方のみ、手にとっていただければと思います(笑
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『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンⅡ 2007シーズン』 / 古沢優
2007.11.27 22:03
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レッズ好きにはお馴染み(?)の、赤菱のイレブンが去年に引き続き発売になりました。
今回は、『レッズサポのバイブル 赤菱のイレブンⅡ 2007シーズン』とあるように、今シーズンのネタを中心に、2003~2006年のネタ、さらにレディースネタも加えて、掲載されています。
今となっては懐かしい人のネタや、中にはちょっときっついものあったりしますが(以前よりはだいぶ毒は薄れたと思いますよ?w)、それらも愛情を持ってレッズを見守っている古沢先生のひとつのユーモアとして、私もひとりのレッズファンとして楽しんで読んでいます。
その中でも、個人的に大好きなのは、啓太・・・かなぁ(笑
豊富な運動量で献身的に動き回り、主に守備面で中盤の底を支える、いまや代表でも必要不可欠な存在にまで成長しましたが、その反面、もうひとつの啓太の個性でもある、パスミスをネタにしたものがいくつかあって、「啓太はこれがなければ最高の選手なのになぁ・・・」と苦笑い半分、笑いながら読んでました。特に、自身のパスミスが原因にもかかわらず、味方を鼓舞するシーンは、ジャイキリのとある1コマを思い出して笑いました。
レッズが好きな方以外は、どうやっても楽しめない作品であるかと思いますが(苦笑)、レッズ好きで作品を読んだことのないという方は、ぜひとも一度読んでみてほしいなぁと思います。
※
冒頭のマンガやあとがきで古沢先生がおっしゃっているような、レッズのACL&リーグの2冠は、(私的にw)残念ながら達成されてませんが、Jリーグ最終節、横浜FC戦で勝利して達成されることに期待。
けど、横浜FCと言えばあの男・・・
"キング・カズ"の存在がなんとも不気味ですな・・・
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